ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
 ヨガナンダ > 日々の思い > 2013.8.29



ヨガナンダ



2013年8月29日 ・・・ 引き受け、そして感じたこと

先週末の各地に被害をもたらした豪雨が過ぎ去り、
あの酷暑と言える暑さもようやく一段落してきました。

それでもまだ連日30度を超す真夏日が続いていますが、
それまでの暑さが余りにも度を超しすぎていたため、
気分はもう秋の到来を予感させる心地よさです。

そんな秋を感じさせるせいなのか、
日々充実し、なかなか家でのんびりとパソコンに向かう時間がありません。


昨日は一年弱ぶりに引き受け気功のセミナーに参加してきました。
せっかく久し振りの参加だったので、
何かこのページに書こうと思ったのですが、
特に何も書くことが浮かばず、時間があまりなかったことともあり、
パスしてしまいました。

何も書くことはないというのは、何も感じなかったということではありません。
引き受け気功はこれまでと同じようにただ淡々と正常進化し、
これまで以上にすんなりと心に入り、
それがとても自然であるがゆえ、
言葉として書くべきことが思い浮かばなかったのです。

“上善如水” (上善水の如し) 強いて言えばこういうことでしょうか。


引き受け気功を素晴らしいと感じるようになったのは、
それで病気が治ったとか、奇跡が起きたからということではありません。

引き受け気功の『邪を引き受ける』という考え方が、
まさに自分が求めている東洋の真理とピッタリと一致し、
その他の理念や考え方、また創始者であり指導者である藤谷康允先生の
人柄や生き様に強く共感できるものがあったからです。

昨日セミナーを受けたのはRCC文化センターという広島駅にほど近いところですが、
その同じ場所で今から24年前に文明法則史学を知りました。
そしてそこからすべてのものには命があり、
これから東洋の時代が始まるのだという真理を知りました。

その東洋の真理を最も身近で端的に表現しているもの、
それがこの引き受け気功であり藤谷康允先生であると感じます。

藤谷先生はこの東洋的英知とも言えるその考え方や実践方法を、
何か本や人を通して学んだのではなく、
ほとんど自らの生き様を通して探究されてきたというところが
とてつもなくすごいところです。

まさに現代版の釈迦やキリストに匹敵する方だと感じますが、
そんな偉大な方が、実にユーモラスで謙虚で無欲で、
そして赤提灯も大好きだというのが微笑ましく、
またほのぼのとした希望を感じさせます。


東洋的真理は深ければ深いほど簡単、単純、明解なものです。
ですから引き受け気功もその理に則り、
少しずつ進化していく過程でよりシンプルで分かりやすくなっていくのは
当然のことです。

今はまさに水の如し、
話を聴いていても耳の中からさらっと流れ去り、
とても深い真理を述べておられるにも関わらず、
それがごく当たり前のことのように感じられてしまいます。

誰にとっても真理は深いほど価値があるとは限りません。
価値はそれをどの様に受け止めるかといところから生じます。

けれどこれだけ深い真理をこんなに身近に聴くことができるというのは、
それだけ時代が深まってきた証なのだと感じます。

そしてその時代の深まりとともに人間の想念の力が増し、
これは目に見えない想念の世界と目に見える現実界の距離が縮まってきた
と言い換えることもできると思うのですが、
そのシンプルで深い真理が現実界に大きな影響を与えるようになってきたという
ことでもあると感じます。

深い真理、シンプルなものの考え方、それを体現した作法によって、
考えられないような奇跡が次々と起こります。
これが今の現実界、想念界の姿です。


この時空は陰と陽で成り立っていて、
各地で気象異常を引き起こす自然環境の破壊、
政治や経済の世界的な混乱、
こういった大きな負の側面を世界が抱えると同時に、
それをまったく相反する正の現象も各方面から勃興してきています。

人間にとって最も尊い力は判断力です。
多様な情報に囲まれた多様な選択肢から何を選び取り、
何を実践していくのか、
そのことを人類、そして個々人に問いかけられているのだと感じます。

何に意識の焦点を向けるのか、
すべては自らが創り出すもの、
すべては自らが選び取るもの、
これがすべてです。


自分の中でふと思い立った通りに行動する。
これはひとつの選択の方法ですが、
こうした己の内に正直に生きるというのは楽しいものです。

昨年末は、ネットで知り合った知り合いが
引き受け気功のセミナーに参加してみたいというので、
約三年ぶりにセミナーに参加しました。

今回は誰に誘われたわけではないのですが、
ただなんとなく行ってみたいと感じ、
その思いのまま、ふらっと会場に足を伸ばした次第です。

こういったただ感覚に任せて行動した時には、
そこで何か大きなものを受け取ることができたり、
後になってその行動の意味が分かるということがよくあります。

今回も参加した直後ではなく、
一日経った今になって藤谷先生が話してきくださった一言一言が胸に響きます。

また引き受け気功はセミナー会場で話を聴いて学ぶものですが、
その対極である、自らの身近な生活の中でそれを活かす方法を考える
ということができて、引き受け気功はより真価を発揮すると考えるのですが、
そのことについても具体的にいろいろと頭に浮かんでくるようになりました。

これから藤谷先生を中心とした引き受け気功のグループは、
その気功を通して生き方を伝えるだけではなく、
自然農法、幼児教育、フリーエネルギー、
こういったこれからの時代の基幹を為すことに活動の範囲を広げ、
世界を改革していく動きをしていくそうです。

これはとても楽しみなことであり、
あの藤谷先生ならきっと成し遂げられるものと確信しています。

そんなことも今回は自分にとってとても大きな刺激になり、
未来への新たなビジョンがまた大きく拓けてきました。
頭の中には様々なことが渦巻きます。
近日中に藤谷先生宛に分厚い封筒でメッセージをお送りするつもりです。


タイミングとは、顕在意識、潜在意識で自らが時期を感じ選び取ったものであり、
今回も最高のタイミングで必要な情報と啓発を受け取った気がします。
これからの流れがとても楽しみです。

けれどそれとはまったく逆のことも考えます。
本当にタイミングなどというものがあるのでしょうか。
それは歴然とあるのではなく、
自らが後で勝手に創り出しているものではないのだろうかとも感じます。

人は無限の力を持っています。
無限の力を持っているのですから、
その人の前にいつどんな形で何が現れようとも、
それを最高に活かしていくことが必ずできるはずです。

タイミング、縁、導き、
自分も含め、特にスピリチュアルを志す人はこういった言葉が大好きです。
確かにそういったことは実際にあるのだと思いますが、
それを強く意識することで、何か大切なものを見えなくしてしまうような気もします。


選択、選び取ることが大切だと書きました。
けれどこれはある面すべてを引き受けるということと対極の意味になります。

すべてを引き受けるのであれば選び取る必要はなく、
またタイミングだ縁だということを意識することも本来は必要ないはずです。

これは一見矛盾するようですが、
対極のものを併せ持つことによって共生というバランスを取り、
大きな太極を生み出している構図だとも考えられます。

すべてを引き受けると同時にその中にある流れを見る、
自分にとって必要なものを選び取りながらも、
そのすべてのものに意味を感じる、
この幅の広さが生命力に直結するものです。

ちょっと禅問答のようになりましたが、
これはたぶんいくら言葉を費やしたとしても、
理屈で説くことは難しいでしょう。

タイミング、流れのある世界、
今この時、一瞬がすべてという世界、
このふたつの相反するものが背中合わせに両立する、
これが太極の世界です。


今回のセミナーには、藤谷先生にお渡しするお土産を持っていきました。
これも直感で感じたことです。

藤谷先生には東洋の真理をもっともっと究め、
それを庶民により分かりやすく理解できるよう具現化して欲しいと願い、
マクロビオティックで説いている
宇宙の大原則(まこと)を一枚の紙にまとめたものを持っていったのです。
そこに書かれているのがこれです。


宇宙の秩序 七つの原則

@すべてのものは唯一なる無限から分離した。
Aすべてのものは変化する。
B対立するすべてのものは、相補的である。
C同一のものはなに一つない。
D表があれば、かならず裏がある。
E表が大きければ、裏も大きい。
F始めあるものには、終わりがある。


宇宙の十二の変化の法則

@一なる無限は、永遠に変化する相補的、
 対立的な性質の「陰」と「陽」として現れる。
A陰陽は、一なる無限である宇宙の永遠の運動の
 なかからたえず現れる。
B陰は遠心的であり、陽は求心的である。
 陰と陽がたがいに作用してエネルギーと森羅万象を作り出す。
C陰は陽をひきつけ、陽は陰をひきつける。
D陰は陰をはねつけ、陽は陽をはねつける。
E種々異なった割合で融合した陰陽は、
 それぞれ異なった現象を作り出す。
 現象の中でひきつけ(牽引)とはねつけ(排斥)の作用は、
 陰陽の力の差に比例する。
Fすべての現象は無常であり、
 陰陽の力の構成はいつも変化している。
 陰は陽に、陽は陰に転ずる。
G絶対的陰、あるいは絶対的陽であるものは、なに一つない。
 すべてのものは程度の差こそあれ両性あわせもっている。
H完全に中立なものはなに一つない。
 どんなものでも陰か陽のどちらかが勝っている。
I大陰は小陰をひきつけ、大陽は小陽をひきつける。
J極陰は陽を生み出し、極陽は陰を生み出す。
Kすべてのものの中心部は陽であり、表面は陰である。



これからはこういった宇宙の大原則が
より身近に感じられる世界になると思われます。

これから訪れるであろう大変革の時代を、
しっかりと引き受け、そして楽しみましょう。

  <引き受け気功のワンダーライフ>  <講習会スケジュール>

人生が変わる引き受け氣功―証言「ピンチがチャンス!」人生が変わる引き受け氣功―証言「ピンチがチャンス!」
月本 裕 ワンダーライフ研究会

木楽舎 2007-02
売り上げランキング : 194454

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2013.8.29 Monday  
ひとつ前へ ホームへ メニューへ 次へ
Link Free
Copyright 2010 Sakai Nobuo All right reserved.