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ヨガナンダ



2017年10月30日 ・・・ 思いと言葉

部屋を掃除する時は、
もちろん掃除機を使いますが、
目に見えてホコリや髪の毛がたくさん落ちているところは、
手で寄せ集め、ごみ箱に捨てるようにしています。

それは、掃除機がすぐに目詰まりを起すから、
またその方がキレイに掃除したという実感が湧くから、
さらには落ちている髪の毛に、一言でも言葉をかけてから捨てたいからです。


手の施しようのない末期ガンを「ありがとう」の言葉で克服した
工藤房美さんは、
抗ガン剤で髪の毛が大量に抜けた時、
その抜けた髪の毛を一本一本拾い集めて感謝の言葉を送くり、
その時に不思議な体験をして、胸の中に幸せがあふれてきたそうです。
  <工藤房美講演会>

そしてある日、ものすごい早い時間に、まだ9時にならない時間に、子どもたちが「お休み〜」って言って寝てしまったんですね。
で、主人も早く寝たので、今日は全員いないから、今日はいい感じだから早く終わらせようと思って洗面台に行って、また拾った髪の毛を取り出してですね、もうその時は髪の毛が一本もない状態で、そして一本ずつ髪の毛を握って「ありがと〜」って言って、また握って、「今までありがと〜」
とか言って、その作業をず〜っとしました。

皆さんは五千回とか一万回とか、続けてありがとうって言われたことがありますか。
あのですね、またまた不思議なことが起きたんですけど・・・、ものすごい回数ありがとうって言うと・・・、私の中では一万回ぐらい言った頃だと思うんですけどね、自分の口でありがとうって言うと、ありがた〜い気持ちが降ってくるんですよ。
ありがとうと言うと、ありがた〜い気持ちが降ってくる。
そのありがたい気持ちがですね、ものすごく小さな雪のようなものが、自分の胸の中に降り積もっていって、もう言うたんびにありがたい気持ちになり、言うたんびにありがたい気持ちになり、これはとっても止められないいい気分になって・・・。
もうさらにいい調子になって、“わ〜いい気分だ。 今日は絶対に終わる”って思いながら、もうじゃんじゃん続けて“ありがとう”、“ありがたい”って・・・、そしてそのありがたい気持ちがいっぱいになって、とうとう胸のあたりからですね、あふれ出して・・・、もうはじけたんですよ。 ブワーッって。
もう胸から吹き出すんです。 言えば言うほどブワーッって吹き出すんです。
言えば言うほどありがたい・・・。
もう髪の毛がない、ガンで死ぬ、もうそういったことは一切どうでもよくなりました。
もうそういうことは私の中ではどうだっていい、こんなありがたい幸せなことはないっていうぐらい、自分が言ったものすごい数のありがたいの効果で、ありがたい気持ちをたくさん受け取って、最高の幸せな一時を過ごしました。
あまりのありがたさに涙が滝のように流れるんです。


この言葉を聴いてから、部屋の髪の毛をごみ箱に捨てる時には、
「ありがとね〜」、
「長くお付き合いしてくれて感謝します。 また戻ってきてね〜」
などと言葉をかけるのを習慣にしています。

子どもの頃から抜け毛はものすごく多い方で、
最近は髪の毛が少し寂しくなってきましたから ・・・ 。


自分にとっては、何事、何物に対しても、
言葉をかけるとその反応が必ず返ってくるというのは
超常識になっています。

それは実体験として、
体に問いかけるように言葉をかけ、その反応が返ってきたことがあったから。
  <身体との対話>

掃除の際、水拭きする水に言葉をかけた時も、
その変化を如実に感じ取ることができたからです。
  <水の思い>

ですから朝はいっぱいの水を両手で掲げ、
その水に感謝の言葉を捧げて飲むことを習慣にしています。
  <神の水>

ご飯を食べる時は両手を合わせ、
「いただきます」と「ご馳走様」は、必ず声に出して唱えます。
一人で外食する時も欠かしません。

お風呂で体を洗う時はもちろん、
その他考えてみると、まるっきりひとり言ですが、
日常様々な場面でいろんなものに声をかけています。

言葉とは、思いを最も身近なレベルで具体化したものです。


今日ネットでこんなツイートを見つけました。



これは、倫理法人会が発行する「職場の教養」という冊子のあるページです。

たしかに言葉がけ、言霊の力を信じない(知らない!)人にとっては、
パソコンに思いを込めて拭くということは、
何か変な宗教のまじないみたいに思われるのでしょう。

思いだけでもこれですから、
実際に言葉を口に出すなどということは、
正気の沙汰ではないでしょうね。


そう感じる人に、
いくら言葉を尽くしても納得してもらうことは不可能です。
それはその人の考え方、生き方そのものだからです。

またそういう人に思いを込め、
言葉をかけることを無理に実践してもらっても、
深く心で思うことができないので、
その効用を感じてもらうことも難しいと思われます。

自分は幸いにしてそれを体で感じることができたので、
そういったことを信じるのではなく、
“知っている” と断言できるものとして心の中に刻み込まれています。

また東洋の理、生命の法則を学んできて、
こんな些細なこと、お金をかけず誰にでも簡単に実践することが
できるものの中にこそ深い真理、
尊い価値があるのだということも身に沁みて感じているので。
その思いや言葉がけの価値というものに深い理合いを見る事ができるのです。

これも理解できない人には信じられないことでしょうが、
すべてのものに生命があるのですから、
思いや言葉に対してその反応があるのは至極当然のことです。

生命があるからこそ、「引き寄せの法則」も働きます。


今は価値観が大きく転換する時であり、
こういう時には、新しい時代の理合いを敏感に感じ取る人と、
旧来の価値観の中にどっぷりと浸かる人、
人の持つ価値観は大きく二分されるように感じます。

けれど今のスピリチュアルムーブメントは雲をつかむようなもので、
中には怪しいものや自己逃避につながるようなものもあります。

それは人間の精神性の向上には避けて通れない道だと考えます。
子どもは小中学校のうちは時間割が完全に決められていて、
学校の校則に厳しく規定された生活を送ります。
それが大学生になると授業の選択も出欠も任意となり、
その代りすべての責任を自らが負うこととなります。

今のスピリチュアルの世界もこれと同じで、
本人の自由意志が尊重されるのと同時に、
その道から外れることによって生じる結果も自らが負わされるのです。


思いや言葉がけ、その力を信じるも信じないも本人次第です。
また本人自らが選び取った道だからこそ、
そこから生じる結果を深く心に刻むことができます。

願うことはひとつです。
こんな混乱の時代だからこそ、先入観を捨て、
是非ともいろんなことを実践し、
そのものの価値を体感していただきたいということです。

『見ざる言わざる聞かざる』の時代は終わりました。
今は真理が明かされる、『岩戸開き』の時代です。

2017.10.30 Monday  
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