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文明法則史学

小・中・高等学校と日本や世界の歴史を学んできました。

ムシゴめを炊いて祝おう大化の改新、イイクニ造ろう鎌倉幕府、
何年にどこでどんなことが起こったか、
歴史上起こった断片的な事実をただひとつづつ暗記していく、
それが歴史の勉強だと思っていました。

歴史とは、偶発的に起こった事象の集合体である。
誰しもが当然のごとく持っている共通認識でしょう。
そんな常識を打破する歴史観、文明法則史学と出合ったのは
今から16年前、平成元年です。

歴史とはひとつの生命現象であり、季節の移ろいと同様、文明には大きな波があり、
東洋と西洋、ふたつの大きな文明が描く波は、
生命情報を蓄えるDNAと同じ二重らせんの形をしている。

文明法則史学 東西文明800年サイクル

ふたつの大きな波は800年周期で盛衰を繰り返しており、
今はちょうど西洋から東洋へ文明が移行する大転換期である。

無機的と思っていた歴史に生命が宿っていることを知り、
それまで抱いていたすべての価値観が大きく変わるほどの衝撃を受けました。

文明法則史学の創始者は村山節(みさお)先生という方です。

村山先生は昭和13年、
『歴史は直線の分析より始まる』という天の声を聞き、
家の長い廊下に紙をつなぎ合わせた10mの年表を作り、
そこに10年1pの正確な座標をとり、
さまざまな歴史上の出来事を色分けしながら書いていかれました。

そうすると文明は大きなかたまりをなしており、西と東の文明が交互に興っていて、
800年に1度、文明の大崩壊を起こしている、ということを発見されたのです。

地球上では、北半球が春の時は南半球は秋、北半球が夏の時は南半球は冬、
北と南の季節の移ろいは、一年周期で互いに二重らせんを描いています。

文明は東と西で800年周期の二重らせんです。

DNAの二重らせんは三次元空間に、季節や歴史の二重らせんは
時空に座標を取って表現されます。

二重らせんは生命の「形」であり、「法則」でもあります。

そしてその形、法則性は、時間、空間の概念を越え、
宇宙のあらゆるところにフラクタル構造を持ち存在しているのです。

村山先生は数年前に他界されました。
今は松下政経塾の1期生、平成の志士である林英臣先生
村山先生のご遺志を継いで全国を歩いておられます。

私も初めて文明法則史学の話を聴かせていただいたのは、
林先生からでした。

    今は時代の大転換期である。
    これからは東洋の時代になる。
    西洋文明が崩壊し、地域紛争の多発、民族大移動、
    さまざまな転換期特有の現象が起きてくる。


平成元年当時はまだ想像もつかないようなことでしたが、
実際に起こったその後の世界情勢を見ると、ベルリンの壁、ソ連邦の崩壊、
地域、民族紛争の多発化、世界的な難民の増加、アメリカの経済が危機に直面し、
その強引な外交政策が内外から非難の的となる。

800年に一度の文明の大転換期のストーリーをまるで絵に描いたように進んでいます。

過去の歴史を振り返ってみますと、これまでの大転換期には、
下降線を描く文明はすべて壊滅的な崩壊とともに
上昇する方に文明、文化遺産を渡すと言う形をとってきました。

しかしながら、現在の肥大化した西洋文明が崩壊するということは、
西洋社会だけの問題に留まらず、
人類全体が壊滅的な影響を受けるであろうことは必至な状況です。

そしてそれをくい止め、西洋文明の崩壊をソフトランディングさせるための知恵として
この文明法則史学が与えられたのだと考えています。

すべてのものは「生命」を持っている。
文明法則史学は、そのことを教えてくれました。
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