ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
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ヨガナンダ



自分を見つめる

心を解放する術(すべ)を知り、
心の中は日々より一層明るく感じられるようになってきました。
これまでスピリチュアルなことをたくさん学んできたつもりでしたが、
今になって再び「心の幼稚園」に入園し、
一からこれまでの人生を振り返っているような気分です。

過去の様々な出来事を思い返し、その時の感情を頭に浮かべ、
それを解放していくのはとても楽しいことです。

身の回りのガラクタを整理するのと同様に、
過去のこだわり、不安、悲しみ、・・・ 心の中で澱(おり)となっている
様々な感情の記憶を手放すと、
これまで見えなかった新たなものが見えてきます。


そして解放すべきは過去の感情だけではありません。
今日一日、その時々の感情も、
手放すべきかどうか、常に見つめるようになりました。

自分を見つめ、その時々の心の動きを知るということは、
己を知るためにとても大切なことですが、
あまり自分を見つめすぎると苦しくなる時があります。

誰でも自分の心の醜い部分からは目をそらしたくなり、
できればそれを正当化し、自分を守りたいと思うのは、
平常心を保つための一種の自己防衛本能です。

けれどもいかなる感情でも解放するその術を知っていれば、
そこから目をそらす必要はありません。
それどころか、目をそらしたくなるような感情と出合った時こそ、
解放し、心をより大きく飛躍させるチャンスです。


外を歩いていて、
「何かいいものが落ちていないかな〜」
と道ばたをキョロキョロ見渡している時でも、
視界の中にきたないものが入ってきたら、
思わず目を背けてしまうでしょう。

解放のテクニックは、
そのきたないものでも自らを向上さす宝にしてしまうのですから、
何事にも一切目をそらす必要がないのです。

解放のテクニックは、
すべてを受け入れ、正面から向かい合わせる心の姿勢を作ってくれます。


そしてさらにその上、
こだわりがなくなって物事を正しい形で見つめることができるのですから、
解放のテクニックは、
身の回りの物事、自分自身を深く、正しく見つめための最高のツールと言えます。

「心の目」が開けてきたのですから、
私の肉体の目、その視力が向上するのも当然のことですね。


お釈迦様の説く八正道の正見、
それに至る道は、こんな身近なところにあるのです。

2010.8.24 Tuesday  
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