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再生への道<4>
四季の移ろいや天体の運行のように、
自然の流れにはリズムがあり、
そのリズムは限りなく精妙であり秩序だっています。
今が歴史の大転換期であることは、
過去の歴史の流れから見て明らかです。
四季の移ろいや天体の運行のリズムに寸分の狂いもないように、
今、西の文明から東の文明にその主流が移行し、
価値観が大きく変わろうとしています。
文明法則史学で検証できるのは、
有史以来のことだけですが、
東西両文明の垣根を越えて、
エントロピー増加の一途を辿っていた人類の文明が、
今完全に立ち行かなくなっています。
これを転換させる必要があるわけですから、
やはり今という時は、
人類はじまって以来の大転換期と言えるでしょう。
私が霊感や予知能力がないにも関わらず、
大胆にこれからの時代の変革の有り様を予測するのは、
文明法則史学と出合ってからこの二十余年間、
ずっと命の持つ法則性というものを見つめてきて、
その中に必然の流れというものを見るからです。
大きく変化する時には、
必ず古いものを手放さなければなりません。
そして手放して空になった状態で、新たなものを受け取ります。
人間でも、手に持っている古いものをいったん手から離すから、
自由になった手を使い、新しいものを握りしめることができます。
この順序の理は絶対に変わりません。
この時空の構造はフラクタル(自己相似形)です。
個人レベルで、ガラクタを捨て、感情を手放すことを求められているとのと同様に、
人類の文明レベルでも、過去の古い文明やその価値観を手放すことが
求められています。
ただ今回の転換期はきわめて大きいものだけに、手放すものが大きいく、
そしてその代わり、新たに手にするものも大きいのです。
今私たちに最も大切なテーマは「手放す」です。
この時空の順序は陰陽であり陽陰ではありません。
<原初の理>
東洋は陰であり、西洋は陽です。
だからこのたびの大転換期は、東洋文明が上昇してくるサイクルと重なります。
これからはじまる東洋の時代はどのような価値観なのか、
そのことを十分によく理解してください。
そしてこれまで主流だった西洋の価値観を手放し、
少しずつ東洋の価値観を感じ、受け入れていってください。
これはエントロピーを加速度的に増大してきたこれまでの文明を手放し、
その増加を抑えた新たな文明を築き上げるということとも一致します。
<東と西>
東洋 |
西洋 |
陰 |
陽 |
女 |
男 |
精神・心 |
肉体・物質 |
拡散、遠心 |
収縮、求心 |
マクロ的思考・生命学 |
ミクロ的思考・科学 |
モノとの関わりに重点を置く |
モノそのものに重点を置く |
すべての要素(部分)は、
共通の基盤の上にあり、
お互い深く依存し合っている。 |
全体は部分の集合体にすぎない。 |
感性、感じる(FELL) |
理論、考える(THINK) |
陰陽二元論 |
善悪二元論 |
人類を変えるには、まず個人からです。
すべてはつながっています。
自分の思いが、周りのすべての世界を創造します。
この意味を深く感じ取ってください。
今は人間の持つ想念の力が急速に強くなってきています。
願えば叶う、念ずれば花開く、我々は創造主です。
これから私たちは大きくステップアップする時です。
どうか不安、恐怖、怒り、様々な感情を手放し、
明るい未来を想像、創造してください。
まずは自分自身を癒すことです。
すべての想像の源は、自分の内にしかありません。
これからは、それをよりハッキリと知ることになるでしょう。
文明法則史学の創始者である村山節先生のご著書です。
『波動進化する世界文明』、
私たちは波を描くようにして進化していくしかありません。
今はその大きな波のうねりであるひとつの通過点です。
これは真理です。
このことを信じましょう。
そして今破壊に向かおうとしているこれまでの文明を、
明るい明日の、光り輝く文明へとつなげていきましょう。
私たちにはそれができます。
2011.3.27 Sunday
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