スペースクリアリング
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切り捨てる

切り捨てるって語感があまりよくないですね。
まだ使えるものを自分の都合でバッサリと ・・・ 、そんなイメージがあります。

これまでスペースクリアリングについていろんなことを書いてきました。
最近は断捨離の方が言葉として一般的になってきましたが、
ものを手放すことの大切さは、
ここ最近急激に多くの人たちに認識されるようになってきたことを感じます。

スペースクリアリングのことを人前で話題にすることもよくあり、
ものを手放せないのは過去への執着と未来に対する恐怖である、
また手放すのは、手放すことが目的ではなく、
本当に自分にとって大切なものを見定め、
大切なものだけを残し、身近なところに置き、
それに意識を集中させることが真の目的です、
こんなことを話させてもらいます。

けれどもこれは頭で分かって実行できるものではなく、
少しずつ実践を積み上げ、体感し、初めて分かるものです。


誰にとってもそうでしょうが、
貧乏性の私にとって、まだ使えるものを手放すことには大きな勇気が必要でした。

けれどもそれができるようになったのは、
その方が手元に残すものを活かすことができ、
また手放したものも、使うことなく置いておくよりも例えゴミや灰になっても、
それが新たなる生命を得たとして
喜んでもらえると実感できるようになったからです。

ひとつひとつが小さな実践と内的感覚の変化の積み重ねです。


このたび ひろしまカンボジア市民交流会 のホームページを作ることになり、
昨日、そのトップページを飾るFlash を作りました。
まだ完成はしていないのですが、
素材として適当な写真を何枚か選び出し、
それを一定の大きに決めたサイズでカットしていきます。

その写真のほとんどは、昨年私がカンボジアを訪ねた時に撮ったものですが、
大きさは2464×1632ピクセル、横を1とすると縦が0.66の大きさです。

それに対してFlash の大きさは700×290ピクセル、横1に対して縦0.41と設定したので、
横のサイズをピッタリに合わせて縮小したとしても、
縦を最低37%はカットしなければなりません。

自分がいいと思って構図を決めた写真を、
縦方向を三分の一以上カット(トリミング)してしまうのはとても心苦しい作業です。

けれども実際にトリミングしてみると、
本当に大切な部分のみがクローズアップされ、
トリミングされた写真もそれはそれでなかなかいいのです。
まるで新たな写真に生まれ変わったかのようです。

実際にその内の何枚かの
トリミング前とトリミング後の写真を見比べていただきましょう。

ひろしまハウス落慶法要




ひろしまハウス三階 原爆展




ひろしまハウス二階 大人向けの英語、日本語教室




ひろしまハウス二階 子どもたちの学習風景














ひろしまハウス一階 子どもたちに昼食を提供




いかがですか、
縦方向を少しカットすると、カットする前より密度感が増してきますね。

カットした部分が余分なところというわけではないのですが、
情報は絞り込んだが人を引きつける力があるように感じます。


私たちの身近なものでも同様です。
限りある人生、密度の濃い人生を過したいですね。


ひろしまカンボジア市民交流会 ホームページ現在リニューアル中です。
  http://hiroshimahouse.com

下に元サイズのFlash を貼っておきます。(制作中のもの)
このページ用にループ再生するように設定しています。

2012.1.26 Friday



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