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絶妙なバランス

この宇宙は大宇宙、
それとフラクタル(自己相似形)な関係を持つ人体は小宇宙であり、
その各部の構造、器官は実に精妙な仕組みの上に成り立っています。

こんな仕組みを一体誰が創造したのでしょう ・・・ 。
人類誕生、もっと以前の宇宙誕生のビックバンのその前から、
偉大な叡智が存在していたとしか考えられません。


ここ三、四ヶ月ぐらい前から、
ひざを深く曲げると痛みを感じるようになりました。
普段の生活や歩く時にはまったくどうもないのですが、
しゃがみ込んでひざを曲げたり、
正座をするとひざの周辺が突っ張るような痛みを感じます。

これまで走ったり自転車に乗ったり、
激しい運動を繰り返し行ってきたので、
これも致し方ないことなのかと思います。

日常生活ではひざを深く曲げる機会はほとんどなく、
不自由はしていないものの、
このままほったらかすのはどうかと思い、
改善に向け努力してみることにしました。

友人である統合医療を志す小倉の平野医師は、
天城流湯治法という身体各部の痛みを取り、
機能改善を図る手技に熱心に取り組んでいて、
その効果の絶大なることをたびたびネットで紹介し、
健康雑誌にもそれについての寄稿をしておられます。

そこで天城流のひざの痛みを緩和する方法をネットで検索し、
それを実践してみることにしました。



上の動画では、ひざの痛みにも各種あるらしく、
それに応じたマッサージ法を紹介しています。
まずは動画を見ながら一通り実践です。

すると ・・・ 、完治とまではいきませんが、
その場で痛みが八割か九割方なくなってしまいました!
これには本当に驚きました。

身体各部は回りのいろんなところと連携していて、
それを理解した上で、
その症状の出る部分に影響を与えている関連部位の
緊張のようなものを緩和することによってケアをする、
天城流湯治法とはこういったものなのだと思います。


天城流を自分で施したのは今回が初めてではありません。
一年ちょっと前、平野医師が肩の痛みを取る方法を雑誌に書かれていて、
それをすぐに実践し、その時も大きな効果を感じました。

それから首の痛みに対するケアも実践し、
首に関連するところは、首という漢字の付くところ、
乳首、手首、足首がキーだと述べられていて、
その不思議な関連性に驚きました。

腰の痛みにも天城流ケアを施したことがありますが、
これは絶大な効果というところまではいきませんでした。
腰は肉体の要(かなめ)と書き、
全身を統括するコントロールセンターであるとも言えます。
ですから腰の身体各部との関連性は複雑で、
また痛みの生じる要因も様々あり、
特定の数少ない部位をマッサージするだけでは
完璧とはならないのだと思います。

ともあれ、天城流がものすごいものであることに変わりありません。
またそれを今はネットを見ながら
自分で簡単に実践できるのが素晴らしいですね。

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これも三ヶ月ほど前、ホームセンターで安物のスニーカーを買いました。
いつも買うのは紐のないスリッポン型のシューズです。

ホームセンターには靴の種類が少なく、
デザインもあまり気にいらなかったのですが、
取りあえず足のサイズ(27cm)に合ったものをレジに持っていきました。

けれどそれを部屋で履いてみたところ、
第五指(小指のこと)の部分が少し窮屈で、
立つと安定感に欠けてふらつく感じです。

しばらく履いていると慣れるだろうと思ったのですが、
どうも改善される気配がまったくなく、
結局一、二度履いただけでその靴は処分してしまいました。

もう三十年間ほど靴下は五本指のものしか履いたことがありません。
それはそれ以外のものを履くと、
体幹の力が抜けるのをハッキリと感じられるからです。
入浴時には、足の指の爪を揉むことも欠かしません。

そんなこともあり、足の指の感覚が人一倍敏感なのかもしれませんが、
足の指、その中でも最も小さな指一本で、
身体感覚が大きく変わるということをその靴によって知りました。


この春から三ヶ月間茨城に行っている間、
腰の左側に軽い痛みを感じるようになりました。
普段体を動かしている時はどうもないものの、
布団から起きた直後、長時間椅子に座って立った時などに痛みを感じ、
腰を曲げなければ歩けないほどでした。

きっと全身のバランスが崩れていたのでしょう。
その腰痛と同時に、左肩を上に挙げる時、
左肩の関節からボキボキと大きな音が鳴るようになりました。

これはすぐにでも治したいと思い、
近くのカイロプラクティック治療院に行き、
一回約一時間の治療を四回受けました。

カイロプラクティックという東洋的整体術は、
全身のバランスを整えることによって患部を癒やすのが基本です。
ですから腰、肩といった患部を直接揉みほぐすのではなく、
そこに影響を与えている部位を見定め、
そこの凝りを解きほぐしていくのです。

この大まかな東洋医学的考え方は、
天城流湯治法も同じだと思います。

お陰様で四回の治療により、
患部を含め体全体のスッキリ感を味わうことができました。
時にはこういった身体のメンテナンスも大切です。


先に差し歯である前歯がいよいよダメになったということを書きました。
それで次なる処置をしていただくのですが、
それまでの間、今は前と同じ、差し歯がいつ抜けてもおかしくない状態です。

今日現在は、昨日朝自分でエポキシ系接着剤を使って付けたもので、
これがなかなかガッシリと付いていてぐらつきません。
ぐらつかないのはいいのですが、
接着する時に少し深く入りすぎたのか奥にいきすぎたのか、
前歯の当たりが深くなり過ぎてしまいました。

深くなり過ぎたというのは、
口を閉じた時、前歯がしっかり当りすぎるということ、
その分他の歯の噛み合わせが浅くなり、
噛み合わせ全体のバランスが少し狂った状態です。

たぶん長さにして1mmにも満たない位置のズレだと思いますが、
これがとても違和感があるのです。
これによって両顎関節とともに、
その顎関節裏側あたりの後頭部に重いものを感じ、
目がしばしばし、
以前調子が悪かった腰や肩にも影響しているような気がします。

いつも山ア歯科医院で噛み合わせを完璧に調整してもらっているので、
少しの狂いでも大きな影響を受けるのかもしれません。

ちなみに、前歯が一本欠けた状態で食事をすると、
知らない内に下唇を噛んでしまうことが何度もありました。
また知り合いの前歯が数本欠けている男性は、
食事中のお喋りで口の中のものをよく飛ばしていたことを覚えています。


大昔、子どもの頃にG.I.ジョーという男の子向けの人形がありました。
それは女の子向けのリカちゃん人形などとは異なり、
身体各所の可動部分が多く、いろんなポーズがとれることが特徴です。

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人形に可動部が何箇所あればどんなポーズがとれ、
人間と同じ動作ができるだろう、そんなことをよく考えたものでした。

今も人間の身体のことを考える時、
この人形のことをよく思い出します。
G.I.ジョーがいくら精密だと言っても、
実際の人体の精緻さとはまったく比べものになりません。

五行の理に基づいた五体、五本指、五臓六腑、
そのどれをとっても一切の無駄がなく、
宇宙の叡智に満ちた人体は何物にも勝る優れた芸術作品です。

けれどその深い身体各部の関連性はまだ分からないことだらけです。
そして今までは西洋中心の時代であり、
この東洋的視点である関連性ということにはほとんど目を向けられることがなく、
心と身体を完全に分離して捉えるのと同様に、
それぞれの部分は、
その部分のみを突き詰めれば真理が解明される信じられてきました。

これからは東洋の時代、
調和、統合、全体から部分の役割を捉え、
すべてがトータルとした役目を果たす“生命”に着目する時代です。

たぶん人類がこれから持続可能な新しい社会を築けるとしたら、
この人体の持つ叡智、絶妙なるバランスが、そのひな形になるのだと考えます。

『自然にあるものこそが素晴らしい、我々はそこから学ぶだけである』

〜 アントニ・ガウディ 〜



2018.9.2 Sunday
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