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2012年10月18日 ・・・ 東洋

超グータラ人間を自称する私ですが、
さすがに昨今はやるべきことをたくさん抱えるようになり、
体がいくつも欲しいような状態で日々動いています。

今日もママチャリを駆って市内を数十キロ走りました。
今はペダルを踏んでいても、暑くもなく寒くもなく快適です。

コンビニの前を走っていると、道の真ん中にアンパンマンの人形が落ちていました。
まるで私に「がんばれ〜♪」と励ましてくれているようで、
あまり可愛いので、家まで持って帰ってきてしまいました。



今日から机の上で、アンパンマンが私に声援を送ってくれることになりました。
ありがたいです☆


このホームページでは、私の過去の恥ずべき歴史も臆することなく書いています。
私は小学生の頃から学校の授業をまともに聞いたことがありません。
家での勉強や宿題もほとんどせず、成績は常にクラスの最底辺でした。

メールをくださる方からは、
「あまり自分を卑下したり謙遜しない方が ・・・ 」
と言われるのですが、これは卑下でも謙遜でもない事実ですし、
今となっては逆に自慢できることぐらいに考えています。

私は真理を探究したい、そしてそれをいろんな人に伝えたいという欲求が強く、
またそれを己の使命であると考えていますので、
ホームページでもついつい硬い口調の文章を書いてしまいます。

ですからその対極の属性を持っているということを示すのは、
読んでいる人にとって肩の力を抜いていただける効果があるのではと考えます。

東洋の英知は、真に求める気持があれば私のような超劣等生でも感じ取れる、
これが本当に素晴らしいことであり、これがこの時空、宇宙の愛だと感じています。


超グータラ人間の私ですが、
人からよく物知りだと評してもらうことがあります。
何事に対しても蘊蓄(うんちく)をたれるので、
そう感じられるのは当然だと思います。

けれど人よりたくさん本を読んでいるわけでも、
記憶力が優れているわけでもありません。
人の名前などは覚えるのがすごく苦手で、
最近会った人の名前がすぐに出てこないことは日常です。

またそのぐらい抜けている方が人様に安心感を与えます。
そう心から感じるので、それをなんとかしようという意欲もなく、
それがまた記憶力低下に拍車をかけているのでしょう。

ではなぜ人から物知りだと言われるのか、
それは子どもの頃から算数・数学、確率・統計が得意で、
物事を分析し、関係性を解析するのが得意であったから、
またその属性を活かす東洋の英知を学び、身につけたからです。

西洋の英知が物事をバラバラに分解し、
個々の違いを解析していくのに対し、
東洋の英知は、すべての物事の根底にある共通のものを探り出し、
すべてに通じる知恵を見つけていくところにあります。

つまりすべてに通じるのですから、
一事が万事、一を知れば十が分かるのです。

これまでの西洋的知識の時代は、
“広く浅く” か “狭く深く” のどちらかでした。
そうなるのは当然でしょう、
関係性に考慮しないぶつ切りの知識を学んでいくのですから、
広く学んでいけば、そのすべてが浅くなってしまうのは仕方ないことです。

けれど東洋の知恵は違います。
すべてに通じることを感じ取るのですから、
それは知れば知るほど深くなり、また万物に通じるようになります。
ですから “一芸に通じるものはすべてに通ず” の世界で、
深く知れば知るほど広くなり、
広く知れば知るほど深くなるのです。

私は23年前に文明法則史学と出合い、
それ以来、これからの時代の中心となる東洋の知恵、英知とは何かを
求め続けてきましたので、
少しの根底の知恵で様々な応用を利かすことができ、
人様からたくさんの知識を持っているように誤解していただけるのです。


本質を見る目といったら大げさに聞こえるかも知れませんが、
東洋の知恵を学ぶということは、
それぐらい素晴らしい物の見方を養うことに通じます。

この喜び、素晴らしさ、
これを一人でも多くの人に感じていただきたいですね。
私のような人間にでも感じ取ることができたのですから、
思いさえあれば、ほとんどすべての人に掴み取っていただけるでしょう、
そう信じています。

東洋の知恵を身につけるために、たくさんの書物を読む必要はありません。
ごく簡単に基本的な性質を知り、それを頭に置き、
すべてのものに通じる真理、法則、生命、
それらに心傾ければいいのです。

そうすれば、自然とこの時空を律している精妙な法則性を
体で感じ取ることができるようになってきます。

私自身、東洋的物の見方について書かれた本で真剣に読んだものは、
たぶん十冊にも満たないはずです。
このホームページに書いている様々なことは、
すべて自分で感じ取り、自分の中で確信を持って感じられたものばかりです。
東洋の知恵はそれができるのがまたすごいところです。


少し難しい表現もありますが、
東洋の素晴らしさ、すごさを知るためには、
是非ともこの「マクロビオティック健康法」を読んでいただきたいと思います。
この本の概略を理解できたなら、もう基本は十分です。
後は自分の目で自然を見つめていけば大丈夫です。

マクロビオティック健康法―正食のすすめマクロビオティック健康法―正食のすすめ
久司 道夫

日貿出版社 1979-08
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古い本ですので、現在は古本しかないのですね。
時代を超越した価値のあるものがきちんと評価されないのは悲しむべきことです。

この本の中に書かれている時空を律する基本法則、
これが相対の世界において変わることのない “まこと” です。


宇宙の秩序 七つの原則
 @すべてのものは唯一なる無限から分離した。
 Aすべてのものは変化する。
 B対立するすべてのものは、相補的である。
 C同一のものはなに一つない。
 D表があれば、かならず裏がある。
 E表が大きければ、裏も大きい。
 F始めあるものには、終わりがある。

宇宙の十二の変化の法則
 @一なる無限は、永遠に変化する相補的、
  対立的な性質の「陰」と「陽」として現れる。
 A陰陽は、一なる無限である宇宙の永遠の運動の
  なかからたえず現れる。
 B陰は遠心的であり、陽は求心的である。
  陰と陽がたがいに作用してエネルギーと森羅万象を
  作り出す。
 C陰は陽をひきつけ、陽は陰をひきつける。
 D陰は陰をはねつけ、陽は陽をはねつける。
 E種々異なった割合で融合した陰陽は、
  それぞれ異なった現象を作り出す。
  現象の中でひきつけ(牽引)とはねつけ(排斥)の作用は、
  陰陽の力の差に比例する。
 Fすべての現象は無常であり、
  陰陽の力の構成はいつも変化している。
  陰は陽に、陽は陰に転ずる。
 G絶対的陰、あるいは絶対的陽であるものは、なに一つない。
  すべてのものは程度の差こそあれ両性あわせもっている。
 H完全に中立なものはなに一つない。
  どんなものでも陰か陽のどちらかが勝っている。
 I大陰は小陰をひきつけ、大陽は小陽をひきつける。
 J極陰は陽を生み出し、極陽は陰を生み出す。
 Kすべてのものの中心部は陽であり、表面は陰である。

2012.10.18 Thurseday  
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