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フラクタル<2>

フラクタルの世界から導かれる驚異的な宇宙の神秘については、
どれだけたくさんの言葉を用いても語り尽くせるものではありません。

フラクタルという言葉は、1960年代、フランスの数学者マンデンブローによって
新しい幾何学の概念として生まれました。

日本でも「入れ子構造」という呼び名でこのフラクタルという概念を生活の中に取り入れ、
その神秘的な力を肌で感じ取っていました。

今年初め、
「電磁波を閉じ込め、蓄えることができる宝箱を発明」
という記事が新聞に紹介されました。

空中から電磁波を取り込み、蓄える、つまり無尽蔵にエネルギーを供給することができる
可能性を持った夢のような箱ということです。

この箱の形、「シェルビンスキーのカーペット」と呼ばれる
典型的なフラクタル構造です。



正方形をタテ、ヨコ各三等分し、中央の正方形をくり抜きます。
残り八つの正方形もまたタテ、ヨコ各三等分し、中央の正方形をくり抜きます。

これを延々と繰り返してできた図形が「シェルビンスキーのカーペット」で、
更に立体化にしたものがこの度の発明品、「夢の箱」です。

この形、何かととてもよく似ています。



密教の世界を視覚化し、宇宙の構造を現していると言われる「金剛界曼荼羅」、
これもまた「夢の箱」と同じく「シェルビンスキーのカーペット」型の
フラクタル構造をしているのです。

無尽蔵のエネルギー = フラクタル = 宇宙
宇宙の構造がエネルギー受容体とフラクタルであるということ。

宇宙とは、ひとつの「閉じた系」の中でエネルギー保存の法則の下、
エネルギーを循環させているのではなく、
より「開いた系」である異次元宇宙(?)より
別のエネルギー供給を受けて成り立っているのではないか、
こんな推測もできます。

大宇宙の中では超ミクロ的存在である人間、
しかしながらフラクタルという概念のお陰で、
超微細な素粒子の世界から宇宙空間のすみずみまで
思考の輪を広げることができます。

フラクタルという言葉と概念、
一日も早く、多くの人たちの共通認識となることを願ってやみません。
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