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ヨガナンダ



交錯する波

広い大宇宙にあまた存在する銀河がみな渦を巻いているように、
私たちがいるこの三次元宇宙は、
ひとつの時間軸に沿った循環という波によって律せられています。

波には銀河のように大きなものから
原子の中を飛び交う素粒子のような小さなものまで、
その大きさは様々であり、循環(振動)の周期も異なります。

自然の法則として、大きなものの循環周期は長く、
小さなものの循環周期は短くなります。
紐におもりをくくりつけて振り回す時、
紐の長さは短いほど回転は速くなり、
弦楽器は張力が一定ならば、
弦の長さが短いほど音波の振動周期は短くなり、
音程が高くなります。

大きな循環周期の中に小さな循環周期がすっぽりと飲み込まれることがあります。
地球の一年という大きなリズムの中に四季があり、花の開花、渡り鳥の飛来、
季節の営みに応じたたくさんの自然現象が地上を彩っています。

これらはすべて地球の自転という同一のリズムによって形作られているため、
そのリズムがシンクロ(同期)するのは当然のことです。

けれども潮の満ち引きのように月の公転リズムによって循環するものは、
年や日といった地球の自転によって導かれるものとはシンクロしません。

循環サイクルを生み出す元となるものが違えば、
それらの波は独立した動きをし、複雑に交錯するものです。


地球上における人類の歴史は、地球の自転周期とシンクロし、
800年に一度東西の文明がその覇権をバトンタッチし、
今は西の文明から東の文明へと主流が移りつつある転換期前半です。

この法則性は文明法則史学によって明らかにされました。
東西ふたつの文明によって生命の基本構造である二重らせんを描き、
その一周期1600年間に東西の文明それぞれが覇権を担い、
その期間が易の八卦に通じる800年間、
一周期の中にそれぞれ陰陽の八卦があるというきわめて美しい形をしています。

この大きな文明サイクル(CC、Civilization Cycle)の中に
SS(Social System)、社会秩序と呼ぶ地域文明が誕生し、
このSSは、ひとつのCCの中に三つか四つ存在し、
ひとつのSSが東西文明の転換期をまたぐ場合があり、
CCとSSは完全には同期していません。

何十回でも同じことを言いますが、
文明法則史学は、個人のインスピレーションに基づく法則に、
史実をこじつけるように当てはめたものではありません。
発見されたのは故村山節先生ですが、
その後多くの研究者たちが検証を重ね、理論を深めていったものです。

文明法則史学の説く歴史の生命学に誤りはありません。
ただこれまでの断片を寄せ集めただけの歴史学とはまったく世界が異なるので、
学会は目を背け、公に認めようとしないだけです。
ですから当然反論は一切ありません。
できるはずがないのです。
文明法則史学は真理ですから。

我が友である文明法則史学のSSを徹底的に検証したU氏によると、
これからはじまる東洋の時代、それを明るいものとすることができるかどうかは、
東洋の盟主となるべき日本が、その新しいSSを築くためのa点を、
2020年までに作れるかどうかにかかっていると語っていました。
a点とは、SSという大きな文明社会を作る出発点となる地点、出来事です。


今時代のきわめて大きな転換期を迎え、
これから人類はどのような道を歩むのか、
アセンションというものが本当に起こるのか、
もし起こるとしたら、それはどのようなものなのか。

スピリチュアルなことに興味を持つ100%の人たちが、
そのことに注目しておられることと思います。

私ももちろん深い関心を持ち、そのことについて日々考えてはいるのですが、
これはいくら考えても答のでるものではありません。

私には未来を予知する霊的能力はありません。
けれどもこれまでの知識と経験、文明法則史学で学んだことから、
これから数十年の間、
人類は有史以来かってないほどの
大きな変貌を遂げるであろうということは理解できます。

もし多くの人が語るアセンションということが真実であれば、
それは宇宙の運行リズムに大きく影響されたものであろうと思われます。

西洋占星術は、太陽や他の惑星、星座との位置関係から導かれます。
さかんに言われているフォトンベルトは、
我々の住む太陽系が、銀河系の光子帯を通る時に起こるであろう現象です。

ネットを調べるといろんな情報と出合います。
インドの聖者カルキ・バガヴァンは、

地球では5,000年のサイクルと26,400年のサイクル、そして65万年のサイクルがともに2012年に終結します。これは非常にまれな出来事です。そこで、古いものが絶え、新しいものが生まれます。それが一つ。もう一つは、宇宙の一生は274億年。その間に膨張、収縮を繰り返していますが、その半分の137億年が、ちょうど西暦2012年にあたると言われています。ですから、宇宙はこれから137億年続くわけです。現在はその中間点です。

2012年は、
@65万年のサイクルが終了する。
A2万6千4百年のサイクル(カルパ)が終える。
B5万4千年のサイクル(カリユガ)が終える。
C宇宙創生の中間点(137億年)である。つまり、あと137億年で宇宙は消滅する。


と語っています。

アセンションは2012年12月22日、
マヤ歴の終わるこの日を境に地球は大きく変ると言われていますが、
実はマヤ歴の終わるのはこの日ではなく、
2011年10月28日だという説もあります。

それを唱えたのはスウェーデンの科学者、カール・ヨハン・コルマンで、
彼の作った「コルマン・インデックス」という意識の変化(進化)のカレンダーによると、
このカレンダーダーはビッグバンが起こったとされる164億年前に始まり、
2011年の10月28日に完結するのだそうです。
  <『2012年』再考A 卵の中のKI☆MI>

第一サイクル 164億年前に開始〜2011年10月28日終了
多細胞生物の発生
ビッグバンによる宇宙の形成から体細胞生物へといたる進化の過程

第二サイクル 8億4000万年前に開始〜2011年10月28日
哺乳類の発生
多細胞生物が進化し哺乳類が発生する過程

第三サイクル 4100万年前に開始〜2011年10月28日
社会単位としての家族の発生
哺乳類が人間へと進化し、さらに社会単位として家族が発生する過程

第四サイクル 200万年前〜2011年10月28日
部族の発生と道具の使用
家族を超えたより大きな社会集団である部族が形成される過程

第五サイクル 10万200年前〜2011年10月28日
農業と宗教の発生
多くの部族が共有する文化の誕生

第六サイクル 5116年前〜2011年10月28日
さらに大きな単位としての国家の形成
複数の部族を包含しその上位に立つ国家が誕生する過程

第七サイクル 西暦1755年〜2011年10月28日
インターネットとグローバルエコノミーの発達による
国家の枠を超えた全地球的な意識の形成

世界経済の発展と通信手段の発達にともない、国家の枠を超えて
地球規模のネットワークがつくられる過程

第八サイクル 1999年1月4日〜2011年10月28日
物質を超えた意識の発生

統合の原理が左脳の分析的な知から右脳の直観的な知に移行し、
物質に限定されない宇宙的な意識が出現する過程

第九サイクル 2011年2月10日〜2011年10月28日
人類の意識進化の最終局面

マヤカレンダーの最終段階。人類の意識が完成するとされる


すべてのサイクルは同一点で収束し、
ワンステップずつ深化していくのような形になっています。


もしアセンションというのが真実であれば、
これまで人類の歴史を形作ってきた地球の自転リズムと、
それとはまた異なる宇宙リズムの大きな波が、
同時に地球に来ていることになります。

地球リズムの意識の変容だけで、
それは十分アセンションと呼ぶにふさわしい変化が起こるでしょう。
それに宇宙リズムの何かが加われば、
想像を絶するようなことが起こることも十分に考えられます。

地球のリズムと宇宙のリズムは複雑に交錯し、
見たところ100%は一致していなくても、
どこか根底に、何らかの法則性でもって通じるところがあるように感じます。

今の私にはそれらの関係について明確に答えることはできません。
けれども近いうちにそのヒントが明らかになってくるような気がします。


大宇宙すべての神秘は、
小宇宙である私たちの内なる世界に秘められています。
ただそれを見つめていれば、不安は何もありません。

2010.10.4 Monday  
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