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宇宙エネルギー<2>
昨今「気」というものの力に注目が集まっています。
気功師の出す気は、元気の気、気持の気と同じく、
人間の持つ意識エネルギーの一種と考えられています。
気功師は気は操ることによって、人の身体を動かし、病気の人を癒すことができます。
気を強く感じるもの同士なら、相手の身体が大きく弾け跳んでしまうぐらいの
すごい力を持っています。
気の正体とは何なのでしょうか。
気の正体を探ろうという実験がありました。
気功師の手のひらから出る物理エネルギーを計測してみると、
ごく微弱な遠赤外線が出ていることが分かりました。
しかしながら、その量たるや100ワットの電球が発する遠赤外線の
1億分の1の分量です。
これでもって「気=遠赤外線」と結論づけることは到底無理な話です。
けれども遠赤外線の持つ作用と気の力はとても類似点が多く、
切っても切れない深い関係があるようです。
気の力で食べ物、飲み物、酒、タバコの味を変えることができます。
気功師に「いい気」を送ってもらった味の変化は、
ピラミッドパワー、遠赤外線を受けたものの味の変化とまったく同じです。
えぐ味、苦味、渋味、刺激的な感覚が薄く、まろやかになり、
味わいが軽くなる方向に変化します。
身体に悪い成分が除去されるといった感覚です。
気功師は気の力で病気を癒しますが、
遠赤外線も同様に、適度な量であるならば身体にとても有用であることはよく知られています。
遠赤外線を利用した健康器具は最近ではごく身近なものとなりました。
ピラミッドパワーも心身を癒す力があるということで、
ペンダントやアクセサリー、数々のグッズが販売されています。
ピラミットパワーはカミソリの刃を再生する力を持っています。
刃を再生するといっても、
欠けてしまった刃が元の状態に戻るわけではありません。
強い圧力で乱れてしまった刃先の分子配列が
元のきれいな配列に戻ることにより、刃先が鋭さを取り戻すということです。
遠赤外線にも同様の作用があります。
家の台所で使っている包丁、数ヶ月に一回、切れ味が鈍ってきたなと思ったら
すぐに刃を研ぐようにしていました。
ある時「もうそろそろ研がなければいけないな」
と思っていた包丁を流しの横に載せていた大きなセラミックプレートの上に
何気なく置き場所を変えました。
そうすると包丁の刃がいつまでたっても鈍くならずよく切れるのです。
数ヶ月経って、
「あれ!この包丁、数ヶ月前に研がなきゃと思ってたのに、
なんでこんなによく切れるんだろう」
とビックリしたことがあります。
意識や言霊、文字の力でも結晶構造は変わるようです。
水からの伝言―世界初!!水の氷結結晶写真集 (Vol.2)
この本の中には、
水の結晶が、言葉や音楽によって大きく変化する様子が
きれいな写真とともに紹介されています。
水の結晶がこれほどまでに変化するのですから、
カミソリの刃先の分子配列も同様に変化するのではないかと推察されます。
こうしてみますと、気、意識エネルギー、ピラミッドパワー、遠赤外線、
すべてよく似た共通の性質を持っているということが分かります。
そして遠赤外線だけが既知の物理学領域のものであり、
再現性のある程度確保された観測者効果の現れにくいものです。
他の「宇宙エネルギー」が属する領域も未知ではありますが、遠赤外線に近いところに
存在するのではないかと考えられます。
物理学を含めた自然科学が、自然生命学へと進化する日はもう間もなくです。
音から学ぶ本質論<2>で、観測者の意思が実験結果を左右するという
量子力学における観測者効果のことを少し述べました。
本当は、観測者効果というものは、量子力学の世界だけではなく、
一般の物理学の世界にも存在するものなのです。
今から約四十年前、サイコロを使って「思いによって出る目が変化するか」
ということが実験され、人間の想念がサイコロの出る目に
変化を生じさせるということが統計的に証明されています。
簡単な実験ですので、皆様方もご自分で実験してみてください。
「1が出ろ!」強く念じれば、6分の1よりも高い確率で
1の目が出るはずです。
ただしこれは「観測者効果」の実験というよりも、
実験者の想念、念力の実験になってしまいます。
想念の力の強い人は、
ほぼ100%近い確率で1の目が出るでしょう。
逆に潜在意識の奥で
「そんなことは絶対にあるはずがない!」と信じながら
「1が出ろ!」と念じても出る目の平均分布は崩れないはずです。
人間の想念とはなかなか定量的に計りにくいものです。
この想念の力が物理的に認められるようにならなければ、
宇宙エネルギーの存在も証明しにくいかもしれません。
けれどもそれができる日は、もうすぐ近くまで来ているような気がします。
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