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身体に聞く
人間の持つ最も尊い能力は判断力であり、
その判断をする元は、人や書物から見聞きした知識よりも、
自らの身体で感じ取った知恵がより上質です。
その “自らの身体で感じ取った知恵” が必ずしも正しいものであり、
すぐにいい結果に結びつくとは限りませんが、
たとえ短期的に悪い結果が導かれたとしても、
自らが掴み取ったものは、
いつかきっと己を磨く糧となると信じます。
今は身の周りに多くの情報が溢れていて、
ついついそれら膨大な外部刺激に流され、
己の内に感じ取るもの、感じ取ることを軽視しがちです。
けれどその己の内に芽生える感覚、
これは喜怒哀楽といった感情とは異なりますが、
これを磨くことは、自らの内面世界を豊かにすることであり、
またスピリチュアルな世界でよく言われる『自分を愛する』
ことにもつながります。
先日、知り合いとともに、
以前から懇意にしていただいている門本治療院に行ってきました。
＜門本治療院＞ ＜ホメオパシー＞
門本先生は、被験者の筋反射で体の状態を判定する
Ｏリングテストを長年実践されていて、
今は患者さんの写真を見ただけで、
その人の状態が仔細に分かるまでになっておられます。
＜日本バイ・ディジタル オーリングテスト協会＞
門本先生には先日初受診したその知り合いの誕生日と顔写真のデータを
事前にメールでお送りしていたのですが、
門本先生は、その知り合いを詳しく診察することなく、
会ってすぐの段階で、その知り合いの体の状態や
体癖に基づく思考パターンや精神状態を伝えられ、
初体験の知り合いはとても驚いておられました。
門本先生のレベルには至らなくても、
人間は誰しも様々なことを察知する能力を持っています。
ただそれがあまりにも微弱であったり、
潜在意識と顕在意識の間にある壁がとても強固なため、
その信号をキャッチできないのです。
ナマズは地震を予知し、
地震が起こる前には水槽の中で騒ぎ出すことがよく知られていますが、
人間の脳もまたナマズ同様
地震を予知するための地殻変動をキャッチしていることは、
角田忠信先生の研究でよく知られています。
筋反射を調べるために右手親指と人差し指で作るＯリングは、
よほど潜在意識の壁が厚い頑固な人以外、
ほとんどの人が如実な反応を示します。
この筋反射は二本の指に限りません。
全身すべての筋肉の力や緊張具合にも影響を与えますが、
その反応が最も分かりやすいのが二本の指なので、
それをテスターとして用いているのです。
言霊で体の反応が異なるのはよく知られていて、
それを実験しているのをいろんなところで見かけます。
「ありがとう」、「元気」、こういったプラスの言霊を口にした場合と、
「馬鹿野郎」、「病気」、こういったマイナスの言霊を口にした場合とでは、
筋力も筋肉の緊張度合いも大きく異なり、
プラスの言霊は筋力をアップさせ、体を柔軟にするの対し、
マイナスの言霊は筋力を低下させ、体を硬くこわばらせます。
門本先生と久し振りにお会いしてそのことを思い出し、
家で自分にいいと思われるものがどの程度必要なのか、
それを自らの体で実験してみることにしました。
最近体にいい油を摂ろうということがさかんに言われていますが、
その健康にいい油の最も体表的なのがオメガ３を含んだ亜麻仁油です。
亜麻仁油の効果は随分以前から注目していて、
今も毎日大さじ一杯ずつ摂り、周りの人たちにもお勧めしています。
最初に亜麻仁油が欲しいと思った当時は、
広島市内どこを探しても売っていなかったのですが、
今は近くの小さなスーパーでも手に入るようになり、
時代の流れを感じます。
亜麻仁油を最初に口にした時のことは今もハッキリ覚えています。
知り合いの健食店に無理を言って発注してもらい、
その店でスプーン何杯かなめてその後他の場所に移動し、
数時間後、何気なく自転車に乗っていると、
普段よりスムーズにペダルが回ることに驚き、
「あれ？この自転車に油を差したのかな？」
と思ったのですが、よく考えてみると、
潤滑油をさしたのは自転車ではなく、自分の体の方だったのです。
こういった経験は忘れられないものであり、
こういったことから、
「自分の体のことは、自分の体の反応がすべて教えてくれる」
という自信がつくのです。
その亜麻仁油が体にいいものであり、
体が求めていることは分かっているのですが、
それがどの程度のものなのか、
ほぼ毎日行っている体幹トレーニングの柔軟体操の過程で試してみました。
身体はあまり柔軟ではなく、
前屈をする時にはいつも苦しい思いをしています。
今日はその前屈を軽く一回行い、その柔軟度を調べた後、
亜麻仁油を体のウイークポイントと思われるところに塗りました。
自分の場合は鼻です。
すると驚くなかれ、約１０センチほど指先が深く伸びるようになったのです。
これは自分の体が強く亜麻仁油を求めているという表れです。
また亜麻仁油は皮膚をいい状態に保つ力もあるので、
鼻にも毎日塗るといいのでしょう。
もっとしっかりいい油を摂らなければなりません。
亜麻仁油はうつ病などの精神疾患にいいと言われていますが、
湿疹やでき物がある場所に塗っても効果的です。
また魚の目のできる場所によって
その人の体の悪いところが分かると言われていて、
魚の目に塗っても効果があるのではないかと思われます。
そしてその効果のあるなしは、
前屈のような柔軟度のテスト、
あるいは同じ姿勢で重いものを持ち上げるテスト等をしてみればすぐに分かります。
これは亜麻仁油以外、どんな食品でも試すことができます。
もちろん薬でも試してみることができ、
本当に体の求めている薬が筋肉の反応から分かります。
そしていい反応が現れた薬は、
それを持つだけでも体で反応することから分かるように、
常に身に付けていることが望ましいのです。
この “身に付ける” ということ、これが “服薬” の語源です。
現代人は腹の力が弱いので、
おへその穴をキレイにした後、そこに自然塩で作った塩水や、
お腹にいい働きをする生味噌を少量擦り込んでみても面白いでしょう。
きっと明確な反応が出るはずです。
けれど生味噌でいい反応が出たからといって、
毎日おへそに生味噌を擦り込む必要はありません。
生味噌は食事として口から摂取するのが一番です。
亜麻仁油のテストをしてみて、
昔はいろんなことを柔軟度でテストしたことを思い出しました。
紙に言葉を書いてそれを握っただけでも、
その言霊の影響で体は確実に反応します。
それでもって占いのようなことをすることも可能です。
けれどそれが過ぎるとその反応にすべて頼り切ってしまうので、
“ほどほど” にしておくことが大切だとも感じます。
筋反射に頼らなくてもすべては直感が知らせてくれます。
ただその直感を信頼し、研ぎ澄ますためにも、
身体はすべてを知っているということを、
筋反射を通して知ることは大切です。
自分の体の内側に目を向けるのは、
『自分を愛する』第一歩です。
2016.6.13 Monday
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