治験＜２＞

今朝９時から治験のための健康診断を受診するために、 「アークメディカルサポート」に出かけてきました。 検診の前々日からアルコール抜き、 食事は前日の１０時までという制約があり、 検診時は少々腹ペコ状態です。 「アーク 〜 」のある場所はＪＲ横川駅前、 いくつかの診療所が入っている医療関係専用の とてもきれいなビルにあります。 エレベーターに乗り受付のある階に行き、 入り口のドアを開けると、 いつも感じのいいスタッフの方たちが 笑顔で出迎えてくださいます。 笑顔、親切、丁寧、三拍子揃った対応には いつも感心させられます。 健診や投薬に関する注意点も ちょっとくど過ぎるかなと思わないこともないのですが、 毎回同じことの説明をされても一切省略することなく 仔細なところまでキッチリと確認されるのは、 業務の性質上当然のことなのでしょう。 一通りの説明を受けた後は、 首から本人確認のための名札をぶら下げて、 同じフロアーにある「平岡内科クリニック」で 健康診断を受診します。 こちらもとてもきれいな設備でスペースも広々とし、 いつまでもいたいような心地いい空間です。 私はあまり医療機関とは縁がないのですが、 最近できた病院や診療所は、 こういった「癒しの空間」と呼ぶに相応しい 素敵なところが多いように思います。 壁はコンクリートがむき出し、 建物中消毒液の臭いがプンプンといった 昔の病院の様子とは隔世の感があります。 医療機関も過当競争が激しいのでしょうか、 それとも医療とは、体とともに心のケアーも必要である という考え方が浸透してきたのでしょうか、 いずれにしてもありがたいことです。 検診内容は、検尿、血圧・脈拍測定、心電図、身長・体重測定、 採血、心電図、先生による診断と続きます。 血圧、三回測定していただきましたが、 高血圧症と診断されるようなデータはとれませんでした。 私にとっては幸いなことですが、 「アーク 〜 」さんには少し申し訳ないような気がします。 脈拍はいつも６０以下です。 昔趣味でジョギングをしていて、 それ以降も十数年呼吸法を続けていますので、 脈拍数は低位安定傾向です。 身長は、この歳になって最近伸びてきたような気がしていました。 これまで自称身長１８３ｃｍでしたが、 実際は１８２とちょっと、切り上げすると１８３ですが、 四捨五入すると１８２というのが実際のところでした。 ところが今日初めて四捨五入して１８３ｃｍという領域に到達し、 やはり実際数ミリですが、 ここ数ヶ月間で伸びてきたのかもしれません。 採血、針を刺す時も抜く時も結構痛いです。 これが一番の苦痛です。(＞｡☆) 後日きちんとした分析データを送ってくださるので我慢です。 送っていただいたデータは、きちんとファイルしています。 「酒井伸雄個人データ」と背表紙に書かれたファイルには、 健診、献血等の体のデータとともに、占い、性格診断の結果シート、 学生時代の最悪の成績表がともに収められています。 このファイル、役に立つ日がくるのでしょうか。(*^^*) 最後は平岡徹郎院長先生による診断です。 いつもにこやかで人当たりのいい先生ですが、 現代医療のあり方については、いろいろと独自のポリシーを 持っておられるようです。 以前投薬ボランティアの懇親会の席で、 現代医療、医局制度のあり方などについてのお話を 聴かせていただきました。 ちょうどテレビで「白い巨塔」が終わった直後でしたので、 とても興味深く聴かせていただきました。 平岡先生の若いパワーで、現代の医療制度のあり方を いい方向へ改革していっていただきたいものです。 検査結果もよかったようです。 「酒井さん、健康ですね。血圧もいいですよ。 　何か薬を飲んでおられるのですか？」 別段薬は飲んでいませんが、 健康にいいことはたくさんやっています。 これだけ偉そうなことをブログに書いて、 病気にでもなったらカッコ悪いですので。(;^_^A 治験が１００％安全なものかどうかは分かりません。 けれども万全の体制でフォローしてくださる体制は、 整っているようです。 治験に参加し、西洋医学の薬に対しては懐疑的な私ですが、 医療に対する見方を少し広げることができ、 結果的にはいい経験になったと感じています。 治験に対しては、頭から拒否反応を示される方も たくさんおられますが、 今の段階では、新薬開発は必要性のあることでしょう。 だとしたら、動物実験の後に いきなり市販というわけにはいかないですので、 どうしても治験という制度が必要となってくるはずです。 もしご興味があれば、健診だけでも受診されてはいかがでしょうか。 現在、そしてこれからは、 尿失禁、壮年性脱毛症、高血圧症等の 治験ボランティアを募集しているということです。 2004.11.27 Saturday