深入山登山 |
広島県内いろいろあれど、私の最も好きな場所は、戸河内、芸北、 自然豊かなあの一帯です。 今日は軽トラをお借りして、中国山地の「自然の楽園」に 足を伸ばしてきました。 県北の戸河内、芸北、あたりは、今が紅葉の見ごろだということです。 本当にすごくいいところです。 山の深さ、豊かな自然林、空気の透明感、 私にとっては、最も自然と一体感を感じる土地です。 県北へ向かう途中、可部にある山崎歯科医院を訪ねてきました。 歯の治療を受けに行ったわけではないのですが、 山崎先生、知る人ぞ知る、歯の噛み合せ治療の名医です。 戸河内の方へ足を運ぶのは本当に久しぶりです。 昨年11月、可部線が廃線となった最後の月以来です。 あの時は可部線(正確には可部〜三段峡区間)が廃線直前ということで、 列車は超満員、三段峡駅を下車すると上空にはヘリコプターが飛び、 たいへんな賑わいでした。 今日も三段峡駅まで行って三段峡を歩こうと思っていましたが、 現地を目の前にした直前で方針変更、 深入山へと向かうことにしました。 山好きの私としては、どうしても「高い頂上」への魅力は捨てきれません。 昨年は三段峡駅から深入山頂上まで歩いて往復したのですが、 所要時間最低6時間はかかります。 今日は午後からも予定がいろいろとあり、 残念ながら長距離歩行は断念して、直接の山行きとしました。 深入山のふもと、「いこいの村広島」に到着です。 このあたり、確かに紅葉がきれいです。 けれども今年は強烈な台風の影響で葉っぱが痛み、 すでに枯れてしまっている木も数多く見受けられるのが残念です。 いこいの村広島、一回500円で入れるきれいなセラミック温泉があり、 売店、自販機、ゆったりくつろげるソファーもあり、 宿泊もでき、とてもいいところです。 山登りの後の温泉、最高です。 私は回数券を持っています。(*^-^) 缶ビールの自販機もありますが、 夏場でも冷え具合抜群です。(*≧◇≦)ノ□ 一度宿泊もしてみたいものです。 建物のすぐ横が、深入山の登山道上り口です。 歩きやすい整備された登山道を登っていきます。 ここは冬場はスキー場となり、 登山道はその真横に作られています。 今はススキの穂が生い茂り、秋の風情を感じさせます。 ここは毎年春に山焼きが行われるからか、山肌に大きな木がほとんどなく、 ほとんどどの場所からでも美しき山並みを望むことができます。 少し早足で登りましたが、約30分で頂上に到着です。 今日は紅葉シーズン、晴天の土曜日ということで、 頂上は2、30人の人がおられます。 3歳ぐらいのちびっ子からかなりのご年配の方まで、深入山は登りやすく、 景気が抜群にいい山ですので、どなたでも気軽に楽しむことができます。 頂上は360度、広い広い大自然の山並みを見渡すことができます。 大自然、宇宙との一体感を感じます。 この写真に写っているのは聖湖です。 ここから三段峡へと水が流れて行きます。 ここで一番のお楽しみ、お弁当タイムです。 またまた愛用のガスコンロを取り出します。 「本日のスープ」は「永谷園のあさげ」です。 わざわざお湯を沸かして飲むスープやお茶と、 ポットで持っていったものとでは、まったく味が違います。 作る過程で一手間かける、一種の儀式のようなものですが、 これが味に彩を加えてくれます。 茶道の精神も、こういったものなのでしょうか。 帰りは来た道を引き返します。 下の方まで行くと、いこいの村の駐車場には、たくさんの車が停まっています。 登山道入り口あたりでお弁当を広げている家族も 何組か見受けられます。 今日は秋晴れ、ポカポカと暖かく、まさに行楽日和といったところです。 いこいの村でお土産を買い、帰路に着きます。 途中、紅葉のきれいなところが随所にあります。 加計を過ぎたところで、 道沿いにきれいに咲いたコスモスを見つけました。 秋の花は、なんとも儚(はかな)い色で可憐です。 道路の向こうに見えているのが、廃線となった可部線の線路と橋脚です。 いつかこの線路が再び使われる日が来るといいのですが。 帰り道、植物さんこと故三上晃先生のお宅にお伺いし、 お線香をあげさせていただきました。 今は奥様が広いお家に一人暮らし、 今日はご長男さんとご一緒に畑の草取りに汗を流しておられました。 しばし思い出話に華が咲きます。 裏山に柚の木があり、立派な柚がたわわになっています。 ちょっと枝のトゲがチクチクと痛いのですが、 高枝切りバサミをお借りして、柚をたくさんもがしていただきました。 もぎたては、とてもいい香りです。 その日のうちに知り合いに配り、みなさんに大変喜んでいただけました。 たくさんのお土産、ありがとうございます。 お母様、これからもお元気で!!(⌒o⌒)/~~ 2004.11.06 Saturday |