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2月26日 カニャクマリ


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今朝はまだ未明の5時過ぎに集合し、コモリン岬の日の出を見に行きました。
今日も学生YMCAの方たちと一緒です。
聖地である岬には、今日も日の出を拝もうとたくさんの人たちが集まっています。



空にはきれいな三日月と星(何星かな?)が浮かんでいます。



全体で見るとこんな感じです。



今日は残念ながら曇り空だとのことですが、
いくら晴天の多いこの時期でも、
水平線の果てまで雲がまったくないということはごく稀でしょう。

また自然というものは、その時の状況によって移り変わるから美しいのです。
今日は今日という一度限りの美しさを楽しみましょう♪

そうこうしているうちに、水平線に浮かぶ雲の上からお日様が頭を現してきました。



たくさんの人がカメラを構え、さかんにシャッターを押しています。
インド最南端という場所、沖に浮かぶヴィヴェーカーナンダ・ロック、
厳粛な日の出の美しさが際立つ、ここはインドでも屈指の絶景です。



ここを訪れる観光客、巡礼者は数多く、
こんなイスラム教(ムスリム)の団体も来ていました。



ここが岩を除いて陸地としては最南端のポイントです。



たくさんの人が海に入っているので、
みんなでサンダルを脱いで波打ち際まで行くことにしました。
ここでも日本人はしょっちゅうカメラを向けられます。
ちょっとしたスター気分です。 ^^☆



あれっ、何か海に向かって叫んでいるぞ。



「お〜い、俺のサンダル返してくれ〜!」
サンダルが波にさらわれちゃったみたいですね。 (^◇^;)



この人たちは何かの儀式かな?
布を手にかざし、それをはためかせています。



コモリン岬は一日中強い風が吹いています。




みんなでボートに乗ってヴィヴェーカーナンダ・ロックに行くことにしました。
大勢の人が順番に並んでいる中に、可愛い女の子たちもいます。
微笑んで手を合わせて挨拶をすると、向こうの恥ずかしそうに挨拶を返してくれます。



インドの子って、その表情、動作のひとつひとつがめちゃくちゃ可愛いのです。
素朴というか純朴というか ・・・ 、
子どもって本来こうでなくっちゃいけないですよ。
インドの子どもから、人間が本来持っている魂の清らかさを感じます。 (^o^)v ・:*:・゜'★,。

コモリン岬近海では、早朝からたくさんの漁船が漁をし、
今は戻ってきて捕れた魚を処理したり後片付けをする時間です。
待合室の壁の隙間からその様子が見て取れます。



たくさんの漁船が並んでいます。
漁師さんたちの仕事は早朝の一時が勝負です。





順番が回ってきて、全員が救命胴衣を身に付けてボートに乗り込みます。
ボートは激しく揺れ、波しぶきが容赦なくボートの中にも入ってきます。
普段広島に暮らし、波のほとんどない瀬戸内海でしか船に乗る機会とがないので、
こんな体験は貴重です。



ヴィヴェーカーナンダ・ロックは、今から百年ちょっと前、
ヒンズー教の聖者ヴィヴェーカーナンダがここで瞑想したことで知られています。
  <ヴィヴェーカーナンダ - Wikipedia>

たしかにここは聖地中の聖地ですね。
気が清らかでとても整い、心地よい空気で心身ともにリラックスできます。



学生YMCAの方たちも気持ちよさそうですね。



ここもやはり強い風が吹いています。



「サカイさんも写真を撮りましょうか?」
と言っていただいたのですが、あまり写真を撮られるのは好きではないので、
ということで遠慮させていただきました。

と、ところが ・・・ 、可愛い女の子たちがいたら話は別です。
さっき写真を撮った女の子たちが一緒のボートに乗ってロックに渡ってきています。



ということで、彼女たちと一緒のところを写真に撮ってもらいました。 (^o^)v



この子たちはここタミルナド州の東隣のケララ州から来ているそうです。
彼女たちからもたくさん写真を撮ってもらいましたよ♪
ハッピーです♪♯



今回は初めて詩人ティルヴァッルヴァルの像のある隣のロックにも行きました。



ところでこのティルヴァッルヴァル(Thiruvalluvar)という偉大な詩人の名前は、
日本人にはきわめて発音しにくく、また覚えにくいですね。
インドでは時折こういう言葉があって困ります。
ただでさえ記憶力がよくないのに ・・・ 。 (#+_+)



ボートに乗って元の乗り場に戻ってきました。
今もたくさんの人が順番待ちをしています。
インドの女性服の色は鮮やかできれいですね。



続いては岬のすぐ横にあるガンジー記念館に行きました。



入り口でサンダルを脱ぎ、中に入ります。
するといきなりガイドのおじさんが早口でまくし立て、
強制的かつ一方的に施設の展示物の案内をしだしました。



彼の話す英語の中には時折日本語が入り、
「ガンジーの遺灰を海に流した・・・」なんてことを言い出すのです。

このめっちゃ濃いおじさん、六年前にもここで強制的にガイドをされ、
後でお金を要求されたことを覚えています。
そこで隙を見て彼ら一行から離れ、
一人入り口のあたりをうろついて時間つぶしをしました。
元々人から説明を受けるというのが得意ではありませんし ・・・ 。

後で聞いてみると、最後に一人100または200ルピーのガイド料を取られたそうです。
日本円にすると喫茶店でコーヒーを一杯飲む程度の金額で、
笑い話で済ますことのできるものですが、
インド人にとって五名から手に入れた700ルピーは大金で、
労働者一日分の日当にも相当します。



何事も経験です。
今回は学生YMCAの方たちと行動をともにすることで、
一人旅とはまた違った体験をすることができました。

それを予定してインドに来たわけではないのですが、
行き当たりばっ旅、偶然の出会いを楽しむのも旅の醍醐味です。

このたびもインドでは、深くそして広く、
いろんなことを楽しみ味わうことができました。
感謝です♪



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