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英語を学習するにあたっては、
まずその目的を考えなければなりません。
ビジネスのやり取りで必要なのか、
留学、受験、資格試験のためか、
または海外旅行、
外国人との会話を楽しむためのものなのか、
それぞれの目的によって習得すべき能力は変ってきます。
またそれぞれの人に学びやすいスタイルというのがあり、
人から教えてもらうのが好きな人や、
自分で学習を進めるのが好きな人、
暗記が得意な人もいれば、
理論・理屈で考えていく人もいます。
自分は明らかに自学自習派であり、
人から教わることがあまり好きではありません。
また丸暗記することには拒否反応があり、
何事も理論的に関連づけて覚えるのが流儀です。
英語単語や熟語を覚えようと
名著であるDUO 3.0を買ったのはかなり前です。
今見てみると、六年前にこのコーナーに
DUOのことを書いているので驚きました。
実はこの間ずっとほったらかしだったのです・・・。
DUOは流れに沿った560本の例文の中に、
重要単語1600と熟語1000が収められています。
レベルとしては、
TOEIC 600〜780点
大学入試 偏差値58〜65
TOEFL 60〜90点
英検 準一級
ということなので、
難しめの大学入試参考書程度というところでしょう。
ただしDUOの例文は口語体が多く、
試験勉強のためだけではなく、
実際の英会話を学ぶテキストとしても優れています。
そしてすべて例文の中で学ぶスタイルになっていて、
その単語、熟語の解説とともに
関連語、派生語、同意語、反意語なども併記され、
いろんなものを関連づけて覚えられるようになっています。
これは理屈で覚えようとする自分にとって最適のスタイルです。
これまで英文テキストを読む時は、
分からない単語や熟語は辞書を調べ、
自分なりの単語ノートをつけるようにしていましたが、
これはかなり手間のかかる作業で、
記憶の定着にはいいものの、
時間ばかり取られて効率の悪いことにうんざりしていました。
そのことにいよいよ業を煮やし、
長い間塩漬け(！)になっていたDUOを
きちんと学んでみようという気になったのです。
DUOの560の例文は45のセクションに別れています。
これはCDを聴く際の区切りとなります。
今回自分はこのセクションは無視して、
一日20文学習することをノルマとし、
11月30日から今日12月27日まで、
ちょうど28日間で560本すべての例文を読み終えました。
例文を何度も音読し、
知らなかった単語、熟語、
特に意識したい箇所にラインマーカーを引きました。
そうやって20の例文を繰り返し読み、
最後にもう一度最初の文から簡単に読み返し、
これで約一時間か一時間ちょっとかかります。
もちろんこれでDUOの学習がすべて終わったわけではありません。
少しの時間を開けて何度も例文を繰り返し読み、
CDの音声を耳から入れ、
少しでも完璧に近づくよう記憶の定着をはかっていきます。
今は最初の山を越えたところです。
DUOは何人ものネイティブの方たちの意見を聞き、
時間をかけ緻密に作られたテキストで、
現在は二回の改訂を経た3.0バージョン、
その完成度は極めて高いものです。
英語を学ぶ上で単語力は欠くべからざるものです。
それを多くの英文に目を通すことによって
少しずつ身に付けていくのもひとつの方法ですが、
未知の単語が数多く出てくる英文を読むのは苦しい作業です。
ですからこのような、
あるいは自分の学習スタイルに合った単語集をしっかりと学び、
その上で英文を読み、単語の定着をはかっていくのが
理想ではないかと考えます。
DUOの例文を読んでいて、
初めて目にした単語ではないけれど意味がハッキリと分からない、
けれど書かれている意味を見ると思い出すというものが数多くありました。
やはり単語は何度も何度も繰り返し頭に入れなければ
記憶として定着しません。
その繰り返すためには、
DUOのように考え抜かれ、集積度の高い、
そして登場人物のキャラクターを含め
ひとつの大きな流れを感じさせる例文を読み込んでいくことが一番です。
繰り返し何度も読むというのはしんどい作業ですが、
第一回目に読んだ時の労力と比べるとはるかに楽です。
今回28日間休むことなく学習を継続することができたのは、
タッピンクによって学習意欲を阻害する要因を取り除いた成果です。
タッピング＜３＞
今のこの意欲を継続させ、
これからもDUOを五回、十回繰り返し読んでいくつもりです。
2017.12.27 Wednesday
   
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