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ちょうどの学習




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前項で、Duo 3.0を繰り返し学習すると書きましたが、
実際は一通り最後まで読み終えた後、
一回目の復習のところで立ち止まってしまいました。

Duo 3.0に出てくる単語は自分にとってなじみのないものが多く、
読んでいて楽しくありません。
とてもいいテキストで、やれば力が付くことは分かっていても、
ほぼ丸暗記しなければならない単語が複数出てくるので、
いくら例文があるとはいえ、
学習意欲を継続させるのは困難でした。


愛用しているiPadには、英語学習用のアプリをたくさん入れています。
ただ実際には使うことはほとんどなく、
ほぼ死蔵といった状態です。
自分には、紙ベースで学習するのが合っています。

それでもたまにはどんなアプリを入れたか確かめることがあり、
評判がいいということでだいぶ前にインストールしたmikanという、
主に英単語を学習するアプリを、一ヶ月ほど前に少しだけ触ってみました。

mikan

やってみればなかなか面白いもので、
クイズ形式で次々出てくる単語をチェックし、
苦手なもの、分からなかったものは繰り返し、
とにかく習熟するまで徹底して学習していきます。

無料でこんなアプリが利用できるとは素晴らしいですね。
やりだすと夢中になってしまいます。

それと夢中になるのは、
出てくる英単語の難易度が自分に合っているというのも大きな要因です。
Duo 3.0とは違って初見のものはほとんどなく、
見たことはあるけれど、
パッと意味は答えられないという単語があるという程度です。

このアプリで教材として使われているもののひとつが、
大学受験用としてはかなり有名な速読英単語 必修編というテキストです。

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実際のテキストは、新しい単語を含んだ英文を読みながら、
単語を覚えていくという形式ですが、
アプリにはその英文が出てきません。

これをアプリで学習していると、
どうしてもテキストを買って英文が読みたくなり、
たまらず本を買ってしまいました。

このテキストはDuo 3.0と同様、
非常に細かいところまで作り込まれていて、
受験参考書のバイブル的存在であるのもうなづけます。

学ぶべき1900の英単語が、
70の英文中に収められていて、
その英文を読み込むことで、自然と単語力が付く仕組みです。

そしてその英文がどれもとてもよくできていて、
何度繰り返し読んでも飽きることなく楽しいのです。

これは英文自体の質の高さと、
自分の能力がちょうどその英文の程度と合致するからなのでしょう。


昔公文に勤めていた時、
公文式学習法の特長のひとつである「ちょうどの学習」ということを
よく先生方と話し合いました。

生徒である子どもたちに与える教材は、
難しすぎてもダメ、易しすぎてもダメ、
その子の学習能力に合ったちょうどのところ、
そこを指導者が見つけ出し、
そこを与えることが指導者の最も大切な役割であるとされていました。

実際には学校で学んでいる内容よりもかなり易しいところから学習を始め、
短時間で大量の満点を取るという、
これまで経験したことのないような楽しい経験で子どもたちの学習意欲を高め、
少しずつ学年相当の内容に追いつく頃には、
以前よりも向上した基礎力で、楽にその内容を学んでいくことができるのです。


このたび速読英単語 必修編を手にし、
そのちょうどの学習という言葉を思い出しました。

自分にとってここに載っている70の英文は、
難易度的にも興味の面でも、
最も学習意欲を高める「ちょうどの学習」です。。

とにかく音読していてとても楽しいのです。
これまで何冊もいろんなテキストを音読してきましたが、
このテキストが最も音読意欲を高め、
読んでいて確実に英語感覚が身に付いていくのを実感できます。
内容が会話文ではなく、論文、レポート形式なのも好印象です。

今日はNo.21サッカーの起源(1)という英文を音読しました。

速読英単語 必修編

いつも回数を数えることなく音読を繰り返し、
自分が納得できるまで読み込めたら終了という形にしているのですが、
今回はメモ紙に正の字を書きながら、50回音読をしてみました。

音読は元々好きなのでかなりスピードは速いです。

152文字のこの英文には目安となる速読タイムが記されています。
まず最初にこの英文をしっかりと理解し、
その後一回目の速読目標が114秒、二回目が91秒です。

自分はこの音読を25回目と50回目に計り、
それぞれ46秒と45秒でした。
こうして時間を計ることはとても励みになり、
速く読みこなすことができるようになるにつれ、
英文の理解も深まるのを感じます。


公文では、まず最初にその子どもに合ったテキストを与えることが
指導者の大きな仕事であり、
それと同様に、自分で英語を学ぶ場合でも、
自分にとって最も興味が持てて、
学習効果が高まるテキスト、方法を探すことが大切です。

この速読英単語 必修編をしっかりとやり終えて、
その次に、再びDuo 3.0に取り組むつもりです。
その頃にはDuo 3.0がちょうどの学習になっていることでしょう。

2018.4.23 Monday

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