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呼吸法<2>
息は「生き」、長い息は「長生き」に通じ、
できるだけ深く長い息をすることが呼吸法の大切なポイントです。
呼吸は「呼・吸」、まずは吐く息をできるだけゆっくりと行うことです。
そして吸う息は、吐き切った反動で自然と身体に入ってくるといった感覚です。
その際は腹式呼吸となるように、お腹を大きく膨らませ、そしてへこませてください。
肺の下側に横隔膜という筋膜があります。
これを大きく上下に動かすことで身体の新陳代謝を高め、
内臓の働きがよくなります。
下腹中央の丹田も鍛えられます。
横隔膜を大きく動かすには、呼吸を深くすることです。
息を吐く時は思いっきり吐き切り、吸う時もぎりぎりまで吸えるだけ吸う、
無理のない範囲で実行してみてください。
もうひとつ大切なのは、息は必ず鼻から吸うということです。
鼻毛は空気が身体の中に入ってくる際のフィルターの役目を果たし、
鼻から息を吸うことによって脳に十分な酸素が行き渡ります。
風邪を引いて鼻が詰まった時、頭がボーッとなった経験は誰しもあるものです。
口をポカンと開けている、というのは、
頭の悪いことの代名詞のようになっています。
鼻呼吸で病気を防ぐ
もし鼻呼吸がしにくい、片方の鼻がいつも詰まり気味である
というようなことがあるならば、何らかの対策が必要です。
まずおすすめしたいのが鼻洗浄です。
お風呂に入った時、たらいにぬるま湯を入れ、
それを片方の鼻の穴を押さえながら、もう一方の鼻の穴で吸い、
口から吐き出します。
これを左右両方実行し、鼻から喉への気管の通りをよくします。
これはなかなか快適です。
できるならば、ぬるま湯の中に少量の自然塩を入れるとモアベターです。
大量に入れると、死にそうな目に遭いますので要注意ですよ。(^-^)v
後はとにかく呼吸法を実践すれば、横隔膜の動きもよくなり、
鼻呼吸も自然とできるようになります。
呼吸法はいろいろな種類のものがありますが、
私がこれまで実践した中で、特に簡単で効果的、
おすすめのものをご紹介いたします。
是非とも本を読んで詳しく方法を学び、
日々実践していただければと思います。
まずは「正心調息法」です。
紹介サイト
自在力―呼吸とイメージの力で人生が思いのままになる
塩谷 信男
百歳を過ぎても元気一杯、
驚異的ドクター塩谷信男先生が開発したこの方法は、
簡単で、呼吸動作を細かく分けているので、
確実に丹田を鍛えることができます。
スポーツマンや格闘家に実践者が多い「火の呼吸」です。
紹介サイト
火の呼吸!
小山 一夫, 安田 拡了
速度の速い呼吸をすることで過呼吸状態にし、
身体の潜在的能力を引き出します。
呼吸の速度、時間を調整することにより
自分に合ったトレーニングが行えます。
女性や初めての方でも楽に行える「瞑想呼吸法」です。
紹介サイト
自分の思いを実現する瞑想呼吸法
原 久子
とてもソフトな呼吸法で、私は朝起きてすぐに実践しています。
本の中に、何種類かの方法が紹介されています。
呼吸法の実践を通して、
皆様方の生活がより豊かなものとなりますことを願っています。
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