トイレ掃除は心磨き
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***  トイレ掃除感想文  ***


トイレ掃除活動に参加して

一般財団法人 国づくり人づくり財団
広島支部 支部長 山崎和良
http://www.kunidukuri-hitodukuri.jp/


 今回、初めて参加させて頂きましたが、参加前と参加後では大きな気持ちの変化があり、様々な気付きを頂きました。

 当日は広島では珍しく、朝から吹雪という天候で、しっかり防寒着を着込んだうえ、トイレ掃除という事なので、取りあえず軍手を持参して向かいました。掃除を始めるにあたり、先川さんから「軍手は使わず素手で」と小さなタワシを渡され、便器の外側、内側、排水部を綺麗になるまで、ひたすら磨くと教えて頂き、少し戸惑う気持ちになりました。
 正直、家のトイレでも素手で掃除する事はなく、更に床や壁は、しっかり素手をついて踏ん張って磨き上げるという事で、必然的に防寒着では動きにくいため、脱いで薄着で掃除をする事になりました。正直、これは大変な活動に来てしまったと感じていました。
 先川さんから、便器が見違えるくらいピカピカに輝くと、誰にも使わせたくない気持ちになると聞き、教えて頂く方法で磨き上げていきました。そのうち、いつのまにか、一心不乱に掃除に没頭していました。
 ふと、今まで何気にトイレを使用して、汚す事もありましたが、水洗だから、誰かが掃除するからと、気にも留めていませんでした。そのくせ、汚れたトイレに入ると、不快で腹立たしい気持ちを抱き、矛盾した自分勝手な考え方が、恥ずかしくなりました。
 誰もが嫌がる汚れた場所を、一生懸命に掃除して頂いた方々の、“清潔にして少しでも気持ち良く使って欲しい”という“願い”にも似た“思い”に気付かせて頂き、これからは綺麗にする側に変わろうと感じました。
 無心になる事で、自分勝手な生き方を振り返る事も出来て、寒さも忘れて、むしろ温かい気持ちになりました。
 掃除を終えてピカピカな便器や床・壁を前にして、感動で胸が一杯になり、本当に誰にも使って貰いたくないという愛着さえも感じました。
 
 私達の所属している国づくり人づくり財団の木原理事長には、見える物と見えない物の両面を大切にし、『ありがとうございます』の感謝の心で、他人や社会のために奉仕する事が、人間本来の姿だと教えて頂いています。このトイレ掃除の活動についても、その精神は感謝と奉仕だと痛感しました。
 こういう事に目覚めた人達が、決起して行動を起こす事が大きなうねりとなり、少しでも世の中を良くして行けるよう、私自身も献身して参りたいと思います

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