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5月10日 カトリックマリッジ


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今日の朝食はアッパー、イドゥリー、食パンです。



この食パンがものすごく美味しい♪
ほんのり甘い味わいがあって、何をつけなくても最高です♪
少し断面積は小さめですが、
この美味しさで15ルピー(30円ちょっと)とは泣かせます。



今日はカトリックの結婚式に連れて行っていただけるとのことなので、
外で出発を待っていました。

夜中部屋で寝ていると、
時折、バサーッ、あるとはゴトーンという音とともに椰子の葉(枝)や椰子の実が
高いところから落ちてくる音が聞こえます。
それを担いで一カ所にまとめるおじさん。



おじさんは落ちているのを集めるだけではなく、
落ちそうなのを引っ張って落としていました。
私もやってみましたが、一見落ちそうでも、しぶとく残っているものは、
思いっきり力を入れてもなかなか落ちません。
あんまり踏ん張りすぎて、尻餅をついた上に葉っぱが落ちてきたら怪我をしかねません。
何事も熟練の技が必要です。



ホームを出発、
すぐ近くにある踏切が、今日は珍しく遮断機が下りています。



無表情で佇む踏み切り番のおじさん。



列車が轟音とともに通り過ぎます。



インドの列車は長大で、たぶん二十両ぐらいは連結していると思います。
毎回数えようと思って忘れてしまいます。
列車が通った後は、踏切の前後のレールの上に赤い旗が立てられ、
踏切が開放されていることを列車に表示します。

車で一時間ちょっと走ったタッカレーというところの教会が、
今日の結婚式会場です。



楽団の音楽に合わせ新郎さんがやって来ました。





今日は知り合いの知り合いということなので、
写真を自粛して撮るようスギルタンから言われているので、
少し控えめモードです。



先日のプロテスタントの教会と比べて彩りや装飾がきれいなように感じました。
これは一般的な傾向なのでしょうか?







外で二人の門出を祝っている新車です。



今は結婚シーズンらしく、
町でこういった飾られた車をよく見かけます。



カトリックの二人にも、インドの神様が祝福します。
これはインドの神様の中でも人気No.1のクリシュナ神です。



式が進行している間、私は相変わらず子どもウオッチングです。 ^^☆







きれいな花嫁さんですね。
おめでとうございます。 (^o^)v



式が終わると、長い間昼食の順番待ちです。

食堂の上におられる、たぶんキリスト様(かな?)、
ちょっと気さくな感じがします。



車の頭のところに飾られた「Praise The Rord」、
神を讃えよ、という意味でしょうか、いろんなところで目にします。



こんな岩を重ねた竜宮城風の教会施設も何カ所かにありました。
何か意味があるのでしょう。



けどトイレはやっぱりこの状態。 (>_<)



さすがに教会のトイレは入場無料です。

ホームで仲良しになったジェニファーちゃん(左端)、
その右隣が顔がそっくりの妹さん。



周りは兄弟の人たちと右端がお父さんかです。

ジェニファーちゃんは私が気に入ってくれたのか珍しいのか、
たびたび私に「サッカ〜イ、カ〜ム♪」と声をかけてくれて、
家族や友人を紹介してくれたり、
お兄さんの一人を引っ張ってきて、
「彼が外国のコインを集めていて、日本のコインが欲しいと言っている・・・」
なんて語りかけてくれます。 ^^☆

私も手慣れたもので、例のタミル語のテキストを開きながら、
いろいろと片言のタミル語を話すと大受けしました。
けどテキストに書かれたカタカナの発音表記はおかしなところが多々あり、
それをその場で直そうとボールペンを取り出して書こうとしたところ、
ノック式ボールペンの先っぽが壊れて、
中身がバネと一緒にピョ〜ンと飛び出してしまいました。

「メイドインジャパンが壊れた!」と私が大げさに言うと、
お兄さんの一人が「それは中国製じゃないの?」
と言い、みんなで大笑いです。
中国製の評価は、インドでも低いんですね。

食堂の建物の二階に集会施設があり、
その奥に新郎新婦が座っています。



その目の前で踊りのアトラクションが行われています。
こんなのが楽しくていいですね。 ^^☆



長く待った順番が来て、私も食堂に入りました。



いつものメニューと同じですが、辛さがほどよく、食べやすい感じです。



二人も食事をしに降りてきました。
幸せそうですね。 (o^∇^o)ノ



ジェニファーちゃんが赤ちゃんを抱いています。
私も抱かせてもらおうと思いましたが、強烈にいやがって私のところに来ようとしません。
異人さんは怖いのですね。 (;^_^A



もう少し大きめの子を、私が無理矢理抱きかかえました。
かなり嫌がられています。
喜ぶ子もいるのに、難しいお年頃です。



祝福に来たのか、遊びに来たのかよく分かりませんが、
取りあえず教会での行事が終わり、
車が来た道を引き返していきます。

途中道ばたの椰子の実を売る店で椰子の実をひとまとめで買いました。





そして喉を潤すためにジュースを飲みます。



このおじさんは、スギルタンの奥さんの一番上のお姉さんの旦那さんです。
さすがの私も、少しずつ理解できてきました。



このおじさんが飲んでいる赤いジュースがメチャクチャ美味しいのです。
椰子の実のパームジュースに得体の知れない、
南インドではとてもポピュラーな真っ赤な液体を入れるのです。
堂々「無果汁」と表記されていますが、
この香りが最高です♪♪



あんまりこのシロップが美味しいので、
感激のあまり「コンジョン、コンジョン♪」と言って追加してもらいました。
コンジョンとは、タミル語で「ちょっと」を表すとても便利な単語です。
このジュース、極楽度120%です。 (^o^)v


スギルタンの奥さん、奥さんの兄弟、旦那さん、お母さんたちは
みんなお母さんの住むご実家で降りてしまい、
私は一人ジオンプラムのホームで休憩します。

ジオンプラムのホームと奥さんのご実家は歩いて5分ほどの距離で、
結婚式のレセプションに出かけるまでの4時間ほどを
ジオンプラムの荷物を置かせてもらっている部屋で休みました。
こちらの部屋の方が設備も整っていて横になっても楽ちんです。
ほんの少しの環境の変化が疲れを癒すのには大きく関係してくるのですね。
けどここはインドですから、基本的にはどんな環境でもノープロブレムです。

ホント、インドにいてたらそんな感覚になってきましたよ、
どんな環境・条件でも、与えられたもので100%満足する、
それが幸せに生きる上での基本ですもんね。 ^^☆

ただジオンプラムに戻るのが分かっていたら、
自分のパソコンを持ってきてネット接続したかったです。
次回はそれができるようお願いしました。
まあそれも条件が適えばの話しです。
果報は寝て待て、ネット接続できる日も、ぐっすり寝ながら待ちましょう。 ^^☆


6時半にジオンプラムを出発し、
一行は近くのナガラコイルの町のレセプション会場へと向かいます。



一階の会場には新郎新婦さんが舞台に立ち、
プロの写真・ビデオ撮影班に写真とビデオをバチバチ撮られてました。



私も舞台の下から写真を撮ろうとしたら、
新郎さんに舞台上から撮るよう手招きしていただきました。 ^^☆
嬉しかったですね。
けど外国人のカメラマンがなぜここにいるのか不思議がられなかったでしょうか?

途中停電(計画停電、パワーカット)があったりしながら、
二、三〇分下の会場にいて、その後は上の食堂に上り夕食です。



また例の激辛マンゴーチリです。 (☆o☆)



ちょっと恐る恐る食べてみましたが、
これはさほど激辛ではなく、なんとかすべて食べきることができました。

今日の食事昼夜ともに辛さはほどほどで、
全体的に食べやすくて美味しいものでした。

今日はカトリックの結婚式でした。
私はカトリックとプロテスタントの違いを、ここ一年ぐらいの間に、
ほんの少しだけ分かるようになりました。
カトリックは、十字架に張り付けになったキリスト様がいるとか、
マリア様を信仰するとか、聖職者は結婚しないとか、
そんな程度のことです。

けど今日カトリック結婚式に参加し、昼夜と食事を食べ、
その食べやすかった食事の内容から、
なんとなくカトリックの方に親しみを覚える自分を発見しました。

食事は生きる上での大切な糧ですが、
その内容で宗教自体の印象までをも左右してしまうのですね。

生理的感覚は思考をも凌駕する、
これは自分を含めて人間というものを見る上で、
とても大切な知っておくべき事柄ですね。

やっぱりインドは人間の原点を見つめさせてくれます。 (^o^)v



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