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5月9日 スコール


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今朝はめずらしく重い雲が空一面を覆っています。
けど暑いのには変わりありません。
これまで何度もいろんな人から「暑くないか?」と尋ねられましたが、
私は暑いのが好きですし、まったく何ともないのです。
それにどんなに暑くても、風が当たると気持ちいいですよ。 ^^☆

朝食はイドゥリー、見た目通り、口当たりがよくてフワフワです。



自分で三つ取って食べようとしたら、
スジーブからもうひとつ取れと言われ、四つ取って食べていました。
すると途中でまたひとつお皿に勝手に追加するんです。



ビニさんにも、食べている最中にスジーブがお皿にすかさがイドゥリーを追加して、
なんだかブイブイ一悶着やっていました。
けど結局はビニさんは少しだけ食べ残し、それをサッとスジーブのお皿に載せ、
テーブルを足早に去っていきました。

なんでインド人って人にたくさん食べさせるのが好きなのでしょうか? (^o^)

外には新しい英国車が鎮座していました。



「ナンバープレートがないですね?」と聞くと、
「新車だからだ♪」とのことでした。
そしてこれで外を走っていましたが、本当に問題ないんでしょうか? (;^_^A
  (当然後ろ側にも付いていません)

上の写真では、スギルタンの顔が黒くつぶれてしまっていますが、
肌の黒いインド人を写真に収めるにはなかなか苦労します。
自動露出で他のところに露出を合わせると、
顔が暗くなり判別できないようなことがよくあり、
スナップ写真なども露出を変えて何度か撮り直したりしました。

今日は日曜日で礼拝の日なので、
二週間前に行った教会に少しだけ立ち寄りました。



本当は今日もまたスジーブの友人たちと一緒にドライブをする予定だったのですが、
勘違いして他の車で礼拝に付いてきてしまったのです。
スギルタンの話す早口の英語は、まだ100%は理解できません。 (>_<)

迎えの車でホームに戻りました。
ホームと教会はすぐ近くです。













遅い朝食を取るスジーブの友人たち。
今日も彼らと一緒ですが、多忙なスジーブは不在です。



彼らと一緒に二年前にも訪れた「Padmanabapuram Palace」という
17世紀に建てられた古の宮殿へ。



ここはタミルナド州の隣のケララ州にあると思っていたのですが、
スギルタンから聞くとそうではないようです。
ネットがあるとすぐ調べられるのですか、今はオフラインでこの日記を書いています。
もう一週間もネット環境から遠ざかり、日記をアップローできていません。 (T△T)

それにしてもインドの観光地は、
なぜ外国人に対しては法外な入場料を取るのでしょうか。
出合うたびに腹が立ちます。 ヽ( ゚Д゚)ノ



現在の為替相場は1ルピー=2.1円ぐらいでしょうか、
インド人の大人25ルピー(50円ちょっと)に対して外国人は200ルピー、8倍です!

一昨年のインド日記を読み返してみると「1ルピー=3.2円ぐらい」とありました。
円はルピーに対してより一層強くなっています。
円が強いとは、strong と表現していいのでしょうか?
ちょっと会話の時に戸惑いました。

相変わらず、人が写真を撮っている写真を撮るのが好きなのです。 ^^☆



ここも古代の美しい紋章、図柄がたくさんありました。







解説パネルが随所にあり、四つの言葉で書かれています。
英語、タミル語、ケララ州の言葉マラヤーラム語、ヒンズー語です。



ケララ州のローカルラングウェッジは、マラヤーラム語で合ってますでしょうか?
これもネットもガイドブックもないので調べられません。
普段当たり前のようにあるものの大切さを身にしみて感じます。 (^∧^)









風通しの悪い宮殿の中を歩いているだけで汗だくです。
外に出るとお店が建ち並んでいて、
インド名物ココナッツジュースで喉を潤します。



このチョコアイスもこれまで何本も食べました。



味は日本のものとほとんど変わらないですね。
ただ少し小ぶりです。

土産物屋もたくさん並んでいます。



ジャックフルーツの大きさにはいつ見ても圧倒されます。



宮殿の次は、滝で有名だというティルペラププというところに向かいました。
駐車場に着くと、みんな滝に入る意欲満々で、車で着替えをしています。
私もつられて駐車場の目の前の店で半ズボンを買って用意をしました。 (^^ゞ

自然の滝かと思ったら、人工的に作られたもののように見えますが、ぢうなんでしょう?



滝に近づいていくと人の多さにビックリ、
ちょっと入る気がうせてしまいます。



滝の横にはプールがあり、深緑の水の色が印象的です。



ちょっと躊躇したのですが、やっぱりせっかく来たのですから、
私も一緒に滝に打たれることにしました。



色が白くてかっこ悪いです。
青いパンツがさっき買った安物(50ルピー、100円ちょっと)で、
パンツから染料の青い液体がしたたり落ちてきました。
そのくせ茶色く焦げたようなシミが何カ所にもあり、
そのシミは落ちないのですからトホホです。
使い捨てパンツでしょうか?

水の温んだ滝に打たれるのは、ただただ気持ちよくて爽快です。
身も心もすっかり清められるようで、とてもいい体験でした。
ただし口の中に入ってくる水は、ちょっとだけ苔っぽかったですよ。 (^^;)

この子は最初男の子かと思ったのですが、
ピアスをしているし腕輪もしているし、女の子ですね♪



写真を撮らせてもらっていろいろ話しかけていると、
お母さんが新しいビスケットをこの子に持たせ、
「このおじちゃんに渡してあげなさい」みたいなことを言ってました。

なんか日本と同じですね、笑っちゃいます。 (^o^)v
ありがとうございます。
美味しくいただきました。

この滝はよく見ると、入るところが男女別々になっているみたいです。



ひとしきり遊んだ後は再び車を走らせ、
町のあまりきれいではない食堂で昼食をいただきました。



ホント毎回同じものばかり食べています。
インド人の食生活の保守的なのには感心します。

味は高級なところのものとさして変わりはありません。
ただこの後出てきたチキンが、
いかにも古い油を使って揚げましたみたいな真っ黒焦げだったのが気になりました。


店を出た直後から小雨が降り出しました。
数日ぶり、久し振りの雨です。

雨は次第に勢いを増し、いかにもスコール、豪雨といった感じになってきました。
この後吊り橋を見に行くことになっていて、
現地の駐車場でしばらく車に乗って待機していたのですが、
いつまでたっても止みそうにありません。



結局車の中で30分ほど待機して、
吊り橋のあるところの駐車場では、各自傘を持ってトイレに行っただけで、
タイムアウトで引き上げてしまいました。

けどなんでインドの公衆トイレって、
あんなに汚いのにお金を取るのでしょうか。
観光地やバスターミナルといった公共の場所のトイレであるにも関わらず、
浮浪者然としたおじさんおばさんが、領収書を渡すことなく、
1ルピーや2ルピーを要求してきます。
まったく持って不思議なシステムです。


車を走らせて2、30分ほどしたら雨は止んできました。
今日の雨はいつもより長めで激しいものでした。

そして止んだと思ったのも束の間で、
また再び激しい豪雨が降り出しました。
彼らはいよいよチェンナイに向けて帰らなければなりません。
バスターミナルのあるナガラコイルに着いた時には、
ものすごく激しい大雨で、
その大雨の中、彼らが走り回ってパスに乗る手配をしていました。



傘は車に備え付けてあった一本しかなく、彼ら全員がずぶ濡れです。
最後に彼らの一人が傘を返しに来てくれて、
「サカイ、シーユー」と言ってくれた時は、
自分でも少し驚くぐらいしんみりとした気持ちになりました。

彼らとはまったく縁のない外国人の私が二日間行動をともにし、
言葉もなかなか通じないので、
言葉でメッセージを取り交わすことは少なかったのですが、
たぶんスジーブと同じ27歳前後であろう彼らから、
インドの子どもたちみんなが持つ素直な伸びやかさの延長線上のものを感じました。

彼らもスジーブと同じ、IT関係のマスターコースを終了した生徒たちなのでしょう、
大国インドの将来を担う基盤である彼らから、
底知れぬパワーの一端を見た気がしました。


激しいスコールで、道路は冠水状態です。



インド人たちの持つ傘は小ぶりで、みんなびしょ濡れです。
スコールは一時ですし、濡れても南国ではすぐに乾くので問題ないのでしょう。



大雨で、いつも路上に散乱しているゴミも洗い流され、
坂道の下の交差点なんかに集積されていました。



激しいスコールも2、30分で収まり、
道は冠水したままですが、
インド名物四人乗りバイクもノープロブレムです。



スコールの激しさを、今日は体でよく分かりました。
けどスコールは一時ですし、
南国は濡れたって風邪を引くことがないしへっちゃらです。
その点は日本の長雨と比べるといいですね。
少しうらやましく思います。


ホームに戻り、洗濯をし、シャワーを浴び、
虫さされの箇所には薬を塗ると、本当に気分爽快、リフレッシュです。 ^^☆

定時8時、いつもの夕食です。



一応インドでもローフードということで、
なるべく食事の前に果物を食べるよう心がけてはいます。
  (バナナの皮が見えますよね♪)

それと日本の健康食ということで、
とろろ昆布を大量に持ってきていて、
これもなるべく食事前に食べるようにしています。

お陰様で今日までとても健康ですね。
どこに行くにも何をするにも、すべては健康であればこそ、
健康な体、ただただ感謝の一言です。 (^o^)v



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