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求められるスキル




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長らくこのページを更新していませんでした。
インドの旅日記「・・・ その後」にも書きましたが、
インドから帰国後、心身ともにいろいろと混迷な状態を体験することとなり、
本来ならば日本に戻ってからはより一層バリバリと
英会話学習に取り組みたかったのですが、
かえって低迷期を迎えることとなりお恥ずかしい限りです。

私の訪れたインド最南端のタミルナード州は、
独自のしっかりと確立された文化があり、
日常語としてタミル語を使い、
若干対抗意識のようなものがあると思うのですが、
インド公用語のヒンディー語はほとんど使いません。

その代わりインドの準公用語となっている英語は小学校から学習し、
ほとんどの人が日常会話として英語を使いこなしていました。


インドでは、私のめちゃくちゃな英語でも最低限のコミュニケーションをとることができ、
それはそれで嬉しいことだったのですが、
ほんとにそれは最低限で、
少し深い会話をしようと試みても、言葉が頭に浮かんでこず、
もし相手から難しい英語で返答が帰ってきても理解することができないので、
そこでコミュニケーションがストップしてしまいます。

それでも慣れというのは恐ろしいもので、
一ヶ月間インド、スリランカにいる間、
単語の羅列でも瞬間的に言葉が口から出るようになり、
聞き取りも最初は30%ぐらいしか分からなかったものが、
50%程度は理解できるよう進化しました。

これは慣れと同時に、
「なんとか英語でコミュニケーションをとらねば!」
という切羽詰まった意識が進化を促したように感じます。

ともあれ自分自身の英語力不足は歴然たる事実であり、
これからもインドをたびたび訪問したいと考えている以上もっとしっかりと
日常会話に困らない程度の英語力を身につけることが絶対に求められます。


インドにいる間に求められる英語の力とはどのようなものかについて考えました。
英語圏でビジネスをしたり留学をするのではなく、
あくまで日常的なコミュニケーションをするための力です。

1.中学程度の構文を使ったスピーキング
   中学校3年間で習う程度の簡単な構文を使った英文が、
   スラスラと口をついて出るぐらいでないと会話はできません。
   逆にそれが十分に使いこなせれば、かなりの程度の会話が成立します。
   日本にいる時から分かっていましたが、インドでそれを実感しました。

2.ヒアリング(英語耳を作る)
   簡単な英語で話しかけられても、耳が慣れていないと聞き取れません。
   これも日本人が苦手とする分野で、とにかく量を聞いたり、
   音読をするなどして耳と口を使わなければ習熟できないでしょう。

3.語彙力
   話すための文法は中学校程度でOKですが、英単語や熟語は、
   高校初級程度の知識が欲しいものです。
   話すのは電子辞書等を使って調べてから話すことができますが、
   いきなり知らない単語で話しかけられてくるともうお手上げです。
   ヒアリングで知らない単語があっても推察しながら聞き流すのにも
   やはり相当の慣れが必要です。

英語でコミュニケーションをとるために必要な条件は分かりましたが、
それをいかに身につけるか、その努力の積み重ねが大変です。

書店に行くと英会話教材がかなりのスペースをとって並べられています。
それだけ日本人の英語学習意欲、必要性が高いのでしょうが、
それと同時にどんなテキストを使っても日本人はなかなか英語が身につかないという
事実を物語っているように感じます。

どのテキストも
『自ら編み出したこの画期的な学習法こそ英語力習得の王道である』
というように書かれていて、その方法はまさに千差万別、
それらひとつひとつ見るだけでも頭が混乱してしまいます。

私たち日本人が求める英語力というのは、
その人の立場によって多少の違いはあるでしょうが、概ね共通しています。
けれどもこれだけ多岐にわたる学習法があり、
そのどれもが “我こそが最善である” と唱えているのはおかしなことです。

ある程度の一般法則は導くことができるでしょうが、
細かなところは人によって合う合わないがあるように思います。
私だったら英会話に限らず、
人に講義形式で物事を指導してもらうのが大の苦手です。
自分でテキストやネットで調べなから自学自習するのが好きなタイプです。


自分にとって求められる力とは何なのか、まずはそれを見定め、
そのためにはどういった学習法がいいのか、自分に合っているのかを考え、
それを実行してみる。
そしてそれがいいと思えるのならば、
それを楽しく継続できる方法(動機付け)を工夫する、
ということではないかと思います。

とにかく人の評価に惑わされることなく、
自分がいい思える方法でやってみることです。
そしてその意欲が継続できるように工夫をする、それが知恵ですね。

私も自分なりの方法を見つけて、まずは楽しくやってみたいと思います。
そしてその過程で、スピーキング、ヒアリング、語彙力、
上記みっつのスキルが本当に身についているかどうか、
チェックしてみたいと考えています。

2008.7.8 Tuesday

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