宮島トイレ掃除の集い2010 レポート
昨年に引き続き、今年も世界遺産宮島でのトイレ掃除の集いを開催しました。
昨年は8月8日、真夏の一番暑い時期でしたが、
今年は9月に入ってからなのでだいぶ涼しくなって ・・・ と言いたいところですが、
今年は観測史上最高に暑い夏ですので、やっぱり猛暑の中でした。
車に道具を積んで宮島口7時15分発のカーフェリーに乗りました。
フェリーには世話人の人たちの車数台が乗り込んでいます。
今年は各地の掃除の会代表の方たちが、
掃除道具を積んだ車を、島内での移動のために島まで乗り入れてくださいました。
午前8時前に、宮島桟橋駐車場でリーダーミーティングを行いました。
今年は二回目ですので準備万端です。
写真左側、タオルを首に巻いてサンバイザーをかぶっているのが、
今回の集いの代表小林常光さんです。
その右側が私と一緒に世話役をしてくださった先川孝德さんです。
ちなみに常光さんがかぶっているのは、「禿げ増す会」のサンバイザーです。 (^^)v
集合時間の9時前から受付スタートです。
いつもニコニコかわいいみなちゃんが受付嬢をしてくれました。
手作りのプラカードを持って班ごとに整列します。
今回は島内十カ所の公衆トイレを掃除するので、十班に別れます。
もう夏休みが終わったからでしょうか、
今回は参加者が少し少なめで、総勢60余名といったところでした。
宮島島内の移動は昨年の反省を踏まえ、
ほとんど車に乗り込んでの移動となり、どこの班もみなスムーズです。
私は取材に来てくれた中国新聞の記者である前岡さんと一緒に、
いろんなトイレを見て回ることにしました。
私と前岡さんは徒歩での移動です。
ここは紅葉谷・下公衆トイレ、掃除の前の自己紹介風景です。
緑豊かな素敵な場所です。
掃除の最初はまず道具を並べ、
トイレの中のものを外に運び出します。
一心不乱に素手で便器を磨いていきます。
その様子を写真に収める前岡さん。
天上も脚立に乗って掃除をします。
大便器は、便器の中の水をスポンジで全部吸い取ってから掃除を始めます。
前岡さんがみなさんにインタビューをするのを待って、
次のトイレに向かいます。
次に訪れたのはその先にある紅葉谷・中公衆トイレ、
ここが今回の中では一番大きくて汚れの目立つトイレでした。
ロープウェイの乗り場のすぐ下なので、利用者が多いのでしょう。
尿石の付いた水濾しをサンドメッシュで磨いておられます。
みんな素足でがんばっています。
ここの班は福山掃除に学ぶ会の人たちが中心です。
サンドメッシュと平行してセラミックのヘラも使います。
とにかく尿石の汚れはしつこいので、
あの手この手で徹底して磨いていくのです。
水濾しの下のウレタンマットはいいですね。
このやり方は私もはじめて知りました。
早速100円ショップかホームセンターに買いに行こうと思います。
女性用トイレでは、色白の若い女性が掃除に励んでいます。
彼女はマクロビオティックの教室からの案内で参加してくれました。
前岡さんも今日は本当は一緒にトイレ掃除をしたかったようですが、
取材のため、今回は見学のみとなりました。
その代わり、近日中に私と二人でどこかのトイレを掃除しようということになり、
行く先々で、
「私も近いうちに酒井さんと一緒にトイレ掃除をさせてもらいますので ・・・」
と言ってくださるので、私としては嬉しさと同時に少しプレッシャーを感じます。 (*^・^*)
次は弥山登山道を少し登った先の奥・紅葉谷公衆トイレです。
ここでは山下弁護士がずっと取材を受けていました。
次は藤之棚公衆トイレ、外に置かれたバケツの前でしゃがんでいるのは、
ソルトホームスクール(旧千代田ホームスクール)の川口牧師と
呉掃除に学ぶ会の佐々木代表です。
みんなとにかく和気藹々と楽しそうです。
私にとってはごく当たり前のトイレ掃除風景ですが、
はじめてトイレ掃除を見学する前岡さんには新鮮な目で映るようです。
それはそうでしょうね、普通は公衆トイレを掃除するといったら
「私は地域のため、宮島のため、汗水垂らしてがんばってます」
みたいに張り詰めた感じだと思うものでしょう。
掃除好きな仲間たちの掃除風景は、
「身を削って掃除している」というよりも、
宮島という楽しい場所を借りて、みんなで楽しいリクレーションをしているといった雰囲気なのです。 ヽ(^o^)ノ
次は荒神原公衆トイレ、ホースを持って水をまいているのは、
三原掃除の会の代表の折笠さん、
日本一美味しい豆腐「椿き屋」の社長さんです。
ここははじめからきれいなトイレでしたが、
その輝きが半端なくものすごいものになっていました。
本当にピッカピカ、「トイレ掃除」と言うより「トイレ磨き」といった方が適切なぐらいです。
トレイ内の空気も新鮮そのものです。
外でみんな並んで道具を洗います。
写真右から左へと道具をリレーして、
少しずつきれいな水で道具をすすいでいくのです。
こうやって一カ所ずつトイレを見ていくと、あっという間に時間は過ぎてしまいます。
大急ぎで次の上中西公衆トイレに行ったのですが、
そこはもう掃除を終え、みんな集合場所に戻ってしまった後でした。
仕方ないので二人で歩いて帰ろうとしたところ、
大元公園の公衆トイレの掃除を終えたグループの車と出くわして、
急遽二人も車に乗せてもらうことになりました。
私は後ろの乗用車、彼女は前の軽トラの荷台です。
(青いシャツのおじさんに隠れてしまってます)
軽トラの荷台に乗るのは違反かな?
インドだったら全然ノープロブレムなんですけど。
なんだか遠足気分です。 (^o^)v
集合場所に戻ると、広島掃除に学ぶ会の井辻快調(!)が、
みなちゃんにツイッターのやり方をレクチャーしていました。
井辻さんはギャルが大好き、
井辻さんは、なんと「美女専用名刺」なるものを持っていて、
それを女性に渡す時は、その女性の顔をじっとみつめ、
「う~ん、ヨシ、合格!」と言ってから手渡すのです。 (^◇^;)
名刺は文面は、・・・ ちょっとセクハラものかもです。 (;^_^A
おやじ日本の会広島代表、県警OBの竹内さんは掃除の大ベテランで、
今回はお孫さんと一緒に参加です。
掃除の後の団らんは本当に和やかのものです。
みなさん顔が晴れ晴れとしています。
最後の終礼も班ごとに並び、それぞれの班で代表の人が一言ずつ感想を述べていきます。
どの班の発表も笑いと拍手の渦に巻き込まれていきます。
中央の山口富久さん、いい笑顔ですね。 (o^∇^o)ノ
メガフォンを持っている彼女は広島エフエムのDJさんで、
10月31日(日)に、同じ宮島の包が浦キャンプ場でゴミ拾いの会があるとPRしていました。
ギャルが大好き、「禿げ増す会」の谷川さんも元気いっぱい。
佐々木さんは夏バテでしょうか、さらにスリムになられたような感じです。
中国新聞前岡さんも一言スピーチしてくれました。
今日一日で、掃除の楽しさを実感されたようです。
若いのに素晴らしいです。
暑い中、本当にお疲れ様でした。
小林常光さんが代表として最後に挨拶をされました。
みなさんには次回10月の公衆トイレ掃除の案内文をお配りしました。
案内文の裏には、毎回どなたかの感想文を載せています。
今回は小林常光さんの「まさか!」です。
鹿さんも興味があったのでしょう、
「あたいも参加したいにゃ~(?)」とばかりに、
案内文を口にくわえてモシャモシャしていました。 w(*゚o゚*)w
今年も昨年に引き続き参加記念品は押し花しおりです。
裏面の文字は「ひとつ拾えば ひとつだけ きれいになる」です。
最後はみんなで桟橋をバックに記念撮影、
左前の方でオツムを見せているのは、「禿げ増す会」の面々です。 ^^☆
来年以降もこの宮島トイレ掃除の集いを恒例にしたいですね。
ひとまずは無事会が終わり、心からホッとしました。
この後は錦水館様のご厚意で、これも昨年と同様、
錦水別荘の展望浴場に入らせていただきました。
畳敷きの大浴場からは対岸が一望でき、
写真を撮りたいぐらいの絶景でした。
モー最高♪
集いの成功は、みなさんのお力添えがあればこそです。
謝謝!! m(_ _)m
2010.9.4 Saturday 開催
記録 : 酒井伸雄
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