![ヨガナンダ](img/001.gif)
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2018年3月8日 ・・・ 小さな一歩
先日「摩擦係数」ということを書きました。
モノを動かそうとする時にかかる摩擦、つまり抵抗は、
静止しているモノにかかる静止摩擦係数よりも、
動いているものにかかる動摩擦係数の方が小さくなります。
ですから何事も最初の一歩がとても大切であり、
まず一歩を踏み出せば流れを生み、
その後はスムーズに行くことが多いものです。
その一歩はあくまでもたった一歩であり、
大きいものである必要はありません。
勤勉でない自分にとってこれは大きな課題です。
そこでなかなか一歩を踏み出すことのできないものは
何であるのかを考えてみました。
そして分かったのは、そのほとんどが、
重要ではあるけれども緊急性のないもの、
つまり時間の第二領域に属するものだということです。
![](img/180308_1.gif)
大きな目で見て自分の将来にとって大切なことではあるものの、
今すぐに取りかからなくても困らないこと、
すぐには影響のでないこと、
それが時間の第二領域に属するものです。
これは緊急性はなくても、
自分の将来を発展させるためにとても大切なものです。
これになぜ取りかかることができないかというと、
心の中で「またいつかやればいいや ・・・ 」という怠け心が芽生え、
そのことを無意識に遠ざけてしまっているからです。
別にやることがイヤでイヤでたまらない訳ではありません。
嫌いな食べ物を克服しようと口に入れるのは苦痛ですが、
時間の第二領域のことは、
まず最初の一歩を踏み出せば、その後はスムーズに行くものです。
ではどうすればできるようになるのか。
それは無意識に遠ざけているのですから、
逆に意識の上にのぼらせればいいのです。
具体的にはそれらを書き出し、目に入れるということです。
そこで、自分にとって緊急性はないけれども重要なことを書き出してみました。
例えば英語の学習、今まで書いてきた文章を体系的にまとめる作業、
パソコンのスキルアップ等々です。
これらを一覧にし、毎日、それこそ五分でも十分でも実行すること、
これをカレンダー風のチェックリストにしてみました。
これに毎日○を付けてチェックすることにすれば、
『無意識に遠ざける』ということがなくなります。
そしてもうひとつ大切なことは、
これを含め、大切なものを一元的に管理するということです。
自分の場合は手帳はA5判のシステム手帳を使い、
そこにスケジュール、座右の銘とする事柄、夢、目標、・・・
大切な情報はすべてこの中に入れるようにしていて、
この一冊の手帳を見さえすれば、
大切なことはもれなく意識に上げることができるようになっています。
まとめてみます。
- 緊急性はなくても重要なこと、
時間の第二領域に関することをリストアップする。
- それをチェックシートにする。
- そのチェックシート他、大切なものは一元管理し、
毎日必ず目を通し、実行し、チェックするようにする。
『一日は一生の縮図である』
という森信三先生の有名な言葉があります。
自分が心に置いているのは、
『手帳は自分の人生の縮図である』
ということです。
いつも頭の中で漠然と考えていることを、
手帳は文字や図、絵や写真といった形で具体的にイメージさせてくれます。
そしてその手帳をより充実したものにしていくことも、
自分にとってとても大切な「時間の第二領域」に属することです。
まず一歩から、その一歩を日々踏み出していきます。
※ 手帳に関する本はこれがおすすめです!
面白いくてやる気になります!
2018.3.8 Thurseday
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