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おはようございます♪
ホームの朝は最高に爽やかです。
夜は蚊に悩まされることも多いのですが、
朝になるとそれから解放され、新たな気持ちで部屋を出ます。
子どもたちは今日も元気。
ピーコック(孔雀)の話をしていたら、
テキストに載っている孔雀のページを見せてくれました。
朝のスタディータイム、男の子たちは礼拝堂で勉強しています。
けれど時にはちょっと騒がしいことも ・・・ 。
そしてみんなで礼拝の時間です。
子どもたちはいつも “ブラザー・カム” と言い、
自分たちのそばに座るよう言ってくれます。
とても有り難いことです。 ^^☆
洗濯物を頭に乗せて運ぶ女の子、
いつも妹の世話をするしっかり者のお姉さんです。
あれっ、妹も同じ格好をしてますね。
ものを運ぶ時の典型的なインディアンスタイルです。
この子は小動物のようでとっても可愛いです♪
こちらでは男の子たちが椰子の葉っぱなどを片付けています。
こんなのがホームの中にはたくさん転がっているのです。
みんなですれば仕事も早いね♪
さあ、そろそろ学校に行く支度をしなくっちゃ♪
キーレイというサンバルの材料になる草です。
その葉っぱを子どもたちが枝から取りました。
子どもたちの部屋、窓際で聖書を読む女の子、
素晴らしいショットです☆☆
タイトルはずばり『聖少女』です。
今日も朝ご飯をしっかりといただきます。
手前でカメラをにらんでいる子は写真を撮るのが大好きで、
しょっちゅうカメラを貸してくれとせがんできます。
今も虎視眈々とカメラを狙っています。 (;^_^A
コテージの外で敷物を編んでいる子がいます。
何かの余った布切れが材料です。
いつものように学校の近くまでバスで子どもたちを送ります。
明け方に雨が降ったので、少し足下がぬかるんでいますね。
今日もしっかり勉強してきてね♪
これは子どもたちを送る二回目のバスの中、
バスの中では、運転手するラジの横の助手席に座らせてもらったり、
子どもたちと一緒に後ろの席に座ったりいろいろです。
子どもたちと一緒に座ると楽しいのですが、
写真を撮ってとかカメラを貸してくれとずっと言われ続けて少ししんどいのです。 (-_-;)
バスの中はぎゅうぎゅう詰めなので、
今日もちびっ子を一人膝の上に乗せました。
その子が周りの子どもの言葉から、ダッチャニーの弟であると知って驚きました。
弟がいることは知っていたのですが、それがどの子かは分からなかったのです。
凜々しい顔をした男の子、たぶんまだ六つか七つぐらいだろうと思われます。
彼の華奢で小さな体からダッチャニーの温もりを感じ、
バスが止まるまで、彼の体をずっと両手で強く抱きしめていました。
バイバイ〜♪ いってらっしゃ〜い♪
こちらはちびっ子たちの行くプライマリースクール、
ホームの子どもたちでなくっても、こうして笑顔で迎えてくれるのです。 (^o^)v
二回目の送迎バスにはスレッシュも一緒に乗っていて、
そのままマーケットまで食料の買い出しに出かけます。
そしてそのマーケットでトランクケースの壊れたキャスターの修理もしてもらう予定です。
やはりマーケットで最も目に付くのはゴミです。
こうしたゴミが集積されている場所がマーケット内に何カ所もあります。
そうしていると、ゴミを回収するトラックがやって来ました。
やっぱりたまにはこうしてゴミを集めるのですね。
ゴミが自然に消えるはずはありませんので。
けれど後で知ったのですが、こうしたゴミを扱う穢れた仕事は、
カーストの最も下、カースト外である不可触民(アンタッチャブル、アチュート)
の仕事だそうです。
自分はインドに何度来ても外国人であることに変わりなく、
今はインドの過酷な現実についてほとんど知ることがありません。
けれどこれからは少しずつそういったことも理解できるよう努力していくつもりです。
スレッシュに連れられてきた鞄修理屋では二人の職人さんが仕事をしています。
一人は座り込んで、折りたたみ傘の柄の取り替え作業をしています。
もう一人の人はミシンを使い、リュックサックの肩掛けのほつれた部分を修繕しています。
日本にも昔はこういった日用品を修繕して使うという文化がありました。
町中には靴や鞄、衣服などを修繕、修理してくれる店がたくさんあり、
メーカーの純正品ではないあり合わせの道具を用い、
格好は多少悪くても、きちんと元通りに機能するよう直してくれたものです。
けれど今の日本は壊れたら新品と買い換える、
あるいは壊れた部品を丸ごと交換、
修理や部品の調達もすべてメーカー任せというのが一般的です。
物質経済が高度に機能化、細分化し、
かつユーザーの求めるものも高くなってくると、
そうなってくるのは致し方ないことかもしれませんが、
インドのように食料品の流通をはじめ、
日常生活の流れの大部分が目に見える身近なところにあるというのは、
本来、豊かさの根底にあるべきものだと感じます。
高度に機能化した文明は、まるで脆いガラス細工で作った塔のようで、
誰もその全体を把握することができず、
それがいったん壊れてしまうと取り返しのつかないことになります。
残念ながらこの店ではキャスターの修理ができないと断られ、
他の店に行くことにしました。
マーケットでは、彩りのきれいな生花を売る店が目に付きます。
二軒目の修理屋さんでも無理だと言われ、
次は修理屋さんではなく、金物を扱う板金工場のようなところに行き、
ここでようやっと修理にトライしてくれることになりました。
キャスターの台座と車輪は無事だったので、
それをつないでいる車軸を切り取って外し、新たな鉄棒を車軸として入れ替えます。
作業時間およそ十分、無事キャスター修理が完成しました。 (^o^)v
見事な仕上がりに大満足です。
他の三つのキャスターと同様に、指で車輪を弾くと軽快に回ります。
20キロ以上の荷物を入れて運ぶトランクケースのキャスターです。
ひとつでも不具合があると運ぶのに大変な苦労を強いられます。
修理することができて本当に助かりました。
こんな修理はたぶん今の日本ではできないでしょう。
この後ホームに戻ってから、車軸の頭をラジが完全につぶし、
ナットが外れないようにしてくれました。
修理代金はスレッシュが工場のおじさんに100ルピー紙幣を一枚渡していました。
100ルピー、170円です。 激安です☆
キャスターが直って一安心です。
直ったトランクケースをバスに置き、マーケットの中を歩きます。
バングルを見るとつい写真を撮りたくなります。
けどこの腕の持ち主、けっこうなおばさんたちです ・・・ 。 (;^_^A
いつも行く果物屋に腰を下ろし、その間スレッシュとラジの二人は買い物に出かけました。
果物屋の周りにもいろんな小物を売ってる店があり、
そこを一人で見て回りました。
その果物屋の向かいのおじさんがとっても面白くて、
下の写真のように両手を重ね、
両方の親指をピコピコ動かすこんなポーズを取ってくれました。
これ何の意味だか分かりますか?
動かしている親指がヒレを表す魚のポーズです。
「あんたのお連れさんたちは魚市場に行ってるよ♪」
それを伝えるためにこんなポーズをしてくれたのです。
思いっ切り笑いました。 (^o^)v
これは日本でも使えそうです。 ^^☆
マーケットの出口付近の路面に花が落ちていて、
そこから延々と数百メートルに渡って路上に花びらが落ちています。
これは何だろうと思ってスレッシュに尋ねると、
死者を弔うものだと教えてくれました。
死者を埋葬して運ぶ際、火葬場までの道にこうして花を撒くそうです。
自然とともに暮らし、
生活の中の飾りとしてふんだんに生花を使うインドらしい弔い方ですね。
美しい花は死者の心をも和ませます。
以前見たテレビで、原始人と呼ばれる人たちが墓として使われていた場所から、
大量の化石化した花の種子が見つかったという話を聞いたことがあります。
つまり人間は太古の時代から、死者を美しい花で弔う習慣があったのです。
そのことを思い出しました。
ホームに戻ってお昼ご飯です。
今日のフルーツはザクロです。
インドではザクロをよく見かけます。
昼食後はまたキッチンに行きました。
朝子どもたちがしていたサンバルの材料となるキーレイの葉っぱを取っています。
今日もここには三人の子どもたちがいます。
この二人は兄弟です。 よく似ていますね。
三人で一緒に子犬のいるところに行くと、
今日は子犬が四匹確認できました。
みんなで一匹ずつ抱いて記念撮影です。
キッチンで楽しい時を過ごしているとバスで子どもたちを迎えに行く時間になりました。
動き出したバスに向かって大急ぎで走り、乗り込みます。
バスから手を振るとみんな笑顔で手を振ってくれました。
ハッピーです。 (^o^)v
子どもたちが待っている場所に行くと山羊がいて、
フェンスに寄り添って立ち上がり、懸命に草を食べています。
元気いっぱいの子どもたちがバスに乗り込んできました。
今日もギュウギュウ詰めのバスはガタガタ道を走ります。
ホームまで十分足らず、ほんのわずかなバス移動です。
バスは再びホームから子どもたちの待つ場所へと走ります。
そこで少しの時間子どもたちが戻ってくるのを待ちました。
するとどこかから “サッカ〜イ♪” という軽やかな呼び声が響いてきます。
声のする方を振り返ってみると、先月22日、今から24日も前、
この場所で少しだけ言葉を交わした子どもたちです。
あの時のこと、サッカ〜イ♪という名前を覚えてくれていたのです。 (^o^)v
これはその時の写真です。
前回は土曜日だったので、
この子たちの学校であるイングリッシュ・ミディアムはお休みで、
みんな私服を着ていましたが、
今日は学校から帰ってすぐで制服を着ています。
インドの子って目鼻立ちがハッキリしたきれいな子が多いですね♪
自分から声をかけておきながら、
近づいていくと女の子が何人か走って逃げてしまいました。
女心って難しいなあ。 (-_-;)
けど再度集まってもらい、みんなで写真を撮りました。 ^^☆
バイバ〜イ♪
しばらく経ってバスが発つ時も、何人かが手を振ってくれました。
こんなことひとつひとつがとても嬉しいです。 ^^☆
ホームではいつもと変わらぬ日常の時が過ぎています。
左の子が顔を洗っていたので写真を撮ろうとしたら、
右の子が “私も顔を洗うから一緒に撮って〜♪” と入ってきました。
その間少しだけ時間を要し、
左の子は石けんが目に入って痛い痛いと騒いでいました♪
この子はスナックを運んでいます。
こちらは木の枝を拾って一ヶ所に集めています。
男の子たちがビー玉で遊んでいたので見せてもらいました。
日本のビー玉と同じですね。
もう最後なので、子どもたちにいろいろと体験させてあげようと思い、
日本から持ってきたiPodで音楽を聴かせてあげました。
後ろの子どもたちがイヤフォンで聴いています。
財布も持ってきて、いくつかのコテージで、
日本の硬貨や紙幣をお披露目しました。
一円玉から一万円札まで、千円札以外はすべてありました。
それ以外に手持ちのマレーシアのお金や米ドルも見せてあげて、
それがインドルピーとどう価値が対応するかも説明しました。
それとパスポートも、とにかくすべて見せてあげました。
女の子のコテージに行くと、みんなお揃いのとてもきれいな服を着ています。
いいカメラを持っているサカイがいる間に、
みんできれいな記念写真を撮ってもらおうということらしいのです。
女の子たちはこんな服を持っているのですね、知りませんでした♪♯
女の子たちのバングルも今日は一段と素敵に見えます♪
夕方の礼拝の時間になり、礼拝堂に入りました。
礼拝堂の中でも子どもたちは元気いっぱいです。 ^^☆
すると途中でみんな外に出るようにと呼び出しがありました。
まだ日が明るい内にみんなの写真を撮っておこうということらしいのです。
これが男の子たちの正装です。
男の子と女の子一緒に撮りました。
この子たちが10学年、最終学年の子どもたちです。
写真を撮ってもらうのが本当に嬉しいのですね。
撮ってもらう子もそれを見てる子も大騒ぎです。
日本から持っていったカメラがお役に立ってよかったです。 (^o^)v
再び礼拝堂に入り、礼拝の時間です。
すると普段はここに来ることがないスレッシュが突然入ってきました。
子どもたちの間に一瞬にして緊張が走ります。
スレッシュは子どもたちの間に座っている自分の目の前に、
大きなお菓子の入った袋を置いてくれました。
そして礼拝が終わるとスレッシュが子どもたちの前で話をし始めました。
今日はマーケットでトランクケースのキャスターを修理してもらい、
とても嬉しい思いをしました。
たぶん日本ではキャスターを修理することができず、
新しいケースを買わなければならなかったでしょう。
そうするとケースは少なくとも一万円ぐらいはするはずです。
そう思い、ホームに戻ってからスレッシュにお礼の意味を込め、
“子どもたちのために使ってください” と言って、
一万円を差し出しました。
するとスレッシュはそれを受け取ると同時に、
“これで夕方スイーツを買ってくる” と言い、
午後一人でバイクに乗って買いに行き、
それが目の前に置かれたお菓子です。
そしてそれをこの礼拝の終わった時間、
みんなに配ろうということになり、
スレッシュはそのことを話しているのだと思われます。
自分もみんなが座っている前に行きました。
子どもたち一人一人に挨拶をしたり握手を交わしながら
チョコバーを一個ずつ手渡していきました。
自分にできるほんのささやかな感謝の印です。
子どもたちはその他三種類のキャンディーをそれぞれ二個ずつ受け取ります。
スレッシュは粋なことをしてくれますね。
とてもいい思い出になりました。
キャスターは直り、子どもたちはお菓子を食べることができ、
みんなが喜び万々歳です。
旅の最後の最後に心の中にいいお土産を受け取りました。 (^o^)v
子どもたち、たくさんの素敵な思い出をありがとう♪
みんなの明るい笑顔、逞しい生き方、
これからの人生の励みにします。 ヾ(´ー`)ノ
しっかり勉強してね〜♪
今日も薄暗い街灯の下、地べたに座って勉強してますね♪
ホント、すごいと思います。
このがんばり、日本の子どもたちに見せたいです。
ホームにはレモンの木もあり、
採れたてのレモンに美味しいサルバーツを入れ、
夕食の後に飲みました。 名残惜しいインドの美味しさです。
最後の夜は子どもたちの要望に応え、
遅くまでパソコンをコテージに持っていってビデオや写真の鑑賞会をしました。
子どもたちはとても喜んでくれましたが、
本当の意味で子どもたちを幸せにするにはどうしたらいいのだろうか、
自分は今の立場で一体何ができるのだろうか、
そのことを、今回の素晴らしい体験を踏まえ、
これから考えていかなければなりません。
インド最後の夜も、子どもたちの明るい笑顔とともに過ごすことができました。
心から感謝します。
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