しあわせの青い鳥通信
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新しい携帯電話


 先日、携帯電話を新しい機種に替えたところ、携帯電話の機能の一つに歩数計が付いていましたので早速試してみました。一日の目標を一万歩に設定すると、携帯電話を開くたびに今日の歩数が2565歩というように画面に表示されます。そして歩数が一万歩を超えると、画面上に『目標達成』と表示されます。更にカレンダーを開くと目標を達成した日には、『レ』印が表示をされるという仲々のすぐれ物です。
 実ははがき仲間から、早朝ウォーキングを始めましたというお便りをいただいて、私もウォーキングをと思い、始めてみても、やったりやらなかったりで仲々続きません。この歩数計の機能はウォーキングを続けるために設定した訳ではありませんが、毎回携帯電話を開くたびに画面上に今日の歩数が表示されるので気になって仕方ありません。一日の歩数が8千歩位になると少し遠廻りして家に帰ろうかとか、普段は車を使うホームセンターへも歩いて行きたくなるから不思議です。(ホームセンターへ往復すると約3千歩になります。)結局、9月の一ヶ月間で携帯を持ち歩かなかった数日を除いて毎日一万歩を歩く事ができました。
 私はほぼ毎日、掃除と複写ハガキの実践を行っていますが、時々、何故続くのですかと質問を受けることがあります。じゃあ、皆さんは何故続かないかわかりますか?それは人間の特性として、「意識は時間の経過とともに減衰する」からです。例えばある講演会で掃除の話を聞いて感動したとします。感動した直後は、誰でもよし、やるぞ!と意識は高いはずです。ところが一日たち、二日たちすると高かった意識もだんだんと低くなっていきます。意識が低下すると誰でも続かなくなるのです。
 じゃあ、何故9月は一万歩を続けることができましたのでしょうか?それは、携帯電話を開くたびに表示される本日の歩数が、一万歩歩くという意識の低下を防いでくれたからに他なりません。続けるためには、意識を低下させないための工夫が必要だと思います。その工夫の一つが記録をつけるということです。はがき仲間が送って下さった資料「感謝して生きるための10の法則」(小林正観著)の中に「意識的に注目しつづけると、その物事はすべて大きくなっていく。」という法則があります。私が携帯電話を開くたびに、はからずも今日歩いた歩数を確認することとなりました。私が歩数を確認する(注目する)たびに、歩くという意識が高まり、時間的意識の低下を防いでくれたという訳です。
 続けるということは高い意識を保ち続けるということであり、私達が感情や思考といった意識体である事を考えると、続けるという作業は高い意識を保ちかつ固定させる作業、すなわち自分自身の人格を高める作業そのものであることに気付かされます。掃除道の鍵山相談役、はがき道の坂田道信先生。お二人がいかにして人格を高められたか、その理由の一つがわかったような気がしました。

 ありがとうございます。    

 佐々木 一幸 拝

     呉掃除に学ぶ会

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