ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
 ヨガナンダ > 心とからだの健康レポート > 陰陽運動



ヨガナンダ



陰陽運動

お釈迦様の説かれた「中道」、中道とは陰陽併せ持ち、
そのバランスがきちんととれている状態です。

陰陽のバランスは、小陰と小陽の小さなバランスよりも、
太陰と太陽、より大きな陰陽バランスの方がよりダイナミックであり、
エネルギーの大きなものです。

人体の表面で最も陽性、収縮力の強い器官は肛門です。

肛門をキュッキュッと締める運動が健康法としてとても効果的であると
「痔ろう物語」のページでご紹介しました。

リラックスして横になり、身体全体の力を抜いてみてください。
身体の表面で唯一力が抜けないのところ、それが肛門です。

人間は、生きている限り肛門の締める力を緩めることはできません。
つまり肛門の力とは、「生きる力」そのものなのです。

ヨガの世界では、この肛門を締める動作を「ムーラバンダ」と呼び、
ヨガの行法の基本動作となっています。

日本でのヨガの第一人者成瀬雅春師の著書によると、
クンダリーニヨガの行法では、このムーラバンダをまず100万回行うことが
目標とのことです。

クンダリニーヨーガ―超常的能力ヨーガ実践書の決定版
クンダリニーヨーガ―超常的能力ヨーガ実践書の決定版

私も入浴時等に一日数百回は最低行うようにしています。
呼吸法と同じく肚を鍛える効果があり、簡単で効果絶大です。

最も陽性の肛門を締める運動、これと対になるものは何でしょうか。

肛門のところにある尾てい骨の反対は頭部の頭蓋骨です。

肛門は食べたものを消化し、最終的に排泄するところ、
その反対は、最初に食物が入ってくる口です。

つまり、「肛門を締める」という動作と対になるものは、
「口を開く」という動作なのです。

プロスキーヤーの三浦雄一郎氏
昨年世界最高年齢でエベレスト登頂に成功されたのは記憶に新しいところです。

その三浦氏の父で、雄一郎氏と同じくスキー冒険家として活躍する三浦敬三氏もまた
99歳でモンブラン氷河を滑降されたすごい方です。

100歳、元気の秘密
100歳、元気の秘密

三浦氏は体力維持、トレーニングのため、数々の健康法、訓練を実践されています。
その中のひとつが「口開け運動」、ヨガでいうところのライオンのポーズです。

口を大きく開けて、舌を思いっ切り前と左右に出す運動で、五十回ずつ、
計百五十回ぐらいされるそうです。

息子雄一郎氏の言葉です。

 「父の顔にほとんど皺(しわ)がないでしょう。
  これね、前に聞いたら九十歳近くの時に
  鏡を見たら老人斑点と皺だらけだったそうなんです。
  みっともないと思って、それを治そうということで
  舌を出すことと鼻呼吸を始めたんだそうです。
  それを始めていつのまにかシミも皺もなくなってしまった・・・」


素晴らしい効果があるようです。
私も数ヶ月前から実践し、周りの人たちにもすすめていますがとても評判がよく、
私自身も前よりも肌がきれいになった気がします。
特に女性には朗報ですね。(o^0^)o

人体で最も陽性な器官肛門を締める運動、
それと対をなす陰性な口を開き、舌を出す運動、
まさしく太陰と太陽です。

ふたつひとつでダイナミックな中道、大きな太極図を描くことができます。

陰陽の理から見て、簡単でこれほど理にかなった運動は
他にはそうないはずです。

是非日々実践することで、
宇宙エネルギーの恩恵に属してください。

絶大なる効果が体感できます。
ひとつ前へ ホームへ メニューへ 次へ
Link Free
Copyright 2010 Sakai Nobuo All right reserved.