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二極化

毎日ネットを中心に情報を収集していると、
そのおびただしい量に圧倒されてしまいます。

マスコミは大スポンサーである東京電力に遠慮をし、
原発事故の正確な情報を意図的に流さないといった面がありますが、
ネットはその点中立であり、情報には信憑性があります。
  <福島第一原発の事故後の写真>

このたびの原発事故に対して、
東京電力は「原因は想定外の津波にある」といったスタンスを崩していませんが、
これは様々な情報から鑑みて、100%人災であることは明らかです。

万が一のことがあれば、広い国土を死の土地にし、
多くの国民の命や健康、生活を奪い取ってしまう危険極まりないものを、
まったく無責任な体質と論理で建設、運営されてきたというのは恐るべき事です。

けれどもそのことを、この大きな震災を経験しなければ気づかなかったというのは、
私たち国民一人一人にも大きな責任があると思います。

<原発がどんなものか知ってほしい(全)>



このような愚行を再び繰り返さないためにも、
浜岡原発は即時廃炉にしなければなりません。

浜岡原子力発電所


多くの識者の方たちが、震災以降、
震災や原発事故、放射能に関する有益な情報をネットで流し続けておられます。
その懸命な姿勢には本当に頭が下がります。

私もほんの微力ながら、まさに大河の一滴にでもなればとの思いから、
ここ三週間、かなり力を入れ、このホームページを通して情報発信を続けてきました。

当初はわき上がるような思いから、
次々と頭の中に伝えたいメッセージが浮かんできたのですが、
それがここのところ少し沈静化しています。

それには理由があります。
ひとつは、たとえこのたびのような甚大な災害が起ころうとも、
私たちに求められているものの本質は以前とまったく変わることがなく、
ただそれがより強く、研ぎ澄まされた形で
求められるようになっただけだということです。

ですから、私はもう新たなメッセージなど伝える必要はないのではないか、
ほんの少しそう考えることもあります。

求められているのは、
すべての創造主である自分の内面を見つめる、
ただこれだけです。

そしてもうひとつは、心に抱く思いには波のようなリズムがあり、
震災直後は一気に思いが吹き出したものの、
今は震災で感じた多くのことを胸の中で昇華させ、
それを我が身のものとしていく時期だと感じるからです。

けれども波はひとつではありません。
心の中は様々な波が入り交じっていますので、
これからも情報発信は続けていきます。

情報発信は私にとって最高の学びの場であり、
使命、天命でもありますから。


急速に勢いを増していた時代の流れは、
震災を機に、一気にまた加速度を増してきたように感じます。

それに伴って想念の力も増大され、
私の周りでもシンクロニシティー(共時性現象)が多発しています。
これは多分多くの人が感じておられることでしょう。

スピリチュアル系の本やブログを読むと、
これから開けてくる新しい理想世界は、
人間が想念で抱いたことがすぐに現実化する、
そんな半霊半物質世界であると書かれています。

これは私もそう感じますし、
だからこそ今の時代の流れとして、
想念の持つ力が異常なまでに高まっているのでしょう。


そうなると、当然の帰結としてひとつの現象が生まれます。

それは胸の中に常に不安や恐れを抱き、
実際にそれが現実化したような恐ろしい世界を創り上げてしまう人たち。
そしてそれとは逆に、どんな状態でもその中に光明を見出し、
自らの力で明るい世界を創造する人たち、この二極化です。

人類の近未来は、明るい創造的なものと破壊的なもの、
このふたつしか考えられないと言ったのと同じように、
一人一人に対してもその未来は、
明るいものと暗いもの、
このふたつの極にハッキリと分かれていくのではないでしょうか。

そしてもちろんその選択は、自分自身がするのです。


今は日々たくさんの危機的な情報が流れてきます。
冷静に情報を収集することは大切ですが、
その結果が不安を増大させるようなことになっては意味がありません。

起こってくる事そのものに価値や意味があるのではなく、
それをどうとらえるか、どのように見るのかということに価値や意味が生じます。

今こそ不安や恐怖、様々な感情を手放し、
創造主である自分を深く見つめ、
今起こっている身の回りの出来事は、
自分がそこからどういったものを感じ、学びたいと願ったから創造したものなのか、
そのことを理解してください。


明日の日本がどうなるかは分かりませんが、
歴史の大きな流れは絶対に変わりません。
変えることはできません。

私たちは大きな波を描くように進化していくしかありません。
それが命を持って生まれた私たちの使命であり、
今がその時なのです。

そのことを心から深く信じ、
明るい未来を創造してください。

心で描いたものは必ず現実化します。

2011.4.2 Saturday  
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