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一病息災

身体はいたって健康そのもの、元気いっぱい、無病息災、
それはそれで結構なことです。

けれども、えてして人間は、すべてを与えられると
そのことを当たり前のように思い、感謝の気持ちを忘れてしまいがちなもの。

ちょっと調子の悪いところがあるけれど、それと上手く付き合って、
のんびりぼちぼちやっていく、一病息災、これもなかなかいいものです。

古傷が痛む、といわれる方がよくおられます。
数年前、数十年前に受けた傷がその時々の体調、環境の変化を敏感にキャッチして、
身体に警告を発してくれているのでしょう。

低血圧等持病を持つ人の中には、朝起きた時にその日の天気が分かる、
と豪語する方がおられます。
すごく便利そうではありますが、本人にとっては憂鬱なものでしょう。

けれども、そういう何か調子の悪いところがある人の方が、
身体をいたわり、少しでも調子の悪いところをよくしようと健康に留意するものです。

私はおかげさまでいたって健康ですが、
唯一(頭と性格以外!)調子の悪いところといえば、眼、視力です。

中学校のはじめぐらいまで、左右ともに視力が1.5、1.2と
遠くのものでもハッキリクッキリとてもよく見えていました。
それが少しずつ悪くなり、仮性近視となり、高校の途中からメガネをかけるようになりました。

元々眼があまり強くないのでしょうか、それから少しずつ度が進み、
今でも体調が悪い時や夕方などは明らかに遠くのものが見えにくいと
感じることがあります。

こんな調子のよくない眼ではありますが、ウイークポイントであるがゆえ、
その時々の身体や心の変化を敏感に反映し、
自分にとっての貴重なセンサーとなっています。

これまで視力が短期間、短時間で向上したことが何度かあります。

完全栄養食玄米、これを食べると、
私の場合はまず眼に変化がきます。

これまで何度も食べてはやめ、食べてはやめと、食習慣を変化させてきましたが、
玄米を食べ始めると、必ず3日ほどで視力が向上してきます。

玄米に含まれる数々の微量栄養素がいいのか、必然的に噛む回数が増えますので、
よく噛むということがいいのかもしれません。
玄米の栄養素を含んだお手軽パックのような粉末栄養補助食品があります。
それだとまったく効果が現れませんので、
玄米の自然な状態での栄養バランス、もしくはよく噛むことで脳を刺激するのが
いいのではないかと考えています。

心の状態でも視力は劇的に変化することがあります。
   心と身体の関係・・・こだわり
   心と身体の関係・・・感謝
ここに書いたことを再録します。

敬虔なクリスチャンで私の尊敬する鈴木秀子先生、
この方の講演会を数年前に聴きました。

講演の最後に数分間の瞑想の時間を持ちました。
鈴木先生の優しい言葉に導かれて目を閉じ、リラックスしていきます。
目を閉じると、講演での鈴木先生の言葉が頭の中に浮かんできます。

  苦しみには意味があり、人はそれを乗り越える力を持っています。

  この宇宙はあなたの味方です。

  生きる意味とは、他人にどれだけ愛を与えられるか、許すことができるかです。

心の中のわだかまりが解け、幸福な気持ちでいろんなこと、人を許す気持ちになれました。

瞑想が終わり目を開けた瞬間に
視力が向上したことがハッキリ分かりました。

メガネをかけて両眼で0.8ぐらいだった視力が
1.2ぐらいに向上しているのです。
向上した視力は、その後8日間ほど続きました。

こちらも講演会でのことです。

内観という心の奥を探る研修道場を開いている方が講演をされました。

最後の数分間、鈴木先生の時と同じく、簡単な瞑想の時間を持ちました。
幼い頃、両親に受けた様々なご恩を思い返し、感謝の気持ちを持ちます。
目を閉じている横では、講師の先生が「故郷」を
静かに歌ってくださっています。

両親からいただいたご恩、愛情、
忘れていることが多いものです。

この時もやはり目を開けた瞬間、
視力が向上しているのが分かりました。

家で人生の大先輩と電話で話しをしていて、いろいろなことに気付きをいただき、
それと同時に周りのものがハッキリと見えるようになった
ということもありました。

私にとっては、目というものが、心と身体の状態を知らせてくれる
貴重なセンサー、窓口となっています。

皆様方はいかがでしょうか。
身体と対話をして、一番素直に応えを返してくれるのはどこでしょうか。

どうかしっかりと「身体との対話」をしてください。
その際は、絶対に調子の悪いところを責める気持ちを持たないことです。

調子が悪くなったのは、自分自身の心、行動、生き方が生み出した結果です。

そこがこれからの人生で、福音をもたらせてくれる
貴重な水先案内人となるのですから。
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