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2019年3月3日 ・・・ 主体的行動

昨日土曜日の午後、広島駅近くの地下広場で
広島在住の超ユニークな冒険企業家植田紘栄志(ひさし)さんの
トークショーがあり、その話を聴きに行ってきました。

冒険企業 植田紘栄志氏

植田さんはスリランカで象の糞(ウンチ)から作った紙で様々な商品を作り、
それを輸入販売しておられます。
他にも地域興しや出版等様々な事業や企画を手がけられ、
そのエピソードが超絶面白いのです。
  <「冒険的ものづくりカンパニー」 株式会社 ミチコーポレーション>

元々は輸入機械の販売や築地市場での仕事をされていて、
たまたま道で出くわしたスリランカ人に一万円を貸したのがキッカケで
内戦激しいスリランカに行くようになり、
最初は流れでペットボトルのリサイクル事業を手がけ(ざるえないようになり)、
その後様々な失敗を繰り返しながら、
野良象が社会問題となっているスリランカで象と人間の共生を求め、
象の糞から作った紙を商品する事業をはじめられました。

その過程でいろんな人に騙されたり、トラブルがあったりしながら、
そこを持ち前の度胸と人のよさで乗り越えてこられ、
そういった植田さんのこれまでの足跡が、
ご自身の出版社から出された自著「ゾウのウンチが世界を変える」に詳しく、
かつ面白おかしく書かれています。



植田さんのこれまでの歩みは超面白く、
また植田さんの文章表現、本の構成ともに秀逸で、
これほどまでに面白い本と出合うことはそうはありません。

本の中身はいろいろあり過ぎて簡単に紹介できませんが、
このPV動画を見るとその一端がよく分かります。
この動画も本当によくできています。
すべてが一流の仕上がりです。




植田さんの話を最初に聴いたのは、
昨年10月、早朝の異業種交流会「積極人間の集い」でした。
植田さんは元々東京で事業をしておられましたが、
東日本大震災によって東京での生活に危険を感じるようになり、
広島の極めて山深い芸北という田舎に家族で移住してこられました。

芸北というのは広島県で最も積雪量が多く、
広島市よりも日本海側の方が近いという辺境(!)です。
夏場観光に行くにはいいですが、
そこで世界に向けてビジネスをしようという発想もぶっ飛んでいます。

会ではスライドを見ながら50分間話を聴き、
その果敢なビジネスチャレンジに大いに啓発を受けました。
特に植田さんが活動されているスリランカは、
自分が行く南インド タミルナド州のすぐ隣なので、
そこで具体的成果を上げておられる話には、
まるで自分のお尻を叩かれているかのようでした。

その時、その場ですぐに本を買わせていただいたものの、
結構分厚い本で、
まだ読みたい本も手元にあったのでそのまま放置となっていました。

それがほんの一週間ほど前、
知り合いの帯子さんという女性から、
「この本面白いから読んでね♪」と、
その“ウンチ本”を人づてに手渡され、
「これは今読むべきタイミングだ!」と感じ、
ようやく読んだという次第です。

いったん読み出すと本当にスリリングで面白い本なので、
一気に最後まで読み終えてしまいました。
帯子さんもその本を読みながら、
インドで活動する自分のことをずっと考えてくださっていたそうです。
ありがたや~♪


植田さんのビジネス成功の秘訣は、
恐れを知らず何事にも果敢にチャレンジするということ、
前例があるとかないとか、成功の可能性がどうとかとは関係なく、
とにんく自分がいいと思ったことに向かって突き進む行動力、
そして人を思いやる優しさではないかと感じました。

この本を読んで自分に欠けているものを知り、
また自分の中に勝手に築いている心の壁があるということも
強く感じました。

それを感じたらもういても立ってもいられません。
早速インドに行く手配をすべくインド側と連絡を取り、
今月15日から一ヶ月ほど十回目のインドの旅に出かけることにしました。

インドに行くのは一昨年以来二年ぶりです。
次回行く時には何かより具体的成果を作らなければと考え、
ただ考えているだけで、なかなか次のステップを踏めずにいました。

けれど「心の壁」を取り払って新たな目で見つめてみると、
今この時点でも、インドに対してできることはいくつもあり、
まずはそれを着実にやり遂げ、
次のステップへと進んでいこうという気持ちになれました。

可能性は自分で創るものです。


一昨日、『病をやめる』という、
病気は自らの心が創り出しているという話を聴き、
それを昨日「病気をやめる」というページでご紹介しました。

その時講師の坂本夏子さんからいただいた資料の中に、
物事の捉え方で「どつぼにはまるパターン」と、
その反対の「成功パターン」とが書かれていて、
その成功パターンが、
まさに植田さんの生き方そのもののようです。

その部分をここに抜粋してご紹介します。

どつぼパターン Top3

<反映分析型>
とどまる、受け身、他者のせいにする、様子を見る、
できる・できないを論じる
「○○される」「××のせいで」「1000万円あれば店を出す」
「できる・できない」「○○したいと思います」「分かりません」
「確実ではないので・・・」

<問題回避型>
問題を意識する、いやなことを避けようとする
「難しい」「貧乏になりたくない」
「病気になりたくないから運動する」

<外的基準型>
自分の外に基準を置く、他人に左右される、他人と自分とを比べる
「ライバルに勝つため」「親が医者になれと言ったから」
「お客様に喜んでもらうよう」「認められたい・愛されたい」

成功パターン Top3

<主体行動型>
即行動する、主体的に動く、やる・やらないを言い切る
「○○します」「○○しません」「スピード命」「決めました」
「答えを見つけます」
「店を出すために1000万円貯めます」
「まず動いてそこから調整します」

<目的指向型>
目的に向かう、ゴールやメリットを意識する
「健康でいるために運動する」「結果を出すために○○する」
「夢に向かう」

<内的基準型>
自分の中に基準を持つ、自分で決める、自分の軸で生きる
「やりたいからやる」「私は○○を学びたいので××大学に行きます」
「面白いからやる」
    (それがお客様に喜ばれるならなおいいが、それを目的としない)
「他人がどう思おうと私はこの道を行く」「人は人、自分は自分」

最重要
生きる目的を持ち、その実現のために邁進する。
人がどう思おうと、どうでもいい。
私は私の人生を生きる!



この成功パターン Top3は、
まさに植田さんの生き方、本に書かれていることの要約です。

自分もこの成功パターン、特に主体的行動を意識し、
自らの天命のひとつである『インドの貧しい子どもたちへの支援』
を成就すべく、今できることをやり切ってきます。

2019.3.3 Sunday  
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