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2013年3月29日 ・・・ 箸置きダイエット

この時期はどうしても花の写真を貼りたくなってしまいます。 ^^☆

毎年桜の時期の少し前、
広島駅近くの聖光禅寺の源平しだれ桃がきれいな花を咲かせてくれます。
このホームページでも何度か写真を載せたことがありますが、
今日の午前中、カメラを抱えてこの桃を見に行ってきました。

源平しだれ桃

赤と白、そして桃色っぽいのも入り交じり、
源氏と平家、しだれた枝振りが美しい見事な源平しだれ桃です。



もうすでに花は少し散り始めていましたが、
それでもこの色とりどりの美しさには圧倒されます。

聖光禅寺の一番奥には立派な観音像が建てられていて、
その後ろの桜の花はほぼ満開です。



他にもいろんなところに桃や桜が咲いていて、
春の一時、たっぷりと目を楽しませていただきました。



桃や桜は三月、四月、そして五月になったらツツジというイメージがあるのですが、
広島市役所の周りのツツジは早咲きで、
一部ですが、すでにきれいな花を咲かせています。



少し小ぶりで可憐なツツジは目に鮮やかで、
気分はゴールデンウイークの頃に一気に飛んでいってしまいます。



明後日の日曜日、その次の日曜日もお花見です。
明後日は見頃でしょうが、その一週間後はたぶん葉桜でしょうね。




お昼ご飯はビジネス街にある料理屋によく食べに行きます。
夜は魚料理を中心としたお酒を飲む店で、
昼は格安の各種定食を出していて、
昼時のピーク時は入り口にサラリーマンが列をなしています。

料理屋ですから出されるものすべてがしっかりとした美味しいもので、
最も安い親子丼は350円、
親子丼の他、具だくさんの豚汁、小鉢、漬け物、それに果物が加わるのですから、
これで繁盛しないわけがありません。

ここのご主人は七十代とおばしき板前さんで、
いつもカウンターの中で包丁を握って魚を捌いておられます。

そのご主人は細身の引き締まった体で背筋がしゃんと伸び、
実に凜とした風情で声にも張りがあり、
ご主人の「いらっしゃい!」という腹の底から響き渡る声は、
どこの席に座っていてもハッキリと耳に届きます。

いつもは淡々と包丁を握って仕事をし、
時折周りの従業員の人たちにハッキリとした言葉で指示を与えておられます。

先日入った間もない二十歳ぐらいの男の子がお刺身の盛りつけをしていました。
その横にいたご主人が彼の仕事に目をやり、
刺身やけんの盛りつけの仕方を手本を示しながら手短に指導しておられます。

特に感情を表に表すことなく、
相手を威圧することも媚びることもなく、
ただ適切な方法を示し伝える、
その何気ない自然な態度を目にして、とても清々しいものを感じました。

その時印象に残ったのが、
ご主人の静かな表情と、力みのないスーッと伸びきった腰から上の姿勢です。


自己を確立しているかこそ、淡々とそして自然に振る舞うことができる。
自分の中に意識の中心があるからこそ、
他人の態度によって自分の感情に波風を立てることがなく、
常に自分の価値観を大切に守ることができる。

大地にしっかりと根を張り、穂の先には豊かな実りを讃え、
風に吹かれてしなやかに揺れ動くことはあっても決して倒れることがない、
そんな丈夫な稲穂の姿とご主人の姿が、
その時の自分の頭の中で完全にひとつになりました。

知育・徳育の基礎となるものは肉体であり体育です。
『教育の基本は立腰(りつよう)にあり』、
その人の身体特性は、その人の精神性と深い関わりを持っています。

体育、そしてその体を育む食育なくして知育・徳育は成り立たない。
インドに行って感じた深い自己の信念を、
しっかりとした身体特性を持つご主人の姿を見て、
あらためて再認識させてもらいました。


食育の大切な要素のひとつに、
『食べ物をしっかりと噛む』ということがあります。

食べ物をしっかり噛むということは、
自分の周りの情報、刺激をしっかりと噛み砕き、その上で本質を見極め、
そして自分の中へと取り入れるということと同じです。

これは深い相関関係があるというよりは、
ほぼ完璧に一致すると言っても言い過ぎではないでしょう。
周りの人を見渡しても、
深い洞察力を持つ人で、食べ物を飲み込むように食べる人は一人もいません。

食べ物をしっかり噛むということはとても大切です。
けれどとても大切であり、
それがその人の生き方さえも表すものであるがゆえ、
噛み方を変えるのは容易なことではないのです。


食べ物をしっかり噛むためには、
食べ物を矢継ぎ早に口の中に入れてはいけません。
しっかりと噛み砕くまで、時間をおかなければならないのです。

時間をおくためには、箸の動きを時折休めなければなりません。

箸を休めるには、箸をいったん手から離すのが一番です。
箸を手から離し、手元に置く時に役立つのが箸置きです。

この箸置きを常に意識し、箸置きを活用することを考え、
食事中は頻繁に箸置きの上に箸を置くようにすると、
自然と食べ物をよく噛むようになります。

お家に箸置きはいくつあるでしょうか。
普段の食事で箸置きはきちんと手元に置いておられますか。



箸置きってものすごくたくさんの種類があって、きれいなものが多いですね。
  <箸置き - Google 検索>

気に入った箸置きいくつも揃え、
その日の気分によって使い分ける、
そうすると食事がより一層楽しくなり、
自然と食べ物もよく噛めるようになります。

ネットで調べてみると『箸置きダイエット』という言葉があるのですね。
これはホント、是非是非おすすめです。

箸置きダイエットで、体も生き方もきれいになりましょう。 (^o^)v

2013.3.29 Friday  
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