|
宇宙エネルギー
宇宙エネルギーといっても漠然としています。
物理学でいうところの自然界の4つの力以外の
未知なる力とでも定義すればいいでしょうか。
未知なる宇宙エネルギーの中で最も有名なのがピラミッドパワーです。
エジプトのピラミッド内部を探索した科学者がそこにあった猫の死体が腐敗せず
ミイラ化しているのを発見したのが始まりです。
様々な追試の結果、ピラミッドには動植物をミイラ化させる力、
カミソリの刃を再生させる力、瞑想に入りやすくし、心身を癒す力等
があるということが分かり、
小さな置物から骨組みだけの人間が入れる大きなものまで
数え切れないぐらいの商品がピラミッドパワー・グッズとして販売されています。
しかしピラミッドパワーは正式な科学としては認知されていません。
それは、きちんとした客観的条件の下で実験したデータがない、
これまで正式な機関で調査がされなかった、ということとともに、
科学的証明で大切な再現性が確保できないということがあります。
科学的事実とは、客観性の保たれた条件の下、
いつ誰が行っても同じ結果がでなければなりません。
時と場所、実験する人によって結果が異なったりすれば、
それは科学的事実として認められないことになります。
そういう意味では、ピラミッドパワーは「非」科学的であります。
ただし、「非科学的」=「非論理的」ではありません。、
「事実ではないもの」、「存在しないもの」となる訳でもないのです。
私の母校の教授がピラミッドパワーの実験をしました。
みかんをミラミッドの内部と外に置き、その腐敗の進行状況を調べました。
たしかに何度実験をしても、ピラミッド内部においたみかんは
外に置いたみかんよりも腐敗しにくく、干からびた状態になりやすい、
という結果を得ました。
「確かにピラミッドパワーは存在する」、望んでいた結果が得られて、
教授はとても満足したそうです。
問題はその後です。
正式な実験が終わった後も教授の部屋にピラミッドをそのまま置いておき、
今度は実験のつもりではなく、何気なくその中にみかんを入れたそうです。
そうすると驚くなかれ、そのみかんは、外に置いたみかんと
同じ速さで腐敗してしまったということす。
何気なく置いたみかんには、ピラミッドパワーが影響しなかったのです。
なぜこの様なことが起こるのでしょうか。
考えられるのは、ピラミッドパワーは、
人間の想念(の力)に影響を受けるということです。
ピラミットという形が、何らかの宇宙エネルギーを集積、
または増幅する力があるということは事実だと考えられます。
ただその宇宙エネルギーというものが、人間の想念の力と近似したものであり、
その干渉、影響を受けやすいということなのではないでしょうか。
つまりピラミッドは、人間の想念の力を集積、または増幅する
力があるということです。
だからこそ、ピラミッド模型の中で瞑想をすれば
深い瞑想状態に入れ、またマインドパワーが高まり、
今流行の「願望実現」というものが達成されやすいということにも納得がいきます。
音から学ぶ本質論<2>で、観測者の意思が実験結果を左右するという
量子力学における観測者効果のことを少し述べました。
本当は、観測者効果というものは、量子力学の世界だけではなく、
一般の物理学の世界にも存在するものなのです。
今から約四十年前、サイコロを使って「思いによって出る目が変化するか」
ということが実験され、人間の想念がサイコロの出る目に
変化を生じさせるということが統計的に証明されています。
簡単な実験ですので、皆様方もご自分で実験してみてください。
「1が出ろ!」、強く念じれば、6分の1よりも高い確率で1の目が出るはずです。
ただしこれは「観測者効果」の実験というよりも、
実験者の想念、念力の実験になってしまいます。
想念の力の強い人は、ほぼ100%近い確率で1の目が出るでしょう。
逆に潜在意識の奥で「そんなことは絶対にあるはずがない!」と信じながら
「1が出ろ!」と念じても出る目の平均分布は崩れないはずです。
人間の想念とはなかなか定量的に計りにくいものです。
この想念の力が物理的に認められるようにならなければ、
宇宙エネルギーの存在も証明しにくいかもしれません。
けれどもそれができる日は、もうすぐ近くまで来ているような気がします。
|