二葉山縦走
今日は久しぶりの山登り、冬場はどうしても足が遠のきがちになり、
少々ストレスがたまります。

新規にこのホームページを立ち上げる直前の12月19日(日)、
ここではご紹介できませんでしたが、白木山に登ってそれ以来ですので
約一ヶ月ちょっと振りの山登りです。

今回は山登りといってもほんの近場、JR広島駅の真裏にある二葉山、
それに連なる尾長山、牛田山、この三つの山を縦走してきました。

二葉山のふもとにある明星院まで自転車で行き、ここからスタートです。
まずは手を合わせて道中の無事を祈りました。



ほんの少し登るとグラウンドが見えてきます。



この脇を通り抜け山へと向かいます。



山の中は命の息吹を感じさせてくれる100%自然林、
広島のような大都市の中心部でこんな豊かな自然が残っているのは、
全国でも珍しいのではないでしょうか。

私の知り合い「国際風水学研究所」の中村憲二氏は、この二葉山が世界の中心、
ツボにあたるところだという考えの下、ここで定期的に風水学セミナーを実施しています。

世界の中心、セカチューです。
どうぞ皆さん、ここでしっかりと愛を叫んでください! (^O^)/ アイシテルヨ〜

途中たくさんの樹木に、木の名前と特徴を記した看板がかけられています。



しりぶかがし、二葉山は日本最大のしりぶかがしの群生地、
山には子供たちの大好きなドングリがたくさん転がっていて、
お土産に持って帰るといいかもしれません。(今頃はどうでしょうか・・・?)

少し登って脇道に入ると「大地の岩」と呼ばれる巨石があります。
風水学セミナーでもここでいろいろなことを学ぶのですが、
たぶん古代人が信仰対象としていたものと思われます。



大地の岩からの帰り道、足元のドングリをつい反射的に拾ってしまいました。



その昔、「ドングリはよく炒って食べると栗みたいに甘くて美味しいよ」
と噂で聞いたことがあり、実際にフライパンで炒って食べてみたことがあります。
結果はバッテン、まったく食べられたものではありません。
人生そう甘くはないようです。

さらに進むと山道に大きな倒木があります。



斜めになったナナメの木、名前を「ドンくん」と言います。
(本当にナナメという種類の木らしいです)
’91年の台風19号の強風で倒れてしまい、
今も斜めの状態のまま生きています。

太い幹の真ん中辺りに可愛い顔が見えています。
両目と口、お分かりいただけますでしょうか。



かわいそうな事に数年前、誰かのいたずらで顔に傷を付けられてしまい
ちょっと痛々しい表情をしています。
けどそれでも元気です!

ここからほんの数分で、広島の街が一望できる「太陽の岩」に到着します。



先ほどの岩が大地、こちらが太陽、ふたつセットで陰陽の関係です。

今日は天気がいいですので、遠く瀬戸内海の島もハッキリと見渡すことができます。



この写真は太陽の岩の上に立って撮りました。
真ん中奥に見えている富士山のような山が安芸小富士、似島(にのしま)の山です。

太陽の岩は海側の方角、ちょうど真南の部分が平らな床というか祭壇のようになっていて、
ここで古代人は祈りを捧げ、瞑想をしていたのかもしれません。



昔はこの二葉山の真下まで海だったそうで、
今でもここは感じる人は感じる、ちょっとしたエネルギースポットなのです。

さらに進んでいくと、このような石垣造りの穴が二箇所ほどありました。
どうも機関砲が置かれていた場所のようです。



このもう少し先が仏舎利塔、二葉山の最高標高地点(139m)です。



私は小学生の頃3年半ほど北海道の札幌に住んでいました。
家のすぐ近くに藻岩山という山があり、そこにも白い仏舎利塔が建っていて、
ここに来るといつも三十数年前の子供の頃を思い出します。

仏舎利塔から少し下ったところから次なる山、尾長山を撮りました。



住宅地の中を歩いて行くと、きれいな案内板があります。



十年ちょっと前にも歩きましたが、その時はありませんでした。
案内板があると本当に助かります。
意外と町に近い低山ほど案内表示があまりなく、道に迷うことがあるものです。

尾長山の中腹に寿老園という老人ホームがあります。



ここでは月に一回「おばあちゃんの居酒屋」という催しがあり、
簡単な飲食やカラオケでおもてなしをしてくださいます。
今でもまだやっておられると思います。
また行きますね。(^◇^)ノ

尾長山頂上(185m)から二葉山を撮りました。



標高差46m、けっこう見下ろす感じになります。
ここから県北の山も少しだけ頭の部分を望むことができます。
この時たまたま頂上で一緒になった男性登山者の方が
遠方の山々について詳しい解説をしてくださいました。
山には親切な方が多いものです。

ここから小一時間、ずっと山道を歩くと最後の牛田山頂上(261m)に到着です。



少し移動しただけで見える景色も随分と変わってきます。
ここからはほとんど360度全方位見渡すことができ、なかなかの景観です。

牛田山を自分の家の庭のようにたびたび登っておられるという
グループの方たちと知り合いました。



足元では火を焚いておられます。
昔はここに小屋を建てておられましたが、国有地なので撤去されてしまわれたとか・・・、
なかなか剛の方たちです。(;^_^A

頂上に常設()しておられるトランクの中からアルバムを見せていただきました。



すべて牛田山の写真です。
積もった雪、桜の花、紅葉、子供たちと一緒に・・・、
楽しい思い出がいっぱいの写真集です。

今日は焚き火でお酒に燗をして竹酒で乾杯です。



ふもとから持ってきた竹をこの場で切り、<牛田山>と描かれた焼印を押します。

カンパ〜イ!! パチリ!
さらにお仲間が加わって四名で記念撮影です。



このホームページのアドレスをお教えしましたので、後で見てくださるそうです。
お顔がよく分かるように、この写真だけ特別に大きくしました。 (^-^)

女性の方が
「友達にも教えてあげよう。けど九州から見れるかしら?」
ちょっと心配をしておられました。

大丈夫です!インターネットですから。
広島市内だけじゃなく、九州でもインドでもアフリカでも、どこからでも見られますよ。
パソコンてスゴイっすね。 (^-^)vイエイ

「オニーサン、あんたも写りんさい」
お言葉に甘えて(従って?)私も端っこに入って一枚パチリです。



ちなみに前に掲げている牛田山の看板、この字は<牛田山>の焼印を
たくさん押して書かれたものです。

襟元にはオリジナルの「牛田山バツチ」が、
みなさん牛田山を心から愛する人たちです。

竹酒を何杯かご馳走になりました。
本当に、すごく美味しかったです。
寒い時(頂上の気温は6度ぐらい)には熱燗が一番ですね。
竹の香りもよかったし、山で飲むお酒は最高です。
今日はすごくリッチな気分を味わえました。
皆さん、本当にありがとうございました。 m(_ _)m

この牛田山から牛田の町に下山します。

牛田には印章工房ゆいさんがありますので、ちょこっとお寄りしました。
今話題の「はめはずしはんこ」です。



真ん中の部分が名前、外側のワクが住所と電話番号、
名前のところだけを変えて家族全員で使え、名前と住所、別の色使いも楽しめます。

ご主人の藤原さんと奥さんお二人でのツーショット。



藤原さんは1月23日がお誕生日、
ハッピー・バースデー、おめでとうございます。 ( ^^)/▽*▽\(^^ )
新しく立ち上げられたブログもがんばってくださいね。

ゆいさんからテクテクと街中の道を歩いて約10分ちょっと、
自転車のある明星院まで戻りました。


今日このページで使った写真は25枚、
近場の山でもいろいろとドラマ(?)があるものです。

やっぱり山はいいです。
冬場でも登らなくてはいけません。
寒さに負けない強いからだ作りを、そう誓った今日の山歩きでした。

2005.01.22 Saturday



ひとつ前へ ホームヘ メニューへ 次へ