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6月28日 日本語学級


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今回の旅は目覚し時計を持ってきていないのですが、
朝4時半になると大きな太鼓の音で自動的に目が覚めます。



本堂でお勤めをした後は、周りの施設に順次お参りして回ります。



建設中の仏舎利塔も上まで歩いて登り一回りします。



右側の円形のレンガ囲いの中に建っている棒が仏舎利塔の中心で、
その真下にスリランカからいただいた仏舎利、
つまりお釈迦様の御骨が納められています。



これは菩提樹、お釈迦様は菩提樹の木の下で悟りを開かれました。




連日の食べ過ぎと、まだ睡眠不足が十分に解消していないので、
朝食は果物だけいただきました。



これはお昼にいただいたマンゴーです。
美味しいマンゴーを毎日食べることができて有り難い限りです。



お寺でいただく食事は木村庵主さんの手作りですが、
ちょっとお醤油が入っていたりしてジャパニーズテイストです♪





食事は直接右手でいただき、最後は指とお皿の上に水を流し、
それを飲み干すことですべて残さずいただきます。 ( ̄人 ̄)




今日は列車で二駅離れたスリヴィリィプトゥーという町の学校の
日本語学級のオープニングセレモニーです。
石谷上人と木村庵主さん、そしておまけの自分を含めた三人が、
地元の日本人ということでセレモニーに招かれました。

お寺から1キロちょっと離れたバス停まで、
団扇太鼓を叩き、お題目を唱えながら歩きます。







バス停には人がたくさん待っていました。
バスは15分か20分に一本あって、もうすぐやって来るようです。





インドのバスは列車と同様ドアがありません。
常にフルオープンです。



バス代は5ルピー、10円弱です。



遠くに見えるのがサンカランコービル、
これはお寺の名前で、コービルとはタミル語で寺という意味です。



駅には改札がありません。
どこから入ろうがどこから出ようが自由です。



インドの列車は長いので、ホームもそれに合わせて長〜いのです。



三人で歩いているとまた声をかけられました。



どこの国かと聞くのでジャパンと答えました。

最近はインドも中国の人が多いらしく、
石谷上人はよく中国人と間違えられるそうです。
相手に中国人ではなく日本人だと分かってもらうと、
途端に愛想がよくなるそうです。

けれど四十年前のインドでは、
日本人は尊敬の対象として見られていたけれど、
今はただ経済の発達した国としてしか見られないと嘆いておられます。
石谷上人は世界平和、インドの平和、日本の平和に命をかける憂国の志士です。

木村庵主さんが切符を買っておられます。
一人10ルピー、20円弱です。







サンカランコービルの駅舎、
駅舎はヒンズー教の寺院を模したデザインが多く見受けられます。



駅を入ったところです。 のどかな感じです。



枝から根っこみたいなのが大量に垂れ下がっているのがバニアンという木で、
インドではたくさん見ることができます。
個人的にはターザンの木と呼んでいます。 ^^☆



ホームの隣で列車を待っていたレモンの大袋を抱えたおじさんが、
三人にレモンをひとつずつ手渡してくださいました。



袈裟を着たお坊さんが二人いたので、喜捨してくださったのでしょう。
インドのレモンは日本のものより小ぶりです。

長〜い列車がゆっくりとホームに入ってきました。
気の早い人は、列車が止まる前から次々と開放された扉へと飛び乗っています。



車内ではチャイーとスナックを売り歩いています。



けれどインドの列車は不正乗車防止のために各車両が独立していて、
走っている間は他の車両に移ることができません。
この車両でもう販売の見込みがないと分かったら、
次の停車駅までひたすら待たなければならないのです。



田舎の列車ののどかな車窓風景です。
だいたいこんな景色が延々と続きます。



みんなのんびりて寝ていますね。
左のおじいさんは一生懸命ケイタイで話をしていますが、
インドでは列車でも深夜バスでも大声を出しての通話がノープロブレムです。



こんな牛舎も見えました♪



途中の駅での時間待ちを含め、一時間弱でスリヴィリィプトゥーの駅に着きました。
これはまだ走っている列車のドア部分から撮った写真です。



駅には学校の方が迎えに来てくださっていました。
車の飾りからすると、カトリックの学校のようです。



セント・アントニーズ・マトリカレーション・スクールという名前の学校です。



あっ、お客さんが来たぞ♪
子どもたちがこっちを見て嬉しそうに手を振ってくれました。



これが子どもたちの教室です。



自転車がたくさん並んでいます。



子どもたちが待つ講堂に三人が迎え入れられました。
大きな拍手でお出迎えです♪



なんかちょっと堅苦しいな〜♪





日本語学級はすでにスタートしているようで、
二人の子どもが前に出て、習った日本語を披露してくれました。



  「あなたの台所には何がありますか?」
      「私の台所には冷蔵庫があります」

  「冷蔵庫のそばには何がありますか?」
      「冷蔵庫のそばには戸棚があります」

こんな感じです。 (^-^)

男の子たちもがんばって日本語を披露してくれました♪



続いては来賓(?)の祝辞です。
なぜか日本人代表として自分がスピーチさせていただきました。 (^o^)v
タミル語の通訳は木村庵主さんです。
ウエストバッグのチャックが開きっぱなしですが、そんなことはノープロブレムです!



たぶん三人の中では最もオーソドックスに日本人ということで選ばれたのでしょう。
ほんの少しのタミル語を交え、簡単な日本語で挨拶させていただきました。



挨拶の最後の部分です。

  日本は優れた技術を持った素晴らしい国です。
  みなさんも是非日本語をしっかり勉強して、日本に来てください。
  ナンドゥリー(タミル語でありがとうの意味)

日本という国をどう表現しようかと考えた時、
優れた技術という言葉しか思い浮かびませんでした。
他にインドに対して誇れるものが何かあるでしょうか?

木村庵主さんは優れた技術というころを
コンピューター・テクノロジーと訳されたのですが、
本当はインダストリアル・テクノロジーですね。
インドのコンピューター技術は日本に負けていません。

今はまだインドで車や電気製品等日本のものをたくさん目にすることができますが、
この状態がいつまで続くでしょうか。

日本人は日本にしかないよさを知り、
そのよさを徹底的に追求していく必要があると強く感じます。

最後はみんなで(たぶん)賛美歌を歌ってくれました。



それではみなさんありがと〜♪
石谷上人と木村庵主さんが会場を出た後、
わざとワンテンポ遅れて歩き、
子どもたちにカメラを向けながら思いっきり笑みを浮かべて手を振りました。 (o^∇^o)ノ

どうです、この子どもたちの楽しそうな顔。 ヽ(^o^)ノ
やっぱり子どもはこうでなくっちゃ〜♪



木村庵主さんと話をしている女性が日本語を教える先生です。
ソフトウェアの会社に勤めている時、日本語の最も簡単な三級の資格を取られたそうです。



学校では彼女が自分の知識で日本語を教えているだけで、
きちんとしたテキストはまだないそうです。
それでもまずは学んでしまう、さすが素晴らしきインドです☆☆

教室に戻った子どもたちにカメラを向けると大喜びです。



インドの子ってみんな可愛いですね。
特に田舎の子は素朴なんでしょう。



校長室でしばしの談笑です。
ファンタオレンジみたいなジュース美味しかったです♪



こんなおやつを出していただきました。
インド人の三時のティータイムは、かなりしっかりしたものを食べるのです。



このインド風ベビースターラーメンみたいなのはよく出てきます。
インド風に味が濃くて美味しいです。



校長室で話をしていても退屈なので、
子どもたちのところに行ってもいいか聞いてみたら、
You can go. とのことでしたので、カメラを抱えて見学に行きました。



何か授業をしていたのでしょう、
先生をそっちのけでこちらに注目です。



ほら、こんな風に日本語を練習しているのよ♪
ローマ字とひらがなを対応させた練習です。



私はこんな絵を描いたのよ♪



ここでも折り紙の鶴を折ったら大騒ぎ、
次々とノートや紙切れを差し出してきます。





今日のお土産として折り紙を持ってきていましたので、
それを子どもたちに一枚ずつ配って折り方をレクチャーしました。





途中で帰る時間となり、
最後までできない子もいましたが、
みんなとお別れです。
バイバイ〜♪




帰りは一時間ほどの道のりを車で送っていただき、
夕方にはサンカランコービルのお寺に着きました。

この日も地元の方がお参りに来ていて、
石谷上人からキャンディーを受け取っていました。



夕食はおかゆにごま塩、日本の味に癒されます。



サンカランコービルでは毎朝4時半起きなので大変です。
日本では普段それくらいの時間から寝ることが多いのですが、
やはり早寝早起きの方が自然の理に適っています。

ここで得た習慣を日本でも持ち続けたい ・・・ とまではいきませんが、
活かしていくつもりです。



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