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7月14日 最高のプレゼント


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今日は日曜日、クリスチャンにとって大切な礼拝の日です。
子どもたちのホームでの生活は、
学校に通う月曜日から金曜日、そして土曜日、日曜日、
この三つの区分けでタイムスケジュールが決められています。

日曜日でももちろんきちんと朝ご飯は食べますよね。
ご馳走様♪ 使い終わった食器は自分たちの手できちんと洗います。



こちらはこれから朝食です。



みんな並んで朝ご飯をついでもらいましょう♪



子どもたちの食べるのを見ていて、その量の多さに驚かされます。
あれだけ元気に動き回るのですから栄養もたっぷり必要でしょう。
また育ち盛りですしね。

子どもたちと一緒に食事をする時は、
必ず子どもたちが自分の食べる分をよそってくれます。
けれどいつも量が多すぎるので、
“コンジョン” (少しだけ)と言って量を減らしてもらうのです。



床に座って食べる子も、その姿がさまになっていますよね。
これも一見当たり前のように感じてしまいますが、
日本の子どもたちだと、こんなに姿勢良く自然な動作で食べることはできないでしょう。



今日は子どもたちの食事は見ているだけです。
本当はいつも一緒に食べたいのですが、
スギルタンの自宅にもきちんと食事を用意してくれているので、
そちらも食べないと申し訳ないのです。

朝食メニューは子どもたちと同じドーサイです。



今日は子どもたちも近くの教会に礼拝に行きます。
教会は子どもたちが通うL.M.S.ハイヤーセカンドリースクールに併設されていて、
子どもたちはいつものように列を作り、10分ほどかけて歩いて行きます。


二時間近い礼拝の間、当然何を話しているのかまったく分かりません。
途中何度も椅子に腰を掛けたり跪いたり、
周りの人たちに合わせて祈りを繰り返します。

礼拝中の写真は不謹慎だと思い撮っていません。
これは礼拝が終わったところです。



あれっ、階段の横に鶏が括り付けられています。
食用に買い取ったものでしょうか。
珍しそうに写真を撮っていると、周りの人たちがおかしそうに笑っていました。 (o^∇^o)



礼拝堂の中に子どもたちが残っています。
ここからは男女による席の区分はありません。



ここでは子どもたちに対するお話が行われているようです。
何の話を聴いているのかな?
結構真面目に聴いているみたいです。

学校の校舎に行くと、壁に世界地図が描かれています。
ここがインドだよ♪ その最南端タミルナド州のところを指さしています。
  (本当は指さすように頼んだのですが ・・・ )



そして、こっこれわっ・・・。 (((( ;゚Д゚)))



念のため、横に書かれたタミル文字は何と書かれているのか尋ねてみましたが、
予想通り、ジャッパン、トウキョーという答が返ってきました。 w(☆o☆)w

北海道、九州、四国にお住まいの方ごめんなさい!!
あなたたちの住んでいるところはありませんから!! (o_ _)oバタッ


;礼拝堂でのお話が終わった後は、
各グループに分かれて聖書のお勉強会をします。
ここはホームのティーチャー二人が担当です。



こんなふうに、どこのグループも丸くなってティーチャーの話に耳を傾けています。



その間をカメラを持ってうろついているのですが、
子どもたちは自分を見つけると大騒ぎです。
あまり騒ぐと迷惑になってしまうので恐縮するのですが、
ティーチャーもニコニコしているのでいいのかもしれません。
けれどやっぱりヒヤヒヤですよ。 (^◇^;)



ここのグループからも視線が集まります。
お話の邪魔をして申し訳ございません。 m(_ _)m



けれどここのティーチャーは、横の方にいる一人の男の子を指さしながら、
あの子の写真を撮って欲しいと頼まれました。
何か悪さをしたらしく、こんな格好で立っているのが罰のようです。 (;^_^A



この若い先生は熱弁を振るっておられます。
時折子どもたちと問答のようなことをして、
子どもたちも言葉を唱えながら手を上げたりポーズをとったりしてそれに応え、
とても楽しそうでした。
ちっちゃな子たちの興味を引きつけるには工夫が必要です。



みんなきちんとお話を聴いているかな〜?



礼拝堂の中でも離れたいくつかの場所でお勉強会をしています。
写真を撮ってもいいのかな〜と思案しながら少し恐縮してシャッターを切りました。
お年頃の女の子はやっぱり恥ずかしいですね。 (^-^)



礼拝堂の中でカメラとビデオを持ってうろついていると、
一人のティーチャーから手招きされ、
“もしかして叱られるのかも” と一瞬恐れを感じました。 (☆o☆)

けれど行ってみると、撮ったビデオを見せて欲しいとのことでした。
お勉強を中断してビデオ鑑賞会です。
ちょっとホッとしました。 (v^-゜)



お勉強会の最後は跪いての礼拝です。
みんな真面目にお祈りしてますね♪



と思ったら、そうでもない子が ・・・ 。 (-_-;)



聾学校の校長のスギルタンの奥さんも、
ここでは聖書勉強会のティーチャーです。
ティーチャーと一緒に写真を撮って〜♪ みんなで記念撮影です。 ^^☆



ここからホームまで、みんなで行儀よく並んで帰ります。
けどやっぱり男の子たちはじっとしていられません。



女の子たちはこんな感じ。
やっぱり女の子の方が付き合いやすいな〜。 (;^_^A



ホームまでみんなで仲良く帰ります。
ホーム、ちっちゃな子どもたちの行くプライマリースクール、
そしてその上のハイヤーセカンドリースクールは一本の道沿いです。



一昨日のことを書き忘れたのでここに書きます。
一昨日の朝も子どもたちに付いて行ったり引っ張られながら、
この道を行きつ戻りつしました。

最後にプライマリースクールに行き、
そこにいたホームのティーチャー二人とともに三人でホームへの帰路につきました。
いつものように周りをキョロキョロしながら歩き、
“変な外国人がいるな” と興味を持って見てくれる人たちに合掌をして挨拶し、
向こうからも挨拶を返してもらいます。

それを見ていたティーチャーが、
“あなたはみんなから見られているわね♪” と楽しそうに話しかけてきました。

そしてその直後、向こうからバイクに二人乗りした男性がやってきたので
瞬間的に合掌したら、バイクの二人も片手をあげて挨拶してくれました。
それを見てティーチャー二人は大爆笑です。

たしかにいくらインド人たちがフレンドリーだといっても、
見知らぬインド人同士がすれ違うたびに挨拶を交わしたりしないですからね。
こうして楽しくコミュニケーションを取れるのも、
人相風体の大きく異なる外国人の特権です。 (^o^)v

インドにいると自分もアイドル並みの人気者です。 ヽ(^o^)ノ


なんで道沿いに唐辛子が大量に落ちているのかな?
たぶん天日干ししているのでしょう。
唐辛子はインドではチリ(英語)と言います。



子どもたちと一緒だと、とってもとってもとっても楽しいです♪♯



ただいま〜♪ みんなで一緒にホームに帰ってきました♪



けれど本当はタミル語に “ただいま” に相当する言葉はありません。
ただいま、いただきます、ごちそうさま、
これらの言葉は日本が誇る立派な文化です。

女の子たちは早速お料理のお手伝いです。



洗濯をしている子もいましたが、干してある服はこんなにビショビショです。
これでもきれいに乾くのは南国だからですね。



お昼ご飯、右は山羊の肉、左は魚のカレーです。



魚(フィッシュカレー)はちょっと苦手だけど、
それでも一応両方とも盛りつけるのです。 ^^☆



子どもたちもランチタイムです。



今日は外で、立って食べるのも自由です。



たくさん食べてね〜♪
余ったご飯はホームにいるたくさんの動物たちの餌になります。



ちびっ子たちはちびっ子同士でいただきます♪



今日はこのホームを離れ、
国際空港のある州都チェンナイへと向かいます。
ジェニラーに夜行バスのチケットを見せたのですが、
なんで笑っているんだったかな?
また何かくだらないことを言って笑わせたんだと思います。 (^-^)



わ〜い♪ 男の子たちともしっかり一緒に遊ばせてもらいました。



けどあまりまとわりつかれるとパワーを消耗し尽くしてしまいます。
ほどほどにしてね♪



こんなふうにちびっ子たちをグルグル回してあげました。
これは大人気、でもすごく疲れます。 (^◇^;)







男の子にしばらくカメラを預けていたら、
子どもなりに工夫をしていろんな写真を撮っていました。
以下五枚は子どもたちが撮ったものです。











ジャスミンは録画したビデオを見ています。
インドの子どもは機械操作の理解力抜群です☆



遠くから女の子たちを撮ったショット、この自然な雰囲気がいいですね♪





これも子どもが撮った写真です。
これを見た時はとても嬉しく感じました。 (^o^)v



この子はとても控えめな子で、
いつもみんなで遊びはするものの、
決して自分から前に出たり、大はしゃぎすることはありません。

日本的表現をするならば、
ちょっと古風な感じとでもいうのでしょうか。
そこがとてもいじらしくかつ可愛らしいのです。 ^^☆

この写真を撮る少し前に何人かの子と一緒に鶴を折りました。
彼女はその前で立ってそれを見ていたので、
一緒に折ろうと声をかけたのですが、
まだきちんと折る自信がないのか、恥ずかしそうに首を傾けました。

鶴が完成し、いつものように誰かにそれをあげようと思いながら
手のひらに鶴を乗せて前に差し出したところ、
この子がものすごい勢いでその鶴を取ってしまいました。
口や態度には出さなかったけれど、よっぼと折り鶴が欲しかったのですね。
とっても嬉しかったですよ。 (^-^)

今日も可愛い子犬です♪




子どもたちが見ていたビデオが写らなくなったと言って持ってきました。
あんまり長時間見過ぎてバッテリーが尽きたようです。

ビデオを部屋に持って帰って充電するついでに、
カメラも部屋に置いてきてしまいました。
子どもたちがあんまりビデオやカメラで撮ってもらうことを求めるので、
ちょっとしんどくなったのと、
ビデオやカメラ無しでも子どもたちとコミュニケーションが取れるのか、
それを確かめてみたかったからです。

嬉しいことに、カメラ無しでも男の子たちは一生懸命まとわりついてきてくれました。
男の子たちの行動が激しいのは、
それだけストレートにボディーコミュニケーションを求めるからなのですね。

肩を抱いたり、持ち上げたり、手をつないだり、・・・
一緒に触れ合うことが彼らの喜びであり、
それはもちろん自分にとっても大きな幸せです。

女の子たちも一緒に横に座り、
だまって彼女たちのすることを見ていたり、
手を引っ張ってもらっていろんなところを歩き、
彼女たちの思いに耳を傾け、受け入れてあげるだけで、
とても満たされたような表情をしてくれます。

こんな自然な関係って最高ですね。
何も道具なんかいりません。
ただお互いの体を通し、心と心を通い合わせる、
そこには言葉が通じないことによる障害などまったくありません。

ちっちゃな女の子たちと手をつないでホームを案内してもらった後のことです。
彼女たちがコテージの中に入り再び戻ってきた時、
ちびっ子が二人並んで手をこちらの方へと差し出してきました。

その差し出されたちっちゃな手のひらには、
可愛らしいアクセサリーがひとつチョコンと乗っかっています。
ちびっ子二人が贈る自分へのお別れのプレゼントです。



感情というのは一瞬にして湧き上がってくるものなのですね。
思いがけぬプレゼントを目の前にして、頭の中がまっ白になりました。
そしてそれと同時にお腹の辺りから胸、そして頭へと、
感情が熱風の塊のようになって立ち上ってくるのを感じます。

ホームでの質素な暮らしをする子どもたち、
その子どもたちにとって、この小さなアクセサリーはどれぼとの価値があるものでしょうか。
それを思うともう限界いっぱいまで胸が詰まってしまいます。

こんなにちっちゃな、そしてとてつもなく重いプレゼントをもらったのは初めてです。
これをどう受け止めればいいのでしょうか。
自分は彼女に対してどんなお返しができるのでしょうか。
頭の中は真っ白になり、何も考えることはできませんでした。

今の自分にできるのは、子どもたちに少しでも喜んでもらうことだけです。
もう一度カメラとビデオを持ってきて、
子どもたちを心ゆくまで撮ってあげよう、
子どもたちにしっかりと満足してもらおう。
すぐにカメラとビデオを取りに部屋に戻ることにしました。

スギルタンの自宅前では彼が椅子に腰掛けていて、
彼に今の思いを伝えます。
「可愛い女の子たちからこんな小さなアクセサリーを ・・・ 」
そのことを言いかけると、抑えていた感情が一気に吹き出して、
途中からはもう言葉にはなりません。

部屋に戻ってカメラとビデオを肩に提げて出て行こうとすると、
スギルタンがここで待つようにと声をかけてきました。
彼女たちの方がここに来ると言うのです

しばらくすると、スギルタンに呼ばれた女の子たちが全員集まってきました。
その女の子たちに向かってスギルタンが何かを話しています。



何を話しているのかはほとんど分かりませんが、
途中に出てくる言葉から推察すると、
六年前に自分たち家族が日本に行った時、
このサカイに車で二週間案内してもらい世話になり、
それから縁ができたというようなことが話の中に含まれているようです。

女の子たち一同を目の前にするともう完全に限界突破です。
彼女たちを見つめる目から止めどなく涙がこぼれ落ちます。



もうカッコイイとか悪いとか言ってられません。
これは生理現象です。
日本で泣き虫の人間は、やっぱりインドに行っても涙もろいのです。

スギルタンは何を話しているのでしょう。
女の子たちが笑っています。



みんなの前で泣いてしまったことを子どもたちから楽しそうからかわれますが、
涙を流すことで気持がとてもスッキリしました。

さあ、子どもたちとたくさん記念写真を撮りましょう♪



この子って、こんな笑顔の時もあるんだね。 ^^☆



最高に幸せな一時をありがとう。
心の底から感謝します。 ( ̄人 ̄)









ちびっ子たちとはこんなふうに二人いっぺんに抱えて写真を撮りました。
四組ほど抱き上げたのですが、みんなブレプレの写真です。 (T_T)



もういっぱいいっぱい、君たちが満足するまで写真を撮ってあげるからね♪
そしてその写真データは、必ずいつまでも保管しておくからね♪



私の教科書見てちょうだい♪
子どもたちは教科書を見せるのが大好きです。
子どもたちにとってそれだけ存在感の大きなものなのでしょう。





先日女の子たちのコテージにパソコンを持っていった時、
リュックサックに入れていたチョコレートが見つかって、
速攻で取り上げられてしまいました。 (☆o☆)

そして昨日はあまりにも池の掃除が感動的たったので、
日本から持っていったマーブルチョコレートをプレゼントしました。

そのことが男の子たちの耳にも入っていて、
男の子のコテージに行くと、自分たちもチョコレートが欲しいとねだられました。
子どもたちにしてみれば当然のことですね。

もう日本のチョコレートはないけれど、
インドのお菓子でもいいかと聞くといいと言うので、
日本へのお土産にしようと思って買っていたココナッツと
牛乳を濃縮したギー等から作られているお菓子を持って行きました。



このお菓子本当に美味しいんです。
南国特有の上品かな旨味がしっかり高密度に詰まっています。



子どもたちは美味しい美味しいと言って食べてくれて大満足です。
ありがとね〜♪ あなたたちの笑顔からたくさんの幸せをもらいましたよ。 (^o^)v



その男の子たちや女の子からもプレゼントをいくつかもらい、
男の子はみんなほっぺたにキスしてくれます。
  (本当は女の子にしてもらいたかったけど ・・・ )
また自分の頬にもキスをしろとせがんできます。
インドにはこんな習慣があるのでしょうか。 (;^_^A

これがみんなからもらったプレゼント、
どんな宝石よりも重い価値のあるものです。



みんないつまでも元気でね♪
また来るからね。 (o^∇^o)ノ





ちびっ子たちは最後まで一緒にいてくれました。
みんなから寂しいとか日本に帰るなと言われます。





また会おうね♪ 固い握手を交わします。





この子は別れる間際まで寂しそうにして、
ずっとホームにいて欲しいと訴えかけてくれました。



ブラザ〜、ジャッパン・ノ〜、 ブラザ〜、ジャッパン・ノ〜、
何度も何度も同じ言葉を蚊の鳴くような声で囁きかけてくれます。
思いを繰り返し伝えれば聞き入れられると思っているのでしょうか、
この子の胸の内を思うと胸が張り裂けそうです

けれど今の自分には、彼女の肩をただ強く抱き寄せることしかできません。
ごめんね、そしてありがとう。
万感の思いが胸に宿ります。



“こんなに別れが苦しいものなら、二度と恋などしたく〜は なぁいわ〜♪”
こんな大昔の歌謡曲のメロディーが頭の中を流れました。
  <西田佐知子 女の意地>

今のこの気持、しっかりと抱えて日本に帰ります。
そしてそれを糧として、
本当の意味でみんなの役に立てるよう努力します。
それが自分の役割であり、みんなにできる恩返しですから。


チェンナイ行きの夜行バスは午後9時にナガラコイルを出発します。
予定より少し早めの時間に着きましたが、
実際に出発したのは予定より30分遅れの午後9時半でした。



前にチェンナイからサンカランコービルに向けて乗った夜行バスと同じ
SRM(エッサーラム)のバスで、かなりの大型です。



トランクルームに荷物を預けましたが、
なんと中にはバイクまで入っています。



これでインド最南端カニャクマリともお別れし、
いよいよ最終目的地のチェンナイへと向かいます。

抱えきれないほどの大きな思い出をありがとう。
みんなのこと、決して忘れませんよ。

ヾ(´ー`)ノ 。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'

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