ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
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ヨガナンダ



領域

バイロン・ケイティは説いています。世界にはたった三種類の領域しかないと。
それは私の領域、あなたの領域、神の領域。

神という言葉は「現実」を意味し、
現実こそが世界を支配しているという意味で神です。

その中で唯一自分でコントロールできるのが自分の領域であり、
そこから離れ、本来コントロール不可能であるあなたの領域や神の領域を
コントロールしようとするところから苦しみが生まれます。

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最近この言葉が頭の中で常に渦巻いています。
私の性格は、エニアグラムでいうところの典型的なタイプ2、愛を与える人です。

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人に愛を与え、無償の奉仕をするのが大好きで、
人の苦しみを我が事のように共有することができるのですが、
その反面、自分と他人との境界が曖昧で、
自分がよかれと思ってしたことは、
相手もそれを感謝の気持ちで受け入れるべきだと考える傾向があります。

これはエニアグラムを学び、
自分の性格特性というものを知ってから、
随分改善されるようにはなってきましたが、
まだ性格の中にタイプ2固有の悪い面が残っているのを感じます。

全部で9つあるエニアグラムの性格特性は、
どれもいい悪いはありません。
それぞれいい面があり、そして悪い形で表出する面もあり、
それを知った上でどう対処するかがエニアグラムの知恵です。


自分の領域、あなたの領域、神の領域、
この三つの領域をうまく考えて生きていくことができたなら、
どんなに楽になるでしょう。
今の私にとっての大きな課題です。

外で誰かが自分にとって気に入らない行動を取れば、
「ああ、あの人は今、自分の領域の中で生きているんだな」
そんな風に考えるようになりました。
またそうするように意識しています。


人の考えていることはなかなか理解できません。
これは一般的な男女の考え方の違いを大げさに表したコピペです。

女『車のエンジンがかからないの…』
男『あらら?バッテリーかな?ライトは点く?』
女『昨日まではちゃんと動いてたのに。
  なんでいきなり動かなくなっちゃうんだろう。』
男『トラブルって怖いよね。
  で、バッテリーかどうか知りたいんだけどライトは点く?』
女『今日は○○まで行かなきゃならないから車使えないと困るのに』
男『それは困ったね。どう?ライトは点く?』
女『前に乗ってた車はこんな事無かったのに。
  こんなのに買い替えなきゃよかった。』
男『…ライトは点く?点かない?』
女『○時に約束だからまだ時間あるけどこのままじゃ困る。』
男『そうだね。で、ライトはどうかな?点くかな?』
女『え?ごめんよく聞こえなかった』
男『あ、えーと、、ライトは点くかな?』
女『何で?』
男『あ、えーと、エンジン掛からないんだよね?
  バッテリーがあがってるかも知れないから』
女『何の?』
男『え?』
女『ん?』
男『車のバッテリーがあがってるかどうか知りたいから、
  ライト点けてみてくれないかな?』
女『別にいいけど。でもバッテリーあがってたらライト点かないよね?』
男『いや、だから。それを知りたいからライト点けてみて欲しいんだけど。』
女『もしかしてちょっと怒ってる?』
男『いや別に怒ってはないけど?』
女『怒ってるじゃん。何で怒ってるの?』
男『だから怒ってないです』
女『何か悪いこと言いました?言ってくれれば謝りますけど?』
男『大丈夫だから。怒ってないから。大丈夫、大丈夫だから』
女『何が大丈夫なの?』
男『バッテリーの話だったよね?』
女『車でしょ?』
男『ああそう車の話だった』


こういったことってよくあるな〜、と思われた方も多いかもしれません。
このコピペを紹介しているページでコメントをしたほとんどの男性は、
男の言おうとしていることを理解しない女性が、
わがままで勝手な奴だと非難していたのですが、
その中で、これは女性が暗に男性に迎えに来ることを求めているのだ
という書き込みがあり、
なるほど、と思わずうなってしまいました。

異性の心理はなかなか分かりません。
そういうこともあるのかもしれないですね。
勉強になりました。

そう考えると、女性の言動に対する苛立ちも少しは癒されます。
こうして相手の真意も分からず、
相手に対してただ苛立ちを募らせていることも多々あるのかもしれません。


私の領域、あなたの領域、神の領域、
この三つを上手く分けて考えるには、
人生の様々な経験が必要です。
それは言うなれば、「大人の領域」なのかもしれません。

私たちの心を乱すのは、現実に起きていることではなく、
起きていることに対する考え方である。
             〜 ギリシャの哲学者 エピクテスト 〜


2011.11.23 Wednesday  
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