宮島弥山登山<3>
今日は一年ぶりの紅葉狩りを兼ねた宮島弥山登山です。
紅葉の状態は「色づきはじめ」で、来週ぐらいが最も見頃なのですが、
天気がどうなるか分からないし、何かまた予定が入る可能性があるので、
今日は思い切って出かけることにしました。

宮島口からのフェリーは今日も行きはJR、大鳥居の前を通過します。

船上から見た厳島神社の大鳥居

大勢の観光客の人たちが盛んにシャッターを押しています。

宮島に着くと大きな大段幕が張ってありました。

宮島桟橋前

「ラジオ深夜便ウォーク in 宮島」、
観光シーズンですのでいろんな催しがあるのですね。

桟橋前の広場ではたくさんの鹿とともにレトロチックな人力車が目に付きます。

鹿と人力車

この車夫さん、ちょんまげ姿です。
なかなか雰囲気出ています。

ちょんまげの車夫

例によっていつもと同じコースで紅葉谷へと向かいます。

紅葉谷への道

紅葉がチラホラですね。^^☆

紅葉谷への道

宮島の弥山にはこれまで何十回も登っていますが、
いつも同じ紅葉谷〜頂上〜大聖院というコースを歩いています。
いわゆる Very Special One Pattern というやつです。

同じコースを歩くというのは、その時々の微妙な体調、考え方の変化が分かり、
それなりの楽しさがあります。
パソコンに例えるならば、バックアップにおける「差(増)分バックアップ」の確認作業
のようなものかもしれません。

途中千畳閣の五重塔がきれいに見えました。

千畳閣の五重塔

約十五分で紅葉谷に到着です。
さすがにここはきれいですね。
なかなかのにぎわいです。

紅葉が美しい紅葉谷

やはりまだ少し早いようですが、
色付きはじめというのも可憐な感じでいいものです。

紅葉が美しい紅葉谷

昨年はモミジの病気が流行し、
数年間は影響が残るだろうと心配されていましたが、
今年のモミジは昨年よりも精気が宿っているようで生き生きとしています。
少し安心しました。

紅葉が美しい紅葉谷

紅葉谷はどこを向いても絵になります。
立派なカメラを抱えたカメラマンさんもたくさんおられます。

紅葉が美しい紅葉谷

この紅葉谷から登山道のスタートです。

紅葉が美しい紅葉谷

少し登ったところに案内板がありました。
いつも下りのコースとしている大聖院コースが通行止めになっています。

登山道案内図

この夏の大雨で山道に土石流が流れ込みひどい被害を受けたとは聞いていましたが、
まだ復旧されていないようです。
今回で VSOP 打ち止めです。

きれいに整備された紅葉谷コースを頂上目指して登っていきます。
今日は久し振りの山登り、しかも昨夜は少々深酒をしてしまいましたので、
体調は完璧ではなくベストの七割ぐらいのコンディションといったところです。

ところが歩き出してみると実に快調に足が進みます。
正確には数えていませんが、
今日も山頂に着くまでに途中6〜70人以上の登山者の人たちを抜いていきました。
最後までハイペースでバテることなく、
もしかするとこれまでのベストタイムだったかもしれません。
ただただ健康な肉体に感謝です。

瀬戸内の島々

登山道を登り切ると、ロープウェイの獅子岩駅と山頂を結ぶ道路と合流し、
山頂まではあと一息です。
今日はちょっと霞んでいますが、海を眺めて小休止です。

ここの山道も大雨の被害にあったようです。

崩壊した登山道

一部が崩壊し、迂回路ができています。

山頂のすぐ下にあり、いつも参拝させていただく大聖院霊火堂
今年の5月に火災に遭い、お堂を焼失してしまいました。

大聖院霊火堂

現在は仮設テントを張った状態で、こちらも一日も早い復旧が望まれます。

12時5分に山頂到着、こちらも大にぎわいです。

宮島弥山山頂

いつ来ても弥山頂上からの景色は最高ですね。
下の写真、中央の木の生えていない頂きが駒ヶ林です。

弥山山頂より駒ヶ林を望む

ここで昼食タイム・・・、といってもこれだけでが。

本日の昼食

炒り発芽玄米と宮島口のセフンイレブンで買った
ちょっぴり秋らしい「ふんわりきのこロール」です。

最近はポリカーボネイトの水筒が炒り発芽玄米を入れる容器として活躍しています。

昨夜深酒をしたせいで今日はとても喉が渇きます。
生みそタイプのおみそ汁と MAXIM のカフェ・モカ(チョコレート風味)をいただきました。

本日のホットドリンク

最近は超健康食の発芽玄米を食べ出した反動なのか、
時々無性に甘いものを口にしたくなります。

このカフェ・モカは近所のドラッグストアーで5袋入り105円で買い、
今日初めて飲んだのですが、超甘口でまいりました。

頂上には鹿もたくさんいて、餌を求めて登山者のそばをうろついています。

可愛い鹿たち

炒り発芽玄米をあげてみました。

炒り発芽玄米を食べる鹿たち

鹿が喜んで食べてくれて、少し嬉しくなります。
鹿くんたちの健康をお祈りいたします。

頂上から少しくだったところに大聖院ルートの山道がありますが、
ご覧のようにロープを張って通行止めです。

通行止めの大聖院ルート

ここから弥山の頂上とは逆方向に少し登って駒ヶ林に向かいます。
駒ヶ林は厳島合戦の古戦場としても有名なところ、
こんな高いところまで戦場になるなんて、昔のお侍さんは体力があったのですね。

駒ヶ林

駒ヶ林には巨大な岩がある・・・というか、
駒ヶ林そのものが巨大な岩です。

宮島にはここに限らず巨石が数多くあり、とてもミステリアスなところです。

駒ヶ林

ここからの景色もなかなかのものです。
ちょっと霞がかかっているのも風情がありますね。

駒ヶ林から来た道を少し下って途中右に折れると大元コース、
初めて歩く道です。

大元公園・水族館ルート

大聖院ルートとだいぶ雰囲気が違い、
とても静かでゆったりとした幽玄な空気が漂っています。
宮島の新しい顔の発見です。

大元公園・水族館ルート

いつも山を歩くときにはいろんなことを考えるのですが、
仕事のこと、日常のこと、普段とは違った新鮮な発想で
面白いアイデアが浮かんできます。

以前八ヶ岳山麓に暮らす俳優の柳生博氏がテレビ番組の中で、
「八ヶ岳の山の中にいる時は東京での仕事のことを考え、
 東京で仕事をしている時は山のことを思い出しているんです」
と語ったいましたが、その気持ちがとてもよく分かります。

森と暮らす、森で学ぶ―八ケ岳倶楽部
森と暮らす、森で学ぶ―八ケ岳倶楽部

大元公園・水族館ルート

わびさびを感じさせるいい山道です。
写真を見てお分かりいただけますでしょうか。

大元公園を抜け、麓の水族館に到着です。

宮島水族館

何かイベントをやっているようで、
柵の向こうから大きなマイクの声が聞こえています。

水族館の向かいの旅館は「日帰り入浴」ができるようです。

日帰り入浴可能です

今日は着替えを持ってきていませんが、
次回は必ず入りたいですね。
山で汗をかいた後のお風呂は最高ですから!! (^o^)v

海上の大鳥居、今は潮が引いていて近くまで行けるようです。

海上の大鳥居

この大鳥居の木は原木の形がそのまま残っているのですね。
初めて気が付きました。

大鳥居のたもと

弥山登山の最後を締めくくるのは、宮島名物「にぎり天」です。

売り切れだったにぎり天

まだ二時過ぎですが、残念ながらもう売り切れてしまったようです。
仕入れの量を間違いましたね!

帰りは宮島松大汽船に乗りました。

船上より極楽寺山を望む

正面に見えるは極楽寺山、今登ったばかりなのに、
またフツフツと新たなる山登りへの意欲が芽生えてきます。

山って本当にいいですね。
山はたくさんの幸せと喜びをくれますから。ヾ(´ー`)ノ。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'

2005.11.30 Sunday



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