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2015年11月29日 ・・・ 感謝こそ原点

またまた耳の話で恐縮ですが、
右耳の調子は相変わらず一進一退で、
今現在の右耳の聴力は、左耳の一二割といった程度です。

少し前の調子のいい時は八割方聴力が回復したのですが、
その後どん底の時にはほとんど聞こえない状態にまでなりました。

大ざっぱな波として、
深酒や美食をしたり、寝不足などで生活リズムが乱れると、
耳の調子は確実に悪くなり、
逆に、このページを綴っている今この時などもそうですが、
自分の心に深く焦点を当て、内観をしている時は、
耳鳴りも治まり、耳も少しずつ聞こえるようになってきます。

その変化は驚くほどで、
今さっき、このページを書く前は一二割だった聴力も、
その約三十分後、今この瞬間は三割程度まで回復しています。
突発性難聴の一般的な症状は分かりませんが、
これってすごいことじゃないんでしょうか。


数日前、二日間寝不足が続き、
前日の深酒もあって耳の調子は最悪で、
左耳をふさぐとほとんどまったく音が聞こえない状態にまでなってしまいました。

その日の夕方、体の不自由な友人から電話がありました。
心身ともにかなりひどい状態になってしまったようで、
特に自分が何ができるということもないのですが、
寒空の中、二十分ほど自転車を飛ばして彼の元へと駆けつけました。

男同士ですので、取りあえずは一緒に食事をし、
一杯酌み交わすのが最高のコミュニケーションです。
本当は前の晩に深酒したのであまりお酒は飲みたくなかったのですが、
ビール、焼酎、そして美味しいバーボンを飲みながら二人して怪気炎をあげ、
笑顔で楽しい時を過ごしました。

しっかりと飲みニケーションをして彼の家を出たのは日付けが変わってから、
真っ暗な道を疲労困憊ながらも心地よく自転車を漕いでいると、
しばらくまったく聞こえなかった右耳からほんの少し音が聞こえるのを感じるのです。

心の状態を如実に反映し、
そこから様々なメッセージを伝えてくれる右耳、ミーちゃん、
その彼女(ミーちゃんだから女性ということにしています)の意志、
愛情に心打たれ、一杯気分だったということもあり、
その場に自転車を止め、思わず涙をこぼしてしまいました。


以前も書いたように、このたび右耳が難聴になったことに対し、
不安や恐怖はまったくありません。
その逆に、このことからどんな大きなことが学べるのか、
また他のたくさんの調子がいい身体の部分に対する感謝の思い、
こういったことしか湧いてこないのです。

そしてそういった心持ちになれる自分自身に対して深い喜びを感じます。


「心身への感謝行」でご紹介した工藤房美さんの本を読ませてもらいました。
体に対して感謝の言葉「ありがとう」を唱えることによって、
もう手術もできない状態にまでなった末期ガンを克服された工藤さんの体験は、
きっと難病で苦しむ多くの人たちに対し、
極めて大きな福音となることでしょう。

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工藤 房美

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本当に素晴らしい本だったので、
早速さらに三冊買い求め、
これからいろんな人に紹介したり差し上げたりしたい考えています。
とても楽しみです。


一週間前に書いた前のページで、
『 二三ヶ月前からのセドナメソッドと難聴が起こったことによって、
 心の世界が確実に一歩、とまでは行かないまでも、
 半歩ぐらいは前進できたと感じます』
と書きました。

けれどこの一週間でさらに進化をし、
今は “確実に一歩前進しました” と言えるところまで来ることができました。
それぐらい右耳のミーちゃんは、大きな恵みを与えてくれたのです。


感謝というのはとてつもなく大きな力を持っています。
それは感謝というものが、人間の魂、生き方に直結しているからです。
今回ミーちゃんを通し、そのことをよく理解することができました。

宗教やスピリチュアルな世界では、
多くの共通した真理が説かれています。

  1.足るを知る
  2.今この瞬間を生きる
  3.マイナスイメージを消し去る
  4.己こそがすべての原点、小宇宙

こういたことすべて、
今の自分の状態に深く感謝を捧げ、それが心に染み入ってきたならば、
ごく自然に当たり前のこととして捉えることができるようになります。

今の自分にとっては右耳、
工藤さんにとっては末期にまで至ったがん細胞、
それらに対しても深く感謝の思いが傾けられるようになると、
もう何に対しても不足を思うことがありません。
あるのはただ感謝のみ、これが『足るを知る』ということです。

今の状態に感謝をしていれば、
過去に対して後悔することも、未来に対して不安を抱くこともありません。
今という原点を喜びを持って感じることができるならば、
過去や未来への思いは、大木に生える小枝のようなもの、
それによって今という太い幹が揺らぐことはありません。
感謝の思いがあるからこそ今この瞬間に太い根っこを生やすことができ、
その根っこに太い幹は支えられ、
喜びを持って『今この瞬間を生きる』ことができるのです。

今に感謝をし、喜びとともに生きられたなら、
たとえ未来に大きな夢を描いたとしても、
その対極には不安も恐怖もありません。
今に不満を抱いているからこそ、
たとえプラスの夢を持ったとしても、
その対極に、それが叶わなかった時のマイナスの思いが付きまとうのです。
マイナスイメージは、今という時に対する不足から生まれます。

時間と空間は陰と陽、互いに深くリンクしています。
今というこの瞬間に思いを傾けるということは、
自分という存在の原点に思いを集約するのと同じことです。
感謝の思いは外から与えられるものではなく、
己の内側から湧き上がってくるものです。


このページの最初の部分で、
『 今さっき、このページを書く前は一二割だった聴力も、
 その約三十分後、今この瞬間は三割程度まで回復しています』
と書きました。

あれからさらに一時間近く経ったでしょうか、
今はさらに聴力が回復し、六割ぐらいまでになっています。 ヽ(^o^)ノ
本当に本当に、心と体は不思議な関係です。
そしてミーちゃんの力は偉大です。

こういうことを経験し、さらに感謝の思いは深まります。
これが善循環というものですね。

みなさんも感謝の思いとともに、この善循環を体験してください。
これが魂、生き方の原点です。

2015.11.29 Sunday  
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