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5月17日 インド夜想曲


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今朝はなぜか外から音楽は聞こえず、
しっかり熟睡し、朝食の時間に30分も遅れてしまいました。
今朝はアッパー、二枚だけ取って食べていたら、すかさず一枚追加され、
またその上に食パンも勧められてしまいました。



インドの食パンは美味しいのです。
カレーをつけていただきます。



食後は部屋に戻って朝寝をします。
なぜ朝寝はこんなに気持ちいいのでしょうか?
朝は蚊がおらず、風が心地よく、蒸し暑さも夜中より和らいでいるような気がします。
また朝寝をするから夜中寝られないのでしょうね、
けれどもその時々での体が喜ぶことをしたい ・・・ インドにいての実感です。

11時過ぎから自転車に乗ってコッターラムの町まで出かけます。
水くみ場に置かれた色とりどりの壺たち。



インド人にとって宗教はとても大切なものです。
クリスチャンであるこの八百屋さんの店先には、
いつもキリストの像が掲げられています。



インドの店、家、車の中、あらゆるところに神様関連ポスター等のグッズは、
必須アイテムです。
インド旅行をされる方は、インドの神様を紹介した本を持って行かれるといいでしょう。

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いつものネットカフェには、今日はちびっ子たちが来てパソコンの勉強をしていました。



今日もここで一時間過ごし20ルピー(40円ちょっと)です。
最後に「何時間使ったのか?」と聞かれました。
時間は自分で記入する自己申告制のようです。
初めて知りました。

大急ぎでホームに戻り、ランチをいただきます。
自転車屋さんは後回しです。



ランチの後は昼寝をし、3時頃からまたいそいそと自転車を走らせます。



再びコッターラムの町へ、これが昨日立ち寄った自転車屋さんです。



私の顔を見ると「チューブか?」と聞いてきました。
ここのおじさんは英語がほとんど通じません。

タイヤチューブを交換して欲しいことを伝えると、
お金を持ってチューブを買いに行ってしまいました。 w(*゚o゚*)w
在庫ゼロ、カンバン方式です。



おじさんはほんの二、三分で戻ってきました。
すぐにチューブを交換するのかと思ったら、
まずは買ってきたチューブにパンクがないかをチェックします。 (☆o☆)
インドでは、新品のチューブでも安心できないのですね。



これまで使っていたタイヤはたしかにひどいことになっています。
たまたま店に居合わせたおじさんが、
パンク修理の跡をひとつ、ふたつ、・・・ とタミル語で数えていました。
 




手際よく作業をしてくれて、工賃はチューブ代込みで105ルピー(約220円)でした。
私のためにわざわざ紙に105と数字で書いてくれました。
ここ南インドでは、外国人だからぼったくられてるなと感じたことは一度もありません。
買い物をするのも安心です。
インドを旅するならやっぱり南インドですよ。 (^o^)v

快調になった自転車でカンニャクマリを目指します。
途中の建築現場でまたウオッチングです。
この子どもさん連れのお母さんは、砂を網の上に載せ、
小石を取り除く作業をしていました。



ここではコンクリートの攪拌作業はミキサーを使います。



採石や砂をかいたりする作業はスコップではなく、
ほとんど鍬のようなものを使っています。
インド人は体力があるからノープロブレムなのでしょう。

それにしてもいつも思うのですが、
素足、サンダル履き、素手、半ズボン、・・・ こんなので強アルカリのセメントを扱って、
肌が荒れたりしないのでしょうか?
これは慣れとかたくましいうんぬんの問題ではないと思うのですが ・・・ 。

上で作業している人たちも手を振ってくれました。 ヾ(´ー`)ノ



セメント袋は相変わらずインド仕様の50キロです。
  (日本では、近年軟弱化した日本人のため25キロ詰めになっています)



カンニャクマリに着くと、ロックアイランドに行くボート乗り場は長い行列ですが、
今日は少し待っても乗ってみることにしました。



けれども乗り場のゲートのところまで行くと、何かトラブルがあったらしく、
ゲートは閉じられ、待っていた人はパラパラと帰って行ってしまいました。



後で分かったのですが、午後の乗船時間は3〜5時ということでタイムアウトでした。



町はまた何かの祭りの準備のようです。



いろんな電飾が取り付けられています。
インド人の電飾好きは徹底してます。



このバナナも飾り付け用でしょう。
インドでは、バナナは飾り付けには欠かせないものです。



ジャスミンの髪飾りも、ここでは買う人が大勢います。



コモリン岬は今日も大勢の人で賑わっています。
今日は風がとても強い日でした。



私は歩くたびにサンダルのバンドのところが腫れやかさぶたになったところに当たり、
今でも結構ヒリヒリとして痛いのです。

それでも店をいろいろと周り、
食料品を売っている店で、ナッツを二袋買いました。
昨日買ったブランデーのおつまみです。 ^^☆



椰子の実は、緑、黄色、そして黒いもの、こんな種類があるのです。



いろんなところにある神様の看板ですが、
この真ん中の人(?)は目がとても可愛らしいのが印象的でした。
たまに異常に可愛い神様を見かけます。 ^^☆



自転車を走らせ、
これまで出会った人、写真を撮った子どもたちとすれ違うと、
必ず声をかけ、手を振ってくれます。
日に日に地元に溶け込んでいくような気がします。

コッターラムの町でライターとマンゴージュースを買いました。



ライターは、部屋にある蚊取り線香に火を点けるため、
価格は10ルーピー(20円ちょっと)、日本だと5倍すると言うと驚いていました。
マンゴージュースはいつものように25ルピー(50数円)、
これは日本だといくらだと聞くので、100ルピーだと答えておきました。
天然マンゴーの甘みは果物の王様だと思います。

今日買ったピーナッツは10ルピー(20円ちょっと)、
カシューナッツは30ルピー(60数円)です。



インドのピーナッツは、少し小粒で丸っこい形をしています。
カシューナッツは茶色い薄皮が付いていて、それをむいて食べるのです。
どちらも素朴で自然な味で、とてもグッドです♪

カシューナッツの皮をむいていると、
昨日見たブロイラーが殺されて羽根をむしり取られる様を思い出しました。 (>_<)
私たちは何を食べるにせよ、命をいただいていることには変わりがありません。

食後の楽しみがあるので、夕食はかなり軽めにとりました。
誰も周りにいなかったのでセーフです。



ナッツを食べ、ブランデーを飲み、そして時折水を口にし、
久し振りに本格的な飲酒の時を楽しみました。
ブランデーは、一本飲むとビール大瓶二本ぐらいのアルコール量で、
一人で飲むにはちょうど適量です。

日本では、お酒を飲みながらネットを見たり、いろいろ “ながら” で楽しむのですが、
ここインドでは、他に何もすることがありません。
ネットはないし、部屋は裸電球一個で薄暗いのです。

けどこういった雰囲気もまた楽しめなくてはいけませんね。
ただボーッとしていると、いろんなことが頭に浮かんできます。
まずはやはり日本に帰ってからやりたいこと、
異国の地にいると、今まで日本でやって来たことが、
すごく自分の固定概念の枠内に押し込められたことばかりだったような気がします。

そしてもうひとつは現在最も力を入れているトイレ掃除のこと、
この素晴らしさを、もっと自らの行動で広く伝えていきたい、
今まで感じてきたことを、より分かりやすいように言葉にしていきたい、
そんな思いが泉のように湧いてきます。

たまにはインドでの飲酒もいいでしょう。
インドという非日常で、飲酒という、そのまた非日常を味わい、
また何か頭の中でひとつ開けてきたものを感じます。

三木清の「人生論ノート」の旅について、
「旅とは漂泊の感情である ・・・ 」、
非日常の中の漂泊感が旅であり、非日常があるからこそ、
日常が、鮮明にその意味合いを浮かび上がらせてくるのです。

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