ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
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純真<2>

ほぼ毎日のようにページを更新し、何を書こうかと考えていると、
いろんなことが頭に思い浮かんできます。
また書いている途中で今まで気づかなかった発見をすることもあり、
私にとってホームページ更新作業は、自己発見の旅でもあります。

昨日たまたま外付けHDDの中の動物フォルダを見つけたのがキッカケで
ペットの可愛らしさに心が行き、
その純真な心というものを考えてみました。

  純真な心とは、相手、周りに対する100%の信頼であり、
  今を懸命に生きる姿です。

これは人生にとってとても大切なことであり、
キーとなるメッセージですね。

相手や周りに対する100%の信頼とは、
とりもなおさず自分自身への信頼に他なりません。

今を懸命に生きるとは、
今この瞬間のことだけに心傾けるということです。

言葉としては簡単ですが、
それを実行するのは、人生の目標と言えるほど難しいものです。


今日は月に一度の公衆トイレ掃除の会がありました。
雨が降ったり止んだりの空模様の下、
マツダのお膝元府中町というところに出かけてきました。

トイレ掃除初体験の方が何人かおられ、
私はその人たちの便器を磨く姿を見ながら、
タイルの貼られた手洗い場や壁を磨かせてもらいました。

初めてトイレ掃除に取り組む人の姿を見るのは新鮮です。
『初心忘るべからず』、
昨年トイレ掃除を始めた頃の気持ちを思い出させてくれます。

午後からは有志三人で広島市内中心部の公衆トイレを掃除しました。
そこは市内のど真ん中の公園にあるにも関わらず、
周りに車を一時的に駐車することができ、
タクシーの運転手さんたちを中心に、かなり多くの利用者があります。
たぶん広島市内で最も利用者数の多い公衆トイレではないかと思います。

ここはある年配の女性が定期的に通って掃除をしていたのですが、
三ヶ月ほど前から体調を崩し、
ここしばらくは市の契約業者さんが巡回清掃するだけとなり、
小便器を中心にかなりの尿石、汚れがこびりついています。

小便器 水濾しにこびりついた尿石

便器にしがみつくようにして汚れを掻き落とし、
小便器手前の入りくんだところには指先にサンドメッシュを当て、
何百回、何千回と擦っていきます。
今日一日で、両手人差し指から薬指まで計6本の指の爪が、かなり短くなりました。

入りくんだところが本当にきれいになっているかどうか確認するため、
便器に髪の毛がくっつくぐらい深く頭を入れて中の状態を確認します。

これは “我慢” してできることではありません。
掃除している時は、便器の汚れをきたないと思わないからできるのです。


今日トイレ掃除をしていて気づいたのですが、
トイレ掃除をしている時の気持ちは、まさに「純真」そのものだということです。

便器の汚れをきたないと感じないのは、
その汚れを100%自分で受け止め、受け入れているからです。

この他人の糞尿の汚れという最もきたないものを受け入れるということは、
相手、周りに対する100%の信頼に通じるものです。

便器を磨いている時はものすごい集中力で、
その磨いている今という瞬間にしか思いがいきません。

意識してそうしているわけではなく、
たぶんそうしないと汚れを自分の心で受け止めることができないからという、
ある種無意識の心の働きなのだと思います。

トイレ掃除とは、自らの純真さを取り戻すトレーニングなのかもしれません。
今日はそんなことを思い至りました。


天理教という宗教と出合って三十余年、
その間様々な宗教、スピリチュアルな世界と深い関わりを持ち、
そのひとつの結果として今最も力を入れて取り組んでいるのが
この公衆トイレ掃除です。

今の私が考える最高のヒーリング方法であり、
スピリチュアル・トレーニングであり、癒しであり、内観法は、
この(公衆)トイレ掃除です。

そして今日はその思いに、より深い確信を持つことができました。

『トイレ掃除は心磨き』、これは至言です。


今日も可愛い動物の写真をアップしましょう。
宇宙の言霊は『いつも みんな なかよし』です。
   ヾ(´ー`)ノ 。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'

いつも みんな なかよし

2010.10.9 Saturday  
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