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鏡の法則<2>
自分の中に調和の取れた世界を築くこととともに
鏡はもうひとつ大切なことを教えてくれています。
それは神棚の前で向かい合う鏡の中の自分を拝むように、
この世の中にある自分と相対するものを大切にし、手を合わせ、
そこから様々なものを学んでいかなければならないということです。
東洋では古くから陰陽論という世界観があり、
この世界、宇宙は、性質の全く異なる相対的なふたつのものの調和で
成り立っていると考えられています。
男と女、心と体、動物と植物、時間と空間、天と地、生と死、原因と結果…等々。
どんな聖人君子でも、男性、あるいは女性だけで新しい生命を産み出すことはできません。
植物は光と二酸化炭素から光合成で酸素を作り出します。
動物はその植物が作り出した酸素を吸い、二酸化炭素を放出します。
動物と植物はお互いに助け合う関係であり、
どちらか片方だけでは、この地球上で生きていくことのできない共生関係です。
世の中には気の短い人、長い人、笑い上戸の人や泣き虫の人、
いろんなタイプ人の人たちがたくさんいて、
自分と違う性格や考え方の人のことは、
理解したり共感したりするのはちょっと難しいものですが、
本当はそういった人たちからこそ学ぶべく点はたくさんあるものです。
相対する人やものを拝むこと、
これもとても大切な「鏡の法則」です。
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