ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
 ヨガナンダ > スピリチュアル夜話 > 調和



ヨガナンダ



調和

これからはものの時代から心の時代へと推移すると同時に、
形あるものを見る視覚の時代から、
心の動きをも感知する聴覚の時代へと移りゆくものと考えています。

様々な現象も「目に見えてハッキリと分かる」という代わりに、
「音として聞こえてハッキリ分かる」という言葉が、
今よりも多く使われるようになってくるでしょう。

「美波動」の持つエネルギーは、
オーディオ機器の音の変化として顕著に感じることができます。
部屋や人体の気が変わると、
そこで鳴らすティンシャの音がそれに応じて変化します。

音は心の窓であり、
音は深遠なる世界と直結した存在です。


その深遠なる音の世界を追求するということは、
この時空の仕組みそのものを解明し、追い求めることにもつながります。
特にそれが単なる物理現象としての音ではなく、
その音に感情というものをのせた音楽であればなおさらです。

このホームページでたびたびご紹介している
世界一のオーディオ職人であるローゼンクランツの貝崎静雄さんは、
オーディオ機器という機械を通して感動的な音楽を再生させる技術では、
間違いなく世界最高です。
それは本人も自覚されていますし、私もそう確信しています。

貝崎さんが音楽を心地よく再生するために求め行き着いた世界は、
まさにこの時空の神秘をミクロにスケールダウンし、
機器やその配置に体現したものであり、
そこから導かれる『教え』は、
私たち人間が生きるための知恵として大いに活かしていける宝のようなものです。

けれども私たちの感性は鈍ってしまい、
その宝のような発見も、ほとんど人に知られることなく埋もれています。

「完全調和の形」の中で書いたカイザースケールというのもそのひとつですが、
このような偉大な発見が次々と生まれてくるのは、
ひとつの道を追求しているからであり、
その追求している道が、音という深遠な世界と直結したものだからです。


貝崎さんと話をしていると、
その斬新な発想、音から導かれる偉大な発見に、
全身に電気が走るような強い衝撃を受けることがたびたびあります。

貝崎さんはローゼンクランツというブランドで、
独自に開発した数々のオーディオ機器を販売しておられますが、
それと同時に、今あるオーディオ機器のセッティングを微妙に、
それこそ1ミリ単位で移動させたり、ネジの締め付けバランスを
ほんの少し調整することにより、
音を劇的に変化させる技術を持っておられます。

今はその技が熟練の域に達し、
初めて見たオーディオシステムでも、
音を出す前からそこから出るであろう音を頭の中で想像でき、
まったく音を出すことなく、
完璧な状態へと調整することが可能だと語っておられました。

またスピーカーケーブルの長さを調整する時も、
システム全体の音が低音、中音、高音、どこに問題があるかを感じ、
それが最もいいバランスで鳴るようにするには、
どこでケーブルをカットすればいいのかが直感で分かるのだそうです。

これはまるでオーストラリア原住民のアボリジニが、
遠方に狩りに出た仲間とテレパシーで交信したり、
岩に隠れた獲物を透視したりする超能力と同レベルです。
人間の感覚は鍛えればここまで高まるのでしょう。
素晴らしいことです。


ケーブルの長さを調整し、
低音、中音、高音、全音域をウエルバランスにすることもできれば、
好みに応じてどこかの音域を強調させることも、
貝崎さんにとっては直感で思いのままだそうです。

けれどもここでひとつ疑問に思うのは、
ケーブル単体で考えれば、そこには理想の長さというものがあります。

貝崎さんの発見されたカイザースケールで考えれば、
最も宇宙エネルギーと共振しやすいのは、
94.5センチであったり、その倍数や約数であるはずです。
  (宇宙エネルギーと共振しやすいというのは、
   貝崎さん的表現ではないのですが・・・)

しかし実際は様々な周辺機器との兼ね合いを考えて、
あえてその理想の長さから外れる長さにカットすることもあるというのです。

このことについて貝崎さんはこう語られました。

「個というものの理想を追い求めても全体との調和が取れないとダメで、
 理想的な力を持っていても、あえてそこから一歩後ろに下がることにより、
 全体としてのバランスを取り、トータルパワーを高めることもあります」


なんという素晴らしい真理でしょうか。
こんな言葉を聞いた時、私の全身に稲妻が走るのです。


全体との調和が何より大切、
これは言葉や頭では分かりますが、
こういった音の世界の事実として現われてきたならば、
そこには有無を言わせぬ説得力があります。

これは当然人間世界にもそのまま当てはまることでしょう。
ただし人間の場合は、あくまでも主体は自分自身であり、
自分が変われば周りもまたそれに応じて変化をするという面があるので、
少しアレンジをして考えなければなりません。
けれどもこれは、周りのことを顧みず、
「自分の理想」のみを追い求める危険性を示唆してくれています。


かくも素晴らしき音の世界、
私たちも、もっと自分の心の声に耳を澄まそうではありませんか。

2011.5.9 Monday  
ひとつ前へ  ホームへ メニューへ 次へ
Link Free
Copyright 2010 Sakai Nobuo All right reserved.