悠久の大地 我が心のインド
ヨガナンダ > 我が心のインドインドの旅2013 > 6月27日 病院

6月27日 病院


ヨガナンダのホームページ

我が心のインド




メールをお待ちしています



夜行バスは空調もシートも快適でしたが、
乗っていた九時間の間、一睡もすることができませんでした。

隣のおじさんは愛想のいい人で、いろいろと話しかけてくれました。
そのおじさんが途中で配られていたシーツを持って立ち上がったかと思うと、
そのシーツを通路に敷いて寝てしまいました。 w(*゚o゚*)w
座席はほぼ満席ですが、そんなことはノープロブレムです。
さすがインド人!

そのおじさん歯ぎしりもすごかったな〜、
グギリッ!、グキリッ!って感じです。


バスの停まるところはいくつもあって、
ほぼ満席だった車内も人数が少なくなってきました。
停まる場所の名前は
バスガイド(濃い顔のおっちゃんです)が直前に告げてくれるのですが、
インド訛りの発音は何を言っているのかよく聞き取れません。
必死になってその言葉が目的地のクディアンタムでないか耳をそばだてました。

午前6時ちょっと過ぎ、予定通りの時刻にクディアンタムに着きました。
バスガイドの口からそれらしき言葉が出ると同時に、
こちらの方を指さして下りる場所だということを教えてくれました。

停留所に近づくと、
見慣れた黄色い袈裟を着た石谷上人が立っておられる姿が目に入り、
嬉しくなって思わず大きく手を振りました。
石谷上人がムルガンに車を運転してもらって来てくださいました。

二人に会えてひと安心、お寺に行く途中でお茶を一杯飲みました。

日本山妙法寺 石谷政雄上人

インドは空気が澄んでいるからなのか、
月が太陽のように強い輝きを放っているので驚きです。



日本山妙法寺サンカランコービル道場に着き、
石谷政雄上人、リラ・ワティ庵主さん、木村千草庵主さんと一緒に食事をします。



さすがに昨夜は一睡もしていないので疲れました。
部屋のベッドに横になり、天井扇の風に当たりながら休ませてもらいました。



これが日本山妙法寺サンカランコービル道場です。
仏舎利塔の形をしたものが建物の上に乗っていますが、
これは三年前に来た時にはありませんでした。



現在建設中の仏舎利塔です。
完成すると高さが40メートルにもなり、
今建っているところら上は少しずつ丸くカーブしていきます。
  ※ 手前の白いのは仏舎利塔の完成模型です。



一休みし、お昼ご飯を美味しくいただきました。



お寺の東側には山脈があり、
その山脈の向こうがリゾート地として有名なケララ州です。



今年のケララは大雨が降って被害が大きく出たそうで、
山脈の真上には大きくて厚い雲が立ちこめています。
山脈のこちらと向こうとでは気候が大きく違います。





お寺ですから窓のゲージも仏様です。




インドに来てから湿疹が出るようになり、
塗り薬を塗っても一向に治らないので、
石谷上人に頼んで医者に診てもらうことにしました。

お寺によく出入りしているマノハという人に頼んで診察の予約をしてもらい、
夕方マノハに向かいに来てもらい、
石谷上人と三人でサンカランコービルの町の病院に出かけました。



診察といっても簡単なものです。
行列を作って狭い診察室に入り、
列の後ろの人数名が見ている中(!)、
簡単な問診と湿疹の具合をちらりと診ただけで薬の処方箋を書いていきます。
こんなに簡単でいいのでしょうか?

日本ではもう二十年以上怪我と歯医者以外医者にかかったことはないのですが、
ここインドでは三年前に続いて二度目です。
よほどインドと相性がいいのか悪いのか ・・・ 、
けれどインドでお医者さんにかかれるのは楽しい経験です♪



診察室でもらった処方箋を薬局に持って行って薬をもらいます。
かなり乱雑そうでしたが、薬を間違えないんでしょうか?



次に注射を打ってもらいに治療室に入ります。
その注射器と注射液は今もらった薬袋に入っていて、
それを袋ごと治療室にいる小柄できれいな女性に渡します。

彼女はうつむき加減で仕事をしていましたが、
ちらっと目を上げると目の前に大きな黄色人種いるので、
ものすごくビックリして一瞬のけぞっていました。
まさに “インド人もビックリ” です。 w(*゚o゚*)w

注射はお尻に打たれました。
きれいな女性に丸出しのお尻を向けるのは恥ずかしかったのですが、
ズボンをしっかりずらしてお尻を突き出すと、
そんなにズボンを下げなくてもいいと言われ、
腰から少し下あたりのところに注射を打ってくれました。
思ったほど痛くなくて幸いでした。 (^o^)v



代金は診察代が60ルピー、薬代が486ルピー、計546ルピー、
その数字に1.6プラスαをかけたものが日本円の金額ですので、
千円に満たない金額です。

もらったのはこれらです。



左から濃縮栄養エキスみたいなのが二種類、ローション、塗り薬、殺菌消毒石けん、
そして飲み薬が二種類です。

普段まったく薬を飲まないので治療の効果は抜群です。
注射を打ってもらってから三十分もすると湿疹のかゆみも治まってきました。
お陰様でその後の経過も順調です。 (^-^)


病院に行った後、近くにある新築したばかりのマノハの家に招待してもらいました。
  ※ 基本的にインドの人はすべて敬称を略します。
    付ける人と付けない人を区分するのが大変ですので。 (-人-)



すごくきれいなお家で、
壁もきれいな模様のタイルが全面に貼られています。



備え付けの掲示板には日付、時間、温度が表示されています。
日本だったらすべて液晶表示でしょうね。



マノハの家の前のコーランです。






お寺にも戻ると夜のお勤めが始まっていました。
お参りに来た人は、石谷上人から小さなキャンディーをもらうことになっています。



南無妙法蓮華経〜♪
このお題目を中心としたお勤めは、朝は午前四時半から二時間ちょっと、
夜は午後五時から一時間以上続きます。



仏舎利塔建設現場に孔雀(ピーコック)がやって来ました。



このあたりはインドの国鳥である孔雀がたくさんいるところで、
最近はお寺の近くまでよく飛んでくるそうです。
孔雀はこの後もたくさん見ることになります。

サンカランコービルは昨日までは毎日どんよりと雲が立ちこめ、
雨が続いていたそうですが、
自分が来ると同時にいい天気になりました。

晴れ男なのかしれません。
いいですね、暑いのは大好きですから。 (^o^)v



ひとつ前へ ヨガナンダ インドの旅2010 次へ
Link Free
Copyright 2008 Sakai Nobuo All right reserved.