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アンバランス

この時空のすべてのものは周りとの共生関係の中にあり、
安定したバランス関係を取ろうとしていますが、
ある場面を瞬間で切り取った場合、
その中には不安定でアンバランスなものも数多く存在します。

安定したものがよくて不安定なものが悪いというわけではありません。
アンバランスなものはそのままでは長時間(長期間)存在することができないので、
なんとか安定した方向に形を変えようとするエネルギーに満ちています。

アンバランスなものは、そのエネルギーがどのように作用するのかによって、
その評価は変ってきます。

人間でも、中味がたいしたことが無いのに見栄ばかり張り、
その見栄がいつまでも続かなくなって破綻してしまうことがあります。

その逆に、いつも大言壮語ばかりしていても、
それを自らのプレッシャーとして努力することによって、
それを現実のものとする人もいます。

人の悩みや苦しみは、何らかのアンバランスな状態から来る場合が多いのですが、
それを人生の糧とするか否かは、その人自身が決めることです。


バランスの取れたものは安定していて、アンバランスなものは不安定です。
ですから企業に於いては、
長期間変ることのない企業の根本となる企業理念は安定した偶数の項目で作り、
短い期間に躍動していかなければならない事業計画は
奇数の項目で作るのがよいとされています。

私自身も過去の人生を振り返ってみると、
人様とは大きく異なる人生を歩み、
精神的にも生き方としてもアンバランスな面が多々あって、
そこから生じる葛藤をバネとして遮二無二何かを求めてきたような気がします。
これは明らかに自ら望んで得たものです。

安定して変化がないというのは面白味に欠けるものです。
不安定でいつまでたっても気が休まることがないというのは危ういものです。

自分というものを大きな目で見て、
安定した要素と不安定な要素、それぞれがどういった形で混在しているのか、
またそこから生じるエネルギーが、果たして自分の望む方向性と沿っているのか、
そのことを考えてみるのも大切でしょう。

安定を求めることによって得られる幸福感もあり、
あえて安定を崩すことによって新たな世界が開けることもあります。


陰陽五行は、陰陽が共生の理、五行が循環の理です。
そして共生の理の陰陽が空間的な安定を示すとするならば、
循環の理の五行は、時とともに移ろう不安定さを示していると考えられます。

共生の理は、
それを崩すことによって安定を求めるエネルギーが生じることがありますが、
循環の理は、
きれいな安定した形の方がより美しくスムーズに循環していきます。
まん丸い車輪がよどみなく回転するがごとくです。

循環の理の代表である木火土金水の五行のバランスが取れた時、
そこからはきわめて大きなエネルギーが生じます。

以前「5×5マスで夢がかなう! 倍速実現マップ」という本の紹介ページの中で、
五行の理に則した目標設定シートがあるということを書きましたが、
私もこのシートを使って何度か行動目標を設定し、
その度ごとに驚くようなことが目の前で起こり、
五行の持つ力の大きさに身の引き締まる思いがしています。

5×5マスで夢がかなう! 倍速実現マップ
5×5マスで夢がかなう! 倍速実現マップ内方 恵一朗

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アンバランス、循環の理、
共生、循環の法則を使って新たなパワーを得てください。

人生とは安定と不安定の中を循環する旅のようなものです。

2010.7.11 Sunday  
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