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2月25日 カニャクマリ


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今朝のホームもいつもと変わらぬ朝を迎えています。
乾期である今の時期はほとんど雨が降りません。
ほとんど絞ることなくビショビショに濡れた洗濯物も、夕方にはきれいに乾いてしまいます。



子どもたちは写真が大好きで、
過去に撮ってもらった自分たちの写真をとても大切にしています。
小さな証明写真のようなものもあるのですが、
それらは何度も手にとって見ているため、
ちょっとくたびれた感じになっているものも多々あります。

ジャスピンという18歳の女の子が、
自分の写真を洗濯物と一緒に洗ってしまって全部ダメになってしまったらしく、
ブラザーの持っている写真をプリントして欲しいと何度も頼んでくるのです。

写真をプリントするのは簡単ですが、
一人の子にだけするというわけにはいきません。
それでずっと断り続けてきたのですが、あまりに可哀想なので、
昨日これまで撮った彼女の写真を二十枚ぐらいプリントして渡してあげました。

これは六年前、初めてこのホームに来た時に撮った写真です。
後ろ側真ん中の子がジャスピンちゃん、控え目で、とても気立てのいい子です。



その時に他の女の子たちの写真も一緒にプリントして渡し、
そうなると今度は男の子たちも ・・・ と言うことで、男の子たちも女の子たちもみんな、
とにかく全員の、一人一人の写真、そしてグループ写真を撮ることにしました。



キチンと写真を撮ってプリントするよと伝えると、みんな気合いが入りますね♪



スメラを持ってホームの中をうろついていると、
スギルタンから声をかけられました。
「サカイは三つのホームすべてを回ったけれど、
 それぞれのホームでどんな違いを感じたのか、
 その感想を正直に話して欲しい」
とのことでした。

三つのホームはそれぞれ環境が異なり、
一日のタイムスケジュールも微妙に違い、
子どもたちの接し方にも違った雰囲気を感じるのですが、
それを言葉で、しかも英語で伝えることはきわめて困難です。
誤解を与えてはいけないので、当たり障りのない言葉でその場を流しました。

どのホームも水面下では様々な問題を抱えているらしく、
そんなこともスギルタンはストレートに話してくれました。

それから二、三十分後、今度はチェンナイホームのオーナーであるスレッシュから
声をかけられました。
そして投げかけられた言葉がさっきのスギルタンとまったく同じ、
それぞれのホームで感じたことを教えてくれというもので、
スレッシュにそのことを話し、二人で笑ってしまいました。

外国人という外の立場で、
それぞれのホームにある程度の期間滞在していたのですから、
その感想を聞きたいのは当然かもしれません。
また彼らがホームの運営に、日々試行錯誤しているということでもあるのでしょう。


礼拝の時間、今日もみんなで礼拝堂に集まりました。



学生YMCAのメンバーたちも、子どもたちの中に入ってお祈りします。
彼らはみな真面目なクリスチャンで、
宿舎の中では夜遅くまで聖書の勉強会をしているそうです。





子どもたちは一緒に遊んでもらおうと、懸命に彼らにくっついています。
嬉しそうな表情ですね。 ^^☆



空手を習っている彼女が型を披露しています。



みんな空手が大好きですので注目の的なのです。 ^^☆



記念写真もたくさん撮りましょう♪



二人は双子ですね。
このホームにも兄弟姉妹がたくさんいます。







いい遊び相手ができてよかったね。 (^o^)v



下の写真後ろに写っているのがジャスピンです。
彼女はもうすぐ卒業し、学校の寮に入って看護師の資格を取るそうです。



彼が昨日サンダルを磨いてくれました。



今日はこの子のお母さんがホームに来ていました。



この写真、可愛いな〜♪
昨年彼女からもらった小さなアクセサリーは、今も家の机の上に飾られています。








今日も子どもたちと一緒に学校に行ったのですが、
省エネルギーを心がけ、なるべく歩く距離を少なくするよう努力しました。
それでもほぼ一時間近く歩きづめで、やっぱりくたびれました。 (#+_+)
子どもは元気だな〜。




ホームに戻って少し休憩した後、
学生YMCAのメンバーたちとともにホームから車で十分ちょっとのところにある、
マザーテレサの施設を見学に行きました。
マザーテレサの施設はインド全土にあり、
ここはカニャクマリのブランチ(支店)です。

施設には知的に障害を持ったたくさんの方が生活していて、
ここには成人男性の方たちばかりが集まっています。
写真後ろ向きに写っている人は絵を描くことが好きで、
とても上手な絵を描いておられました。









ホームを管理してるマネージャーの方からいろんな話をお伺いしました。
施設には地元からの寄付も寄せられているとのこと、
インドでは、宗教と社会福祉活動は一体となっています。



施設の玄関です。
マザーテレサの絵は、さっきの男性が描いたものです。



ここも緑がとても豊かです。
椰子の木が生い茂り、夾竹桃もきれいにその花を咲かせています。
環境に恵まれた南インドは、ただそこにいるだけで心が豊かになる気がします。



ちょうどお昼ご飯の時間に差し掛かりました。
障害の程度によって食べ方は様々で、
中にはほとんど自力で口に入れることができない人もいます。



この人たちの食べるという生きる上での基本動作を目の当たりにし、
生きることの厳しさ、意義深さを感じずにはおれません。
価値観の大きく異なるインドで、さらに生き方の異なる人たちを見て、
 ・・・ もう言葉がありません。


夕方になるとホームに子どもたちが帰ってきました。
二人の若者は、日本の百均で買ったフリスビーを持ってきていました。



これは楽しいですね♪
男の子だけではなく、女の子たちも大喜びです。
百均のフリスビーは激しく扱うとすぐに壊れてしまうようですが、
彼らの子どもたちとの接し方を見て、勉強になる点があります。

その他にもガムテープを持ち歩き、
そこに子どもたちの名前をカタカナで書き、
ワッペンのように子どもたちの服に貼り付けていました。
子どもたちは誇らしげに喜んでいますし、
子どもの名前が日本語ですぐ分かるから便利です。
いいアイデアですね。 ^^☆


日暮れ迫る頃、スギルタン夫妻と今日も結婚式に参列です。
海沿いの景色のいい道を沈みゆく夕日を眺めながら車で四十分ほど走り、
目的の結婚式場に着きました。



会場ではバンドの生演奏に合わせ、大記念撮影大会が行われています。



インド人はホントに写真が好きだな〜♪



会場では、一目で外国人と分かるのは自分一人です。
スギルタンにはいろんなところに連れて行ってもらいましたが、
「お前はなんで日本人の友だちがいるんだ?」
とよく聞かれるんだそうです。

スギルタンは「サカイは親友(close friend)だ」とよく言ってくれます。
これからもインドとは深いつながりを持っていたいので、有り難い限りです。

そして恒例の食事タイム、今日はお皿がバナナの葉っぱじゃありません。



メニューの中で、鶏の唐揚げも美味しかったのですが、
タマネギ(ベンガーヤン)サラダがとても新鮮で甘みのある口当たりで最高でした。 ^^☆
鶏の唐揚げとベンガーヤンサラダはよくセットで出てきます。
この二つのコンビネーションは最高です。

インドの食事はパワフルですが、
ついつい美食しすぎてしまいます。
もっともっと果物やベンガーヤンサラダのようなローフード(生食)を摂りたいですね。

健康第一、こうして旅を楽しめるのも、健康で体力があればこそです。 (^o^)v



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