ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
 ヨガナンダ > スピリチュアル夜話 > いざ鎌倉



ヨガナンダ



いざ鎌倉

私は胸の内から湧き上がってくる直感を何より大切にしています。
その直感が表面意識の感情に左右されてはいけませんが、
そうならないように常に心を研ぎ澄ますというのが、
自分を高めるための課題だと受け止めています。

私は神社仏閣やパワースポットというところには、
特別な興味を持っていません。
珍しいから行ってみたいということはあっても、
そこでご利益を得たいとかパワーを授かりたいという思いは一切ありません。

それは私が母から大きな愛を受け取ったからです。
このホームページの中で最も大切にしている「母の愛」に書いている通り、
私は京都にある東寺の大日如来像の前で、
母から、誰もが胸の中に持っている、
最も光り輝く偉大な魂の存在というものを教えてもらいました。

それはこの時空の中で最も偉大で尊いものです。
これ以上のものは、自分の外には存在しません。

だからご利益やパワーを求めて、外側を散策する必要はないのです。
もしそのようなことをしたとしたら、
私は母が命を懸けて伝えてくれた真理に対して裏切ることになり、
それは絶対にすることはできません。


今年の3月23日と25日、鎌倉にお住まいのHillaryさんという方から
美波動の注文をいただきました。
それをキッカケとして何度かメールのやり取りをさせていただき、
Hillaryさんがお住まいの鎌倉ってどんなところかなと思い、
何げなく地図サイトを開きました。

そして鎌倉の地図を見渡してきて目に入ったのは、
鶴岡八幡宮という文字でした。

鶴岡八幡宮は、私が大切にしている文明法則史学の創始者である
村山節先生が、その研究に入るキッカケとなった、
『歴史は直線の分析より始まる』
という天啓を受けられた場所です。

文明法則史学 村山節先生

鶴岡八幡宮が鎌倉にあるということは知識としては知っていましたが、
それまでそのことを特別に意識することはありませんでした。

それがたまたま地図の上で鶴岡八幡宮という文字を目にしたとたん、
なぜか急に胸が熱くなり、
たった一言でいい、その場所に行って、村山先生に天啓を授けてくださったこと、
そしてその流れから、
私にすべてのものに命が宿っているということを教えてくださったこと、
それに対してお礼を言いたいという気持ちが湧き上がってきました。

その時は少しアルコールが入っていたということもあるのですが、
涙がボロボロと流れ、
まだ二、三回しかメールのやり取りをしていないHillaryさんに長文のメールで、
「私は鶴岡八幡宮に直接行くことはできませんが、
 どうか私の代わりに鶴岡八幡宮に行って、
 私になったつもりで一言『ありがとうございます』とお礼を言ってもらえませんか」
ということメッセージを送りました。

本当に私ならではの厚かましいメールなのですが、
それから何日経ってもHillaryさんからメールの返事が来ることはなく、
私は自責の念とともに、Hillaryさんに再び、
「先日は大変失礼なメールをお送りして申し訳ございませんでした。
 やはり鶴岡八幡宮には自分の足でお礼を言いに参拝させていただきます」
というお詫びのメールを送りました。

それからすぐにHillaryさんからはメールが来て、
書かれている内容が少し噛み合わない印象を受けました。
どうもHillaryさんは私がメールを送った直後に返信してくださったのですが、
それが何らかの原因でこちらに届いていないようです。

不思議なことですが、それも今考えると必然なのでしょう。
もしあの時Hillaryさんからの返事がこちらに届いていれば、
私は自ら鶴岡八幡宮に行こうと考えることはなかったはずですから。

これも偶然なのかもしれませんが、
Hillaryさんの感想文を上げた3月26日は亡くなった母の誕生日、
熱いメールを書いて送信ボタンを押したのは、その翌日の午前2時過ぎでした。


母から魂の輝きを教えてもらってから16年、
それ以来初めて行きたいと思った神社仏閣、
それが鶴岡八幡宮です。

この思いを大切にしたいと考え、
二ヶ月の時を経て、今ようやっと鎌倉行きを決意しました。
これを機に、自分の人生の様々な局面を振り返り、
お礼を述べ、再確認をしてみたいと考えています。

6月1日(水)から、京都、奈良、鎌倉、東京と回る予定なのですが、
ありがたいことに、すでにこのホームページを通して知り合った5名の方と
お会いする約束ができました。

京都の伏見では男性の方とお会いする予定ですが、
伏見は私が天理教と出合った布教所のあった懐かしい場所です。
もう三十年ほど訪ねたことのない伏見の地を、
少し歩いてみたいと考えています。

1、2日は天理の教会に泊めていただきます。
昨年12月5日、愛しのゆーちゃんの結婚式でもらった引き出物を
忘れてきてたままなので、それを受け取らなくてはなりません。

私が神因縁を誓った場所、天理教教会本部と郡山大教会も行くつもりです。
そして何より大切な、両親の墓参りもさせてもらいます。

東寺は行くべきかどうか迷いました。
東寺は私にとってとても大切な場所ですが、
それは内なる輝きを教えてもらったという意味で大切なのであり、
その場所や仏像を崇拝しないことが、
そこで教えてもらったことを大切にすることだと考えるからです。

そんなことを考えている時に、
ある方から塩をプレゼントしてもらいました。
その塩は地元広島のものですが、
なんと東寺に献上するために造られたものだというのです。

これには驚きましたがサインなのでしょう。
東寺にも参らせていただくことにしました。

そんな奇跡のようなサインはいくつかあり、
いまはやはり行くべき時なのだと感じます。


これは私の最も恥ずべき暗部ですが、
「トイレ掃除は心磨き」にも書いたように、
私には離れて暮らす19歳の娘が一人います。
その娘とトイレ掃除が縁で、一昨年7年ぶりに出会うことができました。

そしてつい数日前、ふとしたキッカケでそれ以来となる2年ぶりの再会をし、
私が両親(娘似とっては祖父母)の墓参りにいくと言ったところ、
娘も一緒に奈良までついてきてくれることになりました。
これにはもう言葉がありません。


3日は新横浜まで新幹線で行き、鎌倉の鶴岡八幡宮を参拝し、
3、4日は大塚にある日本山妙法寺の石橋行受上人のお宅に
泊めていただく予定です。

東京には文明法則史学の志を同じくする親友がいますし、
どんなふうに過すかはまだ決まっていませんが、
その時の状況に応じて、出会いを楽しみたいと考えています。

また旅の様子は随時ホームページにアップしていきますが、
もし私と会って話がしてみたいという方がおられたら、
メールをいただくか、掲示板に書き込みをしてください。
  (旅行中もノートパソコンを持っていきます)


心の旅という言葉がありますが、
このたびの旅は、
私の人生にとってきわめて大きな意味のあるものになると思います。

旅に出るに際し、大好きな三木清の人生論ノート「旅について」を読み返しました。
旅とは漂白の感情である、そして人生もまた ・・・ 。

人生論ノート (新潮文庫)人生論ノート (新潮文庫)
三木 清

新潮社 1978-09
売り上げランキング : 46064

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2011.5.28 Saturday  
ひとつ前へ  ホームへ メニューへ 次へ
Link Free
Copyright 2010 Sakai Nobuo All right reserved.