ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
 ヨガナンダ > スピリチュアル夜話 > 間違いのないもの<2>



ヨガナンダ



間違いのないもの<2>

毎日ネットでいろんなサイトを見ていますが、
本当にすごい時代になったなあと感じています。
アセンション等最近話題のスピリチュアルなキーワードで検索すると、
膨大なページがヒットします。

RSSリーダーを使っていくつか興味あるキーワードでブログを見ているのですが、
日々更新されるそれらすべてを見ることはとてもできません。

宇宙人、霊的存在、そういった地球人類以外のところから
メッセージを受けておられる方も多いのですね。
それらすべてが同じことを言っているわけではないのですが、
大きな傾向というものがあり、自分としても納得できるものも多く、
参考にし、かつ学ばせてもらっています。

けれどもこれだけすごい情報があふれていると、
いかにいい情報を入手するかということよりも、
その情報の洪水に溺れないようにすることの方が大切です。

前項で今は知識よりも経験、知恵が大切だということを書きましたが、
現在いろんなところで広まっている地球外存在からのメッセージ、
あるいは宗教で神からの言葉とされているものも同様ですが、
そういったあまりにも突出したメッセージは、
頭で素晴らしいと感じることはできても、
体の底からその価値を理解、納得することは不可能です。

だからそういったものを信じたり受け入れたりしてはいけないとは言いませんが、
それらはあくまでも己の外の言葉であり、
外から与えられた知識の世界に過ぎず、
一歩間違えば最も大切な自分を見失ってしまう危険性があるということを
心得ておくべきでしょう。

これは善悪の問題ではなく、
そういった傾向のものだということです。
そしてこれまでの金属の時代は、
そういった外部の大きな力でひとつの方向に人々を導く方法が
重要だったということも事実です。


これからは一定の形を持たず、
すべてのものと柔軟に溶け合う水の時代です。

外の権威ある力に自分の価値観を依存し、
そこから知識を得ることの弊害が大きく顕在化してくるでしょう。
そしてその反対に、自らに内在する知恵を用いて、
すべてに通じる真理を見つけていくことができるようになってきます。

水がそれを入れる器の形に合わせて自らを変化させるように、
普遍的な知恵は、すべてのものに通じるのです。



外部と接する表面的な知識より、
内在する知恵を大切にするべきです。

真理は外から説かれるのではなく、
自らの様々な体験を通して知恵としてわき上がってきます。

真理の源は、知識ではなく知恵です。
言葉で表現できる理論ではなく、
言葉に表すことのできない感覚の中にあります。

神と呼ばれるような超越した存在からのメッセージ(言葉、理論)ではなく、
身の回りの自然の中にこそ真理がある、
私はそう信じています。

本当は “信じている” のではなく、 “確信している” と言った方が正確です。
これは思想や宗教ではなく、
理科の授業で習う科学法則と同じく
自然から導いた理論であり真理だと考えているのですが、
ほとんどの人にはそのことは理解していただけないことと思います。
けれども今の段階ではそれも致し方ないことだと思っています。


これまで自ら感じ取ってきた時空の法則を
自分自身のスピリチュアルな歴史とともに、
昨年「我が魂の遍歴と新しい時代の理」というひとつの文章にまとめました。

私の文章力が稚拙でまとめ方が下手なのか、
ほとんど反響らしい反響はいただけなかったのですが、
私が導いた法則は誰かが必ず伝えなければならないことであり、
これから時代が深まるにつれ、
きっとこのことを理解してくださる方が増えてくるであろうと信じています。

その中で、
私がこういった法則を導くことができた条件として五つのことを上げました。

・ 真理を知りたいというあくなき探求心
・ そこで知り得たものを多くの人に伝えたいという情熱
・ 神因縁に導かれた多くのスピリチュアルリーダーの方たちとの出会い
・ 文明法則史学から学んだ生命の本質
・ 天から与えていただいた高い論理的思考能力と分析力

本当はこれにもうひとつ加えたいと思うことがあるのです。
それは、私が超能力者ではないということです。

現在いろんな人たちがチャネリング等の手法を通して
外部からのメッセージを受けとっておられますが、
私は二十年ほど前に一晩だけ透視能力、予知能力に目覚めたことがあるものの、
そういった能力はその時一晩限りで、
目に見えない存在からメッセージを受けとることは一切できません。

もしそんなことができていたとしたら、
その能力を追い求め、研ぎ澄まそうと努力し、
そこから得られたメッセージを絶対と考え、
自らの五感で自然の中にある真理を求めようとはしなかったはずです。


私が自ら導いた法則を間違いないものだと確信しているのは、
それを導く元となったものが、
過去の歴史、素粒子のようなミクロの世界からマクロ的大宇宙に至るまでの
大自然そのものであり、
超越した能力を持つ聖人、超能力者、教組、また宇宙存在、神、
そういった外部存在からの理論、メッセージ、教典ではないからです。


『自然には間違いがない』、
これは真理であり根本原理です。

そして私たち人類は長い魂の進化の歴史を経て、
ようやく新しい水の時代を迎え、
自然そのものから普遍的な真理を感じ取れるまでに成長したのだと思います。

数年前から私のサイトのトップページには、
ページ案内以外は、このアントニオ・ガウディの言葉だけを載せています。

  自然にあるものこそが素晴らしい、我々はそこから学ぶだけである。

これがすべての真理の根本を物語っているのではないでしょうか。


外部からのメッセージを信じてはいけないのではありません。
それもとても大切な意味あることです。
けれどもそれと同時に、
それと同等かそれ以上に自らの内なる世界を見つめるべきであり、
自分の内と周りの自然を見つめるだけで真理が分かる(感じられる)
ような時代になったということを理解していただきたいと思います。

私はそこから真理を導き人様に伝えることが天命ですが、
これは心構えさえあれば誰しもができることです。

自分の内、自然をひな形にしていれば、
間違った道に進むことがありません。

我々が神と讃えていたものは大自然、時空そのものであり、
それを律している真理は実にシンプルであり美しく、
その真理、法則そのものが愛なのです。

2010.9.13 Monday  
ひとつ前へ  ホームへ メニューへ 次へ
Link Free
Copyright 2010 Sakai Nobuo All right reserved.