トイレ掃除は心磨き
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***  トイレ掃除感想文  ***


まさか!

小林常光


 人生には「上り坂」、「下り坂」そして「まさかの坂」があるということを何度か聞いたことがあります。「上り坂」、「下り坂」は、私も経験しています。今回はその「まさかの坂」を皆さんの協力によって府中町内の公園での「トイレ掃除」を通して体験できたことに感謝しています。

 八年前に下関市から両親の介護のために府中町内に引っ越してこられた村田さんとよく「トイレ掃除」に参加させていただいていました。(村田さんは、下関での「トイレ掃除」には、何回も参加されており、その道を究めておられるような方です。私のような未熟な者にいろいろと指導してこられました)会う度に、「府中町の公園でいつか掃除できたらいいですね」と会話していました。二人で掃除道具も購入して、その日の来るのに備えていました。しかし二人とも多望となり、いつの間にかその話も途切れ、掃除道具もどこかに行ってしまいました。

 二年半前から月一回の広島市内の公園の掃除に参加させていただくようになりました。次第に公園の掃除場所の範囲も拡がってきました。三ヶ月前に掃除を終えて、お世話をされている先川さんと雑談していると「いつか府中町内の公園の掃除をやりましょうや。適当な場所を見つけておいてください」ということになりました。候補として「空城山公園」を挙げました。早速、先川さん、酒井さんに下見をしてもらい実施することになりました。

 当日(7/10)は、果たして何名の参加者があるだろうと心配していました。しかしそんなことは無用で、25名の仲間が集まってくれました。そのうちの13名は府中町内にお住まいということで、何とも心強いものを感じました。

 和多利町長も多忙のところを駆けつけてくださり、歓迎の挨拶までしてくださいました。私はこんなことになるとは思っておらず、夢を見ているような氣分になり、それと同時に熱いものがこみ上げてきました。「継続すること」の大切さを教えられ、「夢は叶う」ということを実感して、感謝の氣持ちで一杯でした。誰にどうお礼を言っていいか分かりませんが、こうして府中町内の公園で掃除できたことに感謝しました。

 掃除を終えて帰宅した途端に、十四年来の「ハガキ」仲間である府中町内にお住まいの小西さんから「今から一人で公民館のトイレを掃除します。ホームセンターに来ていますが、どんな道具を購入したらいいですか?」と電話がありました。すぐに私は持ち帰った道具一式を小西さんに届けました。

 何ともありがたい一日でした。

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