|
2013年4月19日 ・・・ 祈 世界和平
幸せの相乗効果というのでしょうか、
ポカポカと暖かい春は、ただそれだけでもほんわか幸せ気分を感じるのに、
ここ最近は「箸置きダイエット」の実践で、
食べ物をよく噛むようになり、
さらにじんわりと体の内から幸せを感じるようになりました。
普段食べ過ぎたりしていない時の体重は、
深夜スーパー銭湯でたっぷりと汗を流した後に測り、76.85キロぐらいです。
これがここ一年ぐらい標準体重として意識している値です。
それが先月はじめにインフルエンザ(らしきもの)に罹り、
一時期食欲が急激に減退し、
体重が4キロも減りました。
その後体調を持ち直し、
体重は一、二キロ元に戻ったのですが、
箸置きダイエットを実践し、また体重が減り始め、
昨日はインフルエンザピーク時と同じ72.85キロになりました。
食べ物をよく噛むことの効用は、体重が減ることだけではありません。
今ハッキリと感じるのは、姿勢がよくなったことです。
体の中心線に力がみなぎり、
自然と背筋がシャンと伸びるのです。
元々歩く姿勢には人一倍注意を払っていたのですが、
それが以前よりもさらに理想的姿勢を保てているのを感じます。
お風呂の中ではいつも半身浴で、
腰から少し上ぐらいまで湯に浸かり、
姿勢をいつも正していてますが、
その姿勢がさらによくなりました。
自分にとってお風呂タイムは貴重な一時です。
ただ汗を流してサッパリするというのではなく、
心身をあらゆる面からリフレッシュさせる癒やしであり、
もっと言うならば鍛錬の場でもあるのです。
<入浴メニュー> <入浴メニュー<2>>
そのお風呂で感じるものと同じ感覚を、
最近は食事をする時にも感じるようになりました。
一口一口深く味わうように食べ物を噛み、
そのひと噛みひと噛みが己の心身の糧となり、
これを通してまた新たな自分を発見できるんだ ・・・ 、
そんなことを感じ、喜び、そして期待をし、
食事をする時間がとても楽しみになりました。
すごく評判のいい健康食品を手に入れたなら、
それを口にする時は期待を込めてワクワクしますよね。
それと同じ感覚です。
本当の意味での健康食品とは、
その食べ物自体に絶対的な意味を持つのではなく、
その食べ物をどの様に口にするか、
どんな思いを持って接するかということにも大きく関わってくるのです。
どんな食べ物でも、しっかりと感謝をし、
よく噛み砕いて味わえば、
あなたにとって最高の健康食品になるのです。
このことは食べ物と関わる上で最も大切な基本中の基本です。
この基本を大切にした上で、
さらに何を食べるのかを考えればいいですね。
順序の理を大切に♪
東洋の理はすべてのものに意味を感じ、
その形からも多くのことを見出します。
先日マクロビオティックの専門家の方から興味深い話をお聞きしました。
西洋人が好んで食べるパン、
その原料となる小麦は二つに割れた形をしており、
だからこれを常食する彼らは対立の思想が強いのだということです。
東洋的な物の見方に縁遠い方は、
こんなことを聞いても単なるこじつけとしか感じられないでしょうが、
それはそれでしかたがないことだと思います。
東洋の思想は西洋の科学とは対極であり、
科学という手法では証明することができません。
自ら感じ取ることしかできないので、
どう感じるかは、その人に委ねるしかないのです。
対立が悪いわけではありません。
西洋的科学で物事を細分化し、
その細分化されたものの差異に注目していくと、
結果として対立した思想・概念・属性が思想の中心となっていきます。
対立は、西洋思想が生み出す必然の帰結であり、
その西洋人が小麦を常食するのもまた必然です。
それに対して東洋、日本は稲穂の文化、
お米を食べる文化ですね。
麦と米、どちらが優れているとは言いませんが、
これからの東洋の時代、
日本人が自らの文化を大切にしていくならば、
どうしてもお米をもっと食べることを考えていかなければなりません。
そのお米の完全体が玄米です。
完全体である玄米は命を持っています。
玄米を水につけておくと芽が出ますが、
精白された部分体である白米からは芽が出ません。
この芽という新たな生命体が、また大きな力を持っています。
玄米を食べていると体の中の生命力が高まってくるのを感じます。
それが発芽した発芽玄米ならなおさらです。
これは一昨日作った炒り発芽玄米です。
食べ物には旬があります。
旬というのは命の法則であり、
その時期に採れた食べ物を口にするのが自然であり、
命にとっても理想です。
今は春、草花が芽吹く季節であり、それはお米にとっても同じです。
宇宙最高(!)の健康食である発芽玄米は、
今が最も旬な季節です。
是非とも今この季節に、発芽玄米の素晴らしさを体感してください。
発芽玄米を宇宙最高の健康食だと考えるのは、
米が日本人にとって最も大切な主食であり、
その主食が最高のエネルギーを保った状態だからです。
そして植物さんの三上晃先生は、
太陽からはパン(小麦)の反応は出ないけれど、
ご飯(お米)の反応は出る。
パンを紙に書かれた数字の上に置いておいても、
そのパンからはその数字の反応は出ないけれども、
米粒を数字の上に置いておくと、
そのお米は数字を記憶し、そのお米からその数字の反応が出る。
お米は宇宙食であり、お米を食べていると記憶力がよくなります。
だから私は朝のパン食をご飯に切り替えました。
と楽しそうに語っておられました。
ちょっと一般の方にはトンデモなさ過ぎる話ですけれどもね ・・・ 。
三上晃先生は、その著書「植物は警告する」によって、
第二回日本トンデモ本大賞(!)を取られました。
けれどここに書かれている、太陽に水かあるという説は、
この本が出版された後で学会で正式に発表されました。
それ以外にも発電方式による電磁波の違い、
その害について述べておられますが、
そのこともいずれ近いうちに認められるものと信じています。
今朝、知り合いとともに広島県立美術館を訪ね、
中国人書家の作品を見てきました。
隷書、行書、骨刻文字、・・・様々な書体で書かれた素晴らしい作品の中に、
世界平和を祈願して書かれたものがありました。
『祈 世界和平』、中国語では、平和は和平となるそうです。
今も世界の至る所で食糧不足による飢餓で苦しんでいる方たちがおられます。
それを救うためにはお米が必要であり、
そのお米が飢餓で苦しむ人たちに届くようにという願いを込め、
米粒の形をした中に『祈 世界和平』の文字を刻み、
印にしたのだそうです。
今の日本で餓死する人はほとんどいません。
お金を持っていれば何でも好きなものを買って食べることが可能です。
けれど食べ物への感謝は生きる上でも最も大切なことのひとつです。
食べるということは、食べ物の命をいただくこと、
そのことを心に刻み込んでください。
そしてその思いを形に現したものが、
食べもに感謝し、無駄をせず残さずいただくということであり、
よく噛んでいただくということです。
『いのちをいただく』
心を込めて「いただきます」「ごちそうさま」を
「いのちをいただく」 ・・・ 印刷用PDF版
2013.4.19 Friday
|