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2018年2月5日 ・・・ アファメーション<2>

よく知られていることですが、
アファメーション、自己を肯定する言葉、宣言文を唱えるのは、
朝起きてすぐと夜寝る前が最も適しています。

それはその時間帯がまどろんでいて、
潜在意識への扉が開いているからです。
少し前に流行った言葉で言うと、
脳波がリラックスした状態のα波が出ているからです。


朝起きてすぐの意識付けは、
その日の朝から夜まで、一日の全体に大きく影響します。
毎朝起きてすぐに顔を洗い歯を磨く時、
必ず鏡で自分の顔を見るはずです。
その時は必ず笑顔でいてください。

人間は、生まれてから死ぬまで、
一度たりとも自分の顔を直接見ることはできません。
自分はどんな顔なのか、そのイメージは、
鏡を見た時、あるいは写真やビデオを見た時に形作られます。

ですからそのイメージを作る大切な一時、
あるいは一瞬だけでもいい表情をしていれば、
自己イメージがぐっと高まります。


夜寝る前に考えたことは、
寝ている間もずっと持ち越され、
それが潜在意識の中で熟成されます。

夜寝る前、布団の中では、
たとえその日にどんな嫌なことがあったとしても、
嫌なことを考えるのは絶対に避けてください。

自分が理想とする高い自己イメージを思い描き、
身の回りのことひとつひとつに感謝の思いを浮かべ、
心地よく楽しい気持ちで眠りについてください。

潜在意識の力を説いた魁として著名なジョセフ・マーフィーは、
こんな本を書いています。

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自分は毎日英語学習をしているので、
寝る前に、その日学んだことを短時間でも復習するようにしています。
  (お酒を飲んだ日はできませんが ・・・ )


アファメーションは、頭の中で読むのではなく、
口で唱え、声を出さなければいけません。
そしてそれを鏡の前で行うとさらに効果的です。

積極思想と素晴らしい生き様で多くの人に師事された中村天風師は、
若い頃に奔馬性肺結核という不治の病に冒され、
その治療法を求め世界中を回り、
最後にインドのヨガの覚者カリアッパ師と出会い、
自らの人生を開いていかれました。

それ以前、世界中を回った学んだことは
ほとんど意味がなかったと言われながらも、
唯一役立ったと言われたのが対鏡法、
鏡に向かって唱えるというものです。

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天風師はあれだけの傑物となりながらも、
晩年まで一人鏡の前で真剣に積極的な言葉(アファメーション)を
唱え続けておられたとのことです。


鏡の自分に向かって唱える時は、
鏡の中の自分の目を見るのではなく、
第三の眼があるところ、眉間を見てください。
ここが最も潜在意識に深く言葉を浸透させるポイントです。

これは秘伝ですが、
鏡に向かって両手を伸ばし、手のひらを左を上にして重ね、
その手の指先を鏡に付けてください。

そうすると実際の自分の両手と鏡の中の両手が
メビウスの輪を描き、そこに宇宙エネルギーが宿ります。
信じられる方だけ実行してください。


アファメーションの効果を高める方法は他にもあります。
アファメーションを手書き(!)で紙に書きます。
それとともにそのアファメーションのイメージに合った写真などを添え、
よく言われる宝地図を作ります。

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それを枕の下に敷いて眠ると、
その宝地図の波動が頭の中へと浸透します。
騙されたと思ってやってみてください。

さらにはアファメーションをノートに何度も手書きするのもいいでしょう。
根気のいることですが、頭の中にそのイメージをたたき込むということです。


そして最も効果があると思われる方法は、
そのアファメーションを録音し、繰り返し耳にすることです。
今はスマホやMP3プレーヤーで簡単にリピート再生ができます。

YouTubeには、アファメーションの入ったヒーリングミュージックが
いくつもアップロードされています。



このような一般的なものを聴いても前向きの気持ちになりますが、
誰にとっても最も効果が高いのは、
自分自身の声でアファメーションを唱えたその音声です。
自分の声は、自分にとって特別の意味があります。

自分の口から発した声、それを直接繰り返し耳に入れる、
この極めて短い循環サイクルが効果がないはずがありません。

循環は時空の基本法則でありリズムです。
それが極めて短いサイクルで回るのですから、
効果が早く現れるのは当然です。
ただしこれは自然のリズムとあまりにもかけ離れているので、
何らかの弊害を引き起こす可能性があります。

一時話題となった尿療法もこれと同じです。
人体の循環サイクルを極めて速い速度で回し、
尿療法は多くの症状に即効性があるとのことでしたが、
尿を飲むというのはほとんどの人が抵抗を示しました。

これはこの短略的循環サイクルが長い目で見て自然の摂理に反するので、
尿は汚れたものであり、それを口にするのはタブーだという意識を
植え付けられたのだと思われます。

尿療法は循環をショートカットするので効果がある代わりに、
理からすると、人間の寿命を縮めてしまう可能性があります。

と言うことで、自分の声のアファメーションを繰り返し聴くことは、
効果があるかもしれませんが危険も伴います。
何か特別な能力を芽生えさせたいというような時にはいいかもしれませんが、
通常は避けるべきでしょう。


アファメーション、自己イメージを高めるということを考えてみると、
現在のスピリチュアルムーブメントで話題となっていること、
潜在意識活用について述べられているものは、
ほとんどこれと同じではないかと感じます。

それと就寝前と起床直後、
この二つの時間帯が最も潜在意識が開けるということを
陰陽で捉えてみると、
夜は過去を振り返り、その日一日の感謝、
あるいは今生きていること、そのことに喜びを感じる時、
朝は今日という未来に向かって希望を抱き、
その活力を大きく膨らます時、
こう捉えるのが理に適っています。

大切なのは思いであり心のあり方です。
アファメーションは、それを創り出すため言葉でアシストするものです。

『笑っても一日、泣いても一日』
明るい気持ちで日々過ごせるよう、
アファメーション、言霊の力を活用してください。

2018.2.5 Monday  
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